黒に近い 灰色の週末

 


 

一部のワクチンで、数カ月のうちに抗体が失われていくという。

これまでなら、数カ月でも問題は無い。 その間に感染者を回復させ、ウィルスの発生源に

ならぬよう処置できるれば、感染拡大は防ぐことができる。

ただ、そのような障壁として人体実験されるのは・・ 私は、まっぴらごめんだがな。(笑)

 


 

ここ一週、新たなソフトを使えるようになろうと、久々に努力してみることにした。

 

きっかけは

国から予算をもらって開発している?防災アプリの開発メーカーが、スットコドッコイなのによる。

西菱電機の防災コンシェルと謂うアプリだが、コンシェルジュを名乗るには程遠い機能なのは

仕方ないとして・・ 開発体制も、防災に対する知識も、責任感もハンパ過ぎて話にならない。

だが、予算は動いてしまい、後戻りはできなくなっていた。

 

防災アプリの目立つ機能は、グーグルマップ・ベースのハザードマップと、ARによる浸水

シミュレーションなのだが・・ ま゛〜呆れるほど残念な性能なのは、おいといて・・・

そもそも、その機能jが、どのように使えるのか検証されていないし、ハザードマップのデータは

自治体が用意しているハズ?のGISシェープデータが必要だと謂う。

しかも、そのシェープデータは、自治体が持っている前提なのであるが・・ 持っていない場合の

対策など、ハナから在りはしないのだった。

仕様の段階でボツ企画なんだが・・ 田舎自治体だと、コロッとだまされて、実績づくりのネタに

されてしまうワケである。

 

ハザードマップに表示するデータのうち、土砂災害警戒区域は、鹿児島県が公開済みのデータ

を提供してもらえないか、役場担当者に問い合わせてもらったところOKだった。

とゆ〜か、アルバイトの私が指示を出してど〜する。(笑)

 

一方で、津波に関しては、平成26年頃に県から配布されたデータが、津波でなく大波のデータ

だったから、アテにならなかった・・ のが原因だった。

だから、わが町では最大津波高さX3+満潮位を想定し、15mより低い地域から非難するよう

設定した経緯がある。

 

んだが・・ そのデータは、紙の上でしか作成していないから、グーグルマップに張り付けても

当然ズレる。 平面化した図面と、球面をシミュレートしている地図とは、当然ズレる。

正確には、グーグルマップは疑似平面化のようなアルゴリズムを採用しているようだが・・・

 

ともあれ

不正確な津波避難地域を公開することは、そもそもわが町の防災の信頼を失墜させる

原動力以外のナニモノでもないから、断じてあってはならぬ。

しかし、メーカー側は、データが無いとどうしようもない・・ の一点張り。

ソリューションのカケラもない無責任な姿勢に、怒りを通り越して、呆れるばかり。

 

少なくとも、ソコは私が元のマップをこさえた手前、私が作るしかない・・ と思うしかなった。

ので・・ 無料GISソフト、QGISで、データ入力することにしたのであった。

 

QGISは開発コンセプトそのものが判りかね、使い勝手も悪くて悩まされた。

あまりに高いストレスで、右の奥歯が居たくなった・・ こんなことは初めてだ。

 

とりあえず、二日半かけて、おおよそ入力できそうな手ごたえを得た。

ベースに国土地理院の電子地図を表示させ、その上から紙マップの元データから作成した

ビットマップを重ね、数か所のポイントに緯度経度を入力して、ピシッと重ねたのだ。

もともと、古地図などに対応できるよう、用意されている機能らしかった。

 

当初は、イラストレータの曲線データを変換しようかと思ったが、三次元地図上では無意味で、

ポリゴンは必ず三角形で構成されるから、線はすべてカクカクだ。

さっさと、トレースする方が早いと覚ったのだ。 この判断の早さは、大正解だった・・ と思う。

いつもなら、既存のデータを完全コンバートしたいと、無駄にコダワリ続けていたに違いない。

 

で・・

週末まで、レイヤー毎のデータ保持の仕方にトコトン悩まされ・・ データがスパッと消えたり

するのを味わいつつ、なんとか入力方法を覚えた。

先の下絵を重ねた状態で、上から津波浸水想定地域のポリゴンを張っていくが、

すべて一筆書きするのは至難だから、少しずつトレースしては合成するようにした。

 

その合成=融合機能はクセのかたまりで、ふたつの領域を融合させると・・

別レイヤーに融合結果が生成されるが、そのレイヤーは一時的で、保存しないと消えてしまう。

なぜ自動保存しないのだろうか???

 

そういった仕様だから、念のため一時的な融合レイヤーをチマチマ保存しつつ、

そこから雄吾ポリゴンをコピーし、元のレイヤーにある融合前データを削除してから配置する・・

と謂った手順を繰り返していった。

 

GISソフトは、融合前のデータを重視するのが主眼で、例えば市町村をくっつけたとき、

くっつける前のデータが失われたら、モトモコモナイと謂うワケである。

 

だから

くっつけた後こそが重要な私の仕事とは、概念的に相容れないので、ストレスなのだ。(笑)

融合優先モードをつけといてくれよ!と一瞬ココロが叫んだものの、これ以上、無駄に複雑な

ソフトになるのはイタダケナイから、かみ殺した。

 

入力が終了したら、今度はポリゴンをKMLにエクスポートして、グーグルマップに読み込む。

ベースとなる地図データに差異があるから、看過できないズレがないか確認しておく。

海岸線は多少ズレるが、道路はズレがないから、実用には問題ないと判断した。

 

とりあえず、義務?は果たした気がして、ホッとした・・ 日曜午後。

 

 

気分転換に散歩した、朝の運動公園。

数十羽のムクドリのなかに、ホシムクドリが1羽だけ混じっていた。 そろそろ秋じゃねぇ・・・

 

あるいは

昼休みのトリトリデッキ駐車場で降車しようとしたら、セキレイにジッと見られたり。

内地で冬に見かけるハクセキレイの亜種、ホオジロハクセキレイである。

 

セキレイたちは、たいがいピヤピヤ動き回るんだが・・ 渡りの最中は無駄に動かず

省エネモード? で行動しているらしかった。

 

先のセキレイの鳴きに応えたセキレイが、3羽ほど降りてきた。

内地で馴染みのハクセキレイで、水たまりで水を飲み、意外にもまったりしながら

さらに仲間を呼んでいた。

ホオジロハクセキレイとの差異は、目を通る黒いラインがあるかどうか・・ である。

亜種の違いなど、見かけではソンナ程度である。

 

とはいえ、セキレイ科ではないが、見分け不能な近縁種たちも存在する場合もあるから、

それらに比べたら、キチンと見分けやすい方なのであった。

 

ちなみに

例を挙げれば、ウグイスの親戚筋にあたるメボソムシクイ、オオムシクイ、コムシクイ が、

ほとんど同じ外見なのである。 ただし、声質や紫外線では、異なるんだろうけど・・・

 

 

今朝ほど

ヒラアジングしようとイノーを眺めたら・・ 話題のオブジェクトがようやく? 流れてきたようだ。

米粒の半分くらいのから、小梅くらいの軽石が漂っている。

かなたにある小笠原、福徳岡ノ場から噴出したとされる、軽石・火山灰らしかった。

 

魚の姿は見えず・・ すごすご帰るしかなかった。


ではまた