本日より 56歳

 


 

KDDIの携帯電話網がダウンした。

あろうことか、週末のデートでは、カノジョのスマホは圏外となっていた。

現代に、このようなことが起こり得るんだなぁ・・ と、ウソのような事実に思う。

サイバー攻撃によると思われるが、国防的にはソレを理由にすることはできぬ。

安からぬ料金設定をしておいて、電力や通信をオイソレとダウンさせられては、

ナンのための国策による優遇なのか・・ 癒着の意味がアリャシナイ。

 

もしかして、そろそろ刺激が必要だった、とか?

 

社会主義(ごつごうしゅぎ)のプーちんやシューチャンにしても、勢力争いの相手

が必要である。 レッドチームどうしが争えば、ただの命と資源の浪費になる。

しかも、科学や技術の進歩は、ほとんど進みはしない。

下手なプライドは捨てて、ご都合について、もっと真摯に向き合うべきでは?

と思ったりするこのごろ。

 


 

私の誕生日に合わせ、休暇を取ってくれたカノジョ。

仕事の多忙が重なっていたので、断ろうと思ったのだが・・ どえらい不機嫌。

追い詰められたことで、前日のうちに効率よくデザインできてしまった。(笑)

 

ただ・・ 私たちの活動のために考えに考えた、今月中旬の約束の日については

出張が入ったからと、アッサリとキャンセルされたんだが・・・・・・・・・

 

カノジョは、私の用心深い未来察知思考には、まだ慣れてなく、仕方ないか。

別に、早く慣れてもらう必要もないし、ゆっくりゆっくり、お互いを知ればいいし。

それもまた、熟年カップルの愉しみではなかろうか? と思っている。

 

さて、ノロケ的ボヤキはこのくらいにして、昼食からデート開始。

カノジョからすると、宵までが長いので、昼ぐらいからがヨロシイそうだ。(笑)

 

いつものように市販の温かい弁当を食してから、珍しく植物を眺めに赴く。

本日のデートコースは、ジャングル、ジャングル、海岸、海岸で、まずは林道。

 

 

お゛〜、ジャングルの薄暗がりのなかに咲き始めたラン?

本当に美しい・・・・・・ ランでなくエビネの名を持つ、オナガエビネだそうだ。

 

花の下に伸びるびろ〜んとしたところがオナガのようだが、ハナノシタナガ・・ が

正しいように思えるのは、私だけか?(笑)

 

島では、すぐれたデザインを吸収することは困難にも困難だから、自然の姿で

造形力をチャージすることにしている。

 

私は植物のことはサッパリだから、案内してもらえて嬉しい。

 

カノジョは接近して撮影すべきと謂うのだが、私はいつものビーム砲を用意。

けげんそうなカノジョを横目に、草木の間から視野が通る地点で一脚をセット。

記録した画像を確認して、納得していたが、ちょっと卑怯に思えたみたい。(笑)

 

島に来てから、ほとんど毎日使っているビーム砲レンズなのだから、

様々に用いる手前、野鳥、昆虫、カニ、植物、太陽、月などなど体得してきた。

探究してきたワケでなく、手元にいつもあったから・・ なだけ。

 

 

つぎの現場?は、南にある伊仙町の運動公園わきのジャングルだ。

カノジョの車のカーナビは旧めらしく、検索しても目的地が出てこないから、

スマホの地図と道路の形状を照合して、目的地をセットして向かうことにした。

昔、カーナビやITS、交通管制がらみの仕事をしていたので、懐かしく嬉しい。

ちなみに、先の林道や周辺の集落は地図に無く、真っ白な平原?だった。

 

地図にない集落は実在した・・ 的な?(笑)

 

最終の右折を、カノジョは会話に夢中でやり過ごし・・ カワイイ誤算である。

そ〜ゆ〜ところも、魅力に思えてしまう。(笑)

 

しかし、その先のジャングルは、甘くなかった・・

目指したのは、近年になって島に根付いたチョウ、コノハチョウなのだが、

ものすごい数の蚊が、露出した肌へ吸血しに殺到するのである。

いっぺんに3匹をペシッとすることも、何べんかあった、ほどだ・・・・・

 

もとより、コノハチョウはまんま木の葉っぱだから、、見つかり辛い。

 

そうこうしているうちに、8センチを上回るほどのトンボが、ウロウロと飛ぶ。

そして、すぐにとまる。

暗がりを想定して用意してきた、カールツァイス・F1.4のレンズが活躍の場を得た♪

 

けれど、ヤンマっぽいが、どこか変だ。

腰は異様にクビレているし、よくよく眺めると、複眼がデカ過ぎてアンバランスだ。

 

結局、蒸し暑さと蚊の中・・目的地のまえに倒木で、Uターンするしかなかった。(涙)

 

あとあと調べたら、リュウキュウカトリヤンマ。

蚊に爆刺しされるご当地に相応しいトンボと知ることになる・・ ワケだが、

島で長らく刺され生活するうち、刺されてもカユくも、プックリもせず体質になったから

実はそんなに気にする必要も無かったようだ。

 

 

そこから、南風に涼みつつ、海岸へ向かう。

コアジサシの繁殖を確認したのだが、どんだけヒツッコク調べても、台風前に観られた

幼鳥が成長した姿は無かった・・・

 

 

夕暮れはいつも、トリトリデッキに戻ることにしている。

カノジョは天然だが、仕事がら普段から車で移動しているから、運転に不安はない。

特に、オートマのエンブレ操作が絶妙で、いつも驚かされる。 天然どこいった!?

 

今夕は、ほどよく赤い雲がキレイだ・・

離島では、微細粉塵が少なく空が赤くならないから、雲の赤さが際立つのである。

 

もちろんココで、キミのほうがずっとキレイだ・・ な〜んて謂うべなのだろうが、

カノジョには、私の好みの美女と違うのは話してある。

ただ、カノジョは私の好みを超えて、さらに上の魅力として鎮座する存在・・ なのも、

ちゃんと話してある。 私の感覚への上書き感は、半端でないのだ。

 

だからと謂って、これまでの美女や人妻基準が変わってない・・ ことも話してある。(笑)

 

さておき

カノジョとまったり眺める夕暮れは、格別だ。

またしても蚊に悩まされるんだが、夕は鳥たちの声が通って、耳も癒されるのである。

こうして、一緒に過ごせるカノジョがいてくれて、本当に嬉しい誕生日となった。

 

まさか、この歳になってね゛〜、とカノジョにも疑問を投げかけたり。

 

お互い明日があるから、宵パート?は短い時間ながら、まったりと星空を眺めながら、

お互いの体温で暑くなるほどになったら、またね・・ ってことで、ゆる〜く過ごす。

 

二人に嬉しい関係でありつづけたい・・ と謂うだけで、目標の無い付き合い。

 

メロメロになろうが色ボケになろうが、ナンデモ問題ない関係なんてセータクは、

この歳になると、いささか刺激が強すぎるなぁ。(笑)


ではまた