生活の節目

 


 

ロシアは、いよいよ疲弊しながら侵略を続けている。

時代遅れの機甲部隊で攻め入ったのが、無駄の根源ではあるが、極寒のなか

歩兵を進軍させられるだけの士気はなかろうから、仕方なかったとはいえ大失態。

アフガン戦争などで痛手を被ったから、対歩兵用の戦車を投入しているようだが、

市街戦で大きな戦闘車両はただの的だったようだ。

携行の対戦車兵器を、ナメていたのかもしれない。

ヒットアンドアウェイのゲリラ戦では、上空からの支援攻撃も、効果は得られないし。

破壊し尽くしたのでは、占領したあとの復興にも時間と費用がかかってしまう。

 


  

おとといから、いよいよ完全にモバイルネットワーク生活に入った。

配線も撤去するんだなぁ。 電柱につながる線が無くなった。

 

思えば、無駄に配線を残しておいても、落雷や断線など、ロクなことはない。

撤去に来たのは、同い年で顔見知りの電工屋だ。 相変わらず、世間が狭いなぁ。

 

まだ慣れない格安SIM生活だから、パケット消費が気になってしまい、

つまらぬドラマやアニメは、マメに飛ばし見するようになった。

もっともガッカリしたのが海上保安庁のドラマ、DCUで、飛ばして大正解で、

最後の最後まで、意味がわからないままだったよ。(笑)

ただちょっと、横浜の風景が懐かしかったけれども。

 

250Kbpsで月額480円のプランで、音楽ストリーミングを利用しはじめたらハマった。

80年代のフュージョンがバリバリ聴かれ、ましてや電子バグパイプのHeviaまでも・・・

ヤマハのBluetoothスピーカーを出してきて接続してみれば・・ なかなかのラジオ感。

NX−B02は、乾電池で駆動できるし、コンセントにつなぎっぱなしでもOKなのだ。

スマホの音とは違って、BGMに心地よい、ホドヨイ広がりと、あまりズンとこない低音の

淡い刺激が心地よく、自然とムフフが湧いてくる。

  

ヒマな時は、教養番組も聴くようになって、無駄な知識が増えそうである。

 

ただ・・ 意外?だったのは、朗読。

読書が苦手だから、青空朗読であれこれ聴かれ、少しは文学に親しまれるわいと

タカをくくっていたら、さっぱり入ってこない。

読み手の抑揚のせいかもしれぬが、そもそも偽物のうつつを、だらだらと聴きながら、

登場人物の在りようを想像しなければならず、ナガラには徒労が過ぎるのに違いない。

むしろ、寝る用か・・・

 

ネット環境を変えたら、生活が変わるとはね゛〜、やってみるもんだ。

 


 

さて、週末は久しぶりのデートだったが、いきなり遅刻してしまった・・

ワケは後述。

 

カノジョは一緒にいるだけで好いと謂うが、武漢発コロナウィルスのせいもあって、

図書館ですら、お一人さまのラーメン店の様なスペースになって、しけ込む先も無い。

わが家は、ほとんどゴミ屋敷みたいなもんだから、人を招かれるよな所でも・・・

 

なので、いつものように、外を回ることにし、トリトリデッキに集合とした。

 

んだが・・ ナニヤラいつになく、ヒラヒラしたオシャレ着なのが気にかかる。

とりあえず、シラバックレテおくことにした。(笑)

 

午前はまだ雨が残っていたから、曇天である。

 

干潟には、クロツラヘラサギが来ていると謂うから、私もさっそくチェックしてみる。

もしかして、久々だから、だいぶ気合い入れて早めに来たのかなぁ・・ と思いつつ。

クロツラヘラサギの成鳥かと思ったら、クチバシの先が黄色く、ヘラサギだ。

これほど見事に成熟したのは初めて・・ なもんだから、観察スイッチが入った!

 

もはや、カノジョの勝負着?のことはブットンデしまっていた・・・

デートの開始早々だというのに。

 

北風すさぶところにいるのもナンなので、リニューアル直後の遺跡へ向かった。

どこまでも、メニヤックなデートコースなのは、私が関係者だから仕方ない。(笑)

 

戸森の線刻画と呼ばれる、岩に船や矢じりなどが刻まれた遺跡だが、

珍しい生物が生息しているから、そちらも見られるようにと整備が実現した。 

モチのロンで、私がデザインした説明版で、通常ならプロでも撮影不能な画像も

しっかり盛ってある。 そのことに気づく人は、たぶん居らんと思うが・・・

 

イボイモリを存知だろうか? いや、ほとんどする由もなかろう。

夜行性なうえ、一年のほとんどを休眠生活するイモリの一種である。

内地に居るイモリと違って陸上生活をする、鹿児島、沖縄県の天然記念物だ。

 

せっかくだから・・ というか、整備によりイボイモリ繁殖を害していないか心配で

デートそっちのけで卵を探す。

もう時期が遅いから、ほとんどが孵ったあとではあるものの・・

あったあった! よかったぁ〜。 もうすっかり、デートはどこへやら。(笑)

 

カノジョはまだ、親の方を見たことがないと謂うから、

ここはカッコヨク見つけにゃなるまいと、ヒメハブを用心しながら探してみるに・・

おったんよ゛〜、やれやれ、まんまとカッコツケに成功したわい。(笑)

左の方がが三角の頭だ。

まだ卵をもっているメスで、産み切ってから森へ帰るのだろうか?

 

もはや、まるでベテランのネイチャーガイドまがいのオッサンである。

13年の歳月は、私をだいぶ変化させているらしい。

 

カノジョとて奄美野鳥の会に入っているし、しかも獣医師免許持ちだから

見ておいて損はないのである。 デート中も、しっかりメモを持ち歩いている。

 

冒頭、遅刻したのは、ホワイトデーに食べてもらうハズだったプディングについて

改良を加えて作り直したが、保冷のため包むのに手こずったぶんだけ計算が狂い

きっちり遅れてしまったのだった。

私はカネがないから、カノジョの金箔プリンへ、ホワイトプディングで応えたのだ。

シャレでもあるんだが、卵黄を用いない方がプルプル感が増し、生臭さも減る。

 

冷えすぎていたから常温に戻すために、線刻画を回ってから食べることにし、

あまり甘くない仕上がりだったんだが、カノジョもそこそこ気に入ったらしい。

もしかすると、ケミカルプリンでない、加熱して作るプディングを食べたのは、

初めてだったかもしれんね。 しかも卵白だけのなんて、フツーは無いし。

 

さておき

これを二人で食べたことにより、カレシ・カノジョになってしまう儀式は成立。(笑)

 

男が手作りプディングってドナイヤネン!と、食べながら心の中でノリツッコミ三昧。

ま゛〜 貧乏形無しやね・・・ スプーン1本しか持ってなく、持参してもろうたし。

 

昔は、好きな女子のことを思うだけで心臓バクバクで、夜も眠れなかったりと

アレにもどっては厄介だから、少しづつ好きになるようにしてきた。

幸か不幸か? 私はまだカノジョのことをよく知らないし、さして色気もない?ので、

メロメロに惚れるレベルに届いていないぶん、おちついて付き合えて嬉しい。

 

ただまぁ、カノジョほど話していて盛り上がる女子には出逢ったことはなく、

それだけでも宇宙一の存在であって、惚れる理由としては十分だと思っている。

 

とあるアンケートでは、パートナーを失った高齢者に、再婚したい? との答えが

一人が気楽でイイに決まっている、とのことだった。

私もそう思うし、今のうちにカノジョにフラレた方が気楽かも知れん、とも思う。

 

ただ

どうせ、思い残すことも無くなった余生なのだし、ナニもないよりも、波風あっても

イイんじゃないか?と思ったし、ヒラアジングにも付き合ってくれると謂うしね。(笑)

 

カネも体力もない、恥ずかしい私と付き合うのだから、よほどのモノズキだけれど、

出逢いとはもともと、そういった風情が普通か?

 

いやそもそも、私は出会い系でなく、出逢いなんだが。(笑)

 

 

次の日、あの成熟したヘラサギを観にいったら、イノーには別のが飛来していた。

今度は、クロツラヘラサギの成鳥。 え゛っらい私を警戒しているな゛〜

 

こうして一人で観察していると、やっぱりカノジョがおらんでも問題ないな゛〜と思う。

けどつい、カノジョにメッセージを送っている私であった。(笑)


ではまた