やにわに 冬

 


 

笑えぬ風潮

 

パナの戦略が、トッパズレしてバッテリー事業もままならぬという。 んだが・・・

パナの思想操作は、そんなハンパなもんじゃない。 パナの根本は利益でなく公益。

バッテリー事業の失策どころで滅ぶほど、脆弱でない。 ハズなんだが・・・

今や違うのか?

 

中共の外相が、尖閣の日本漁船は偽装だ・・・ などと、世界へ堂々と自己反映した。

越境する中国の漁船は、やっぱり民兵だったんだなぁ。 くれぐれも、厄介な連中だ。

頭はよろしうないが、数が無駄に多すぎる。 しかも、人道外れ上等ときていう。

 

桜の会にしろ、学術会議にしろ、権威を確たるものにしておくのには、そ〜ゆ〜会合は

常套手段として太古より用いられてきたのは確かだ。 今になって驚くものでもない。

とはいえ、そこへ血税が使われているのなら、問題だ。

あの最悪の無駄遣い、政党助成金の如く・・・

 

英国では、ファイザーのワクチン接種を開始するという。 しかも、まずは年寄りなどの

弱者から・・・ だそうだ。 一見人道的で、なかなか考えられたシニカルな方策だろう。

謂わずもがなだが、もともと武漢コロナウィルスに、ワクチン接種の意味が薄いわりに

リスクが高い・・・ 誰しも否定を口にできない、英断なのかもしれない。

 


 

もう12月、けれども先週まで夏日だったのに、急に冬らしい荒れた日々になった。

加え、日没がもっとも早い時節に突入し、連日の曇天となり、冬への急降下である。

体調も悪化の一途をたどり、出勤日数が減っているこのごろ。 咳が止まらん・・・

 

さておき

大根が安くなった。 ので・・・ さっそく山口県人限定、ソウルフードをこさえた。

けんちょう炊き。 歳を経るごとに、旨さが分かってくる、正に大人の味である。

イリコを買いそびれたから、今回は化学だしを用いている。

化学ついでに、マルトモのだしの素と、例の牡蠣だし醤油で調味してみたところ

そこそこ深い味になった気がする。 マルトモは謂わずと知れた、かつ節メーカーだ。

ただ、残念なことに、だしの素には、韓国の塩が使われていた。 やれやれ。

中共や朝鮮は基本的に垂れ流しであるから、天然塩は、信用するには無理がある。

岩塩なら、別だろうが・・・ それは、イデオロギー以前の基本的な倫理の問題だ。

 

食欲がわかないついでに、究極とゆ〜か、窮極のお手軽メニューを考えた。

黄身だけの、玉子ごはん。 前にも述べたが、わが家では玉子かけごはんと呼ばぬ。

ビタミンを強化する旨が売りのと、農協のとを黄味どうし、そのまんま味わう。

色の印象のせいか、確かに色の濃ゆいほうが、濃ゆく舌にまとわりつく味わいがあった

ような気がしている・・・

意外なことに、濃くて美味いのは数秒で、ネバネバした白飯にすぐ飽いてくる。

白身の行方は、いっしょにいただく味噌汁の具になる寸法。

んが、次にやるときは、ある程度白身も一緒にのせ、最適な量を求めてみようか。

 


 

ところで

前回、もどってきたと記したクロツラヘラサギだったが・・・ ヘラサギもろとも渡去。

せめて、来週末のバードウォッチング教室までは、居てほしかったなぁ。

 

今回もトリネタにしたいワケではないものの、とりあえず、いやトリ逢えたので記す。

ようやく鮮明な撮影に成功し、種の同定に至ることができた。

前回は、無慈悲なほど地味な名の鳥だったが、今回は派手系の極みだ!!!

バライロムクドリと謂う。 見た目には地味ながら、幼鳥はこれから派手になっていく。

春まで居れば、頭には冠羽、金属光沢の黒とピンク色のツートンになる・・・ らしい。

かれこれ一月、ムクドリの群れに居候しているから、島の寒さに耐えられれば、

春までは居付く可能性がある。

ただ・・・ 島から故郷までの道のりは遠過ぎ、帰りつける可能性は、極めて低かろう。

バイカル湖のあたりまで帰るホシムクドリより更に遠く、少なくとも、カザフスタンの

ザイサン湖あたりまで戻らねばならないから、1羽ではなぁ・・・

この秋、南西諸島に何羽か飛来しているので、まとまればあるいはギリギリ・・・?

 

この春と秋に、同じ奄美群島の与論島にも飛来しているから、これから増える可能性も

無くはない気がしないでもない、かもしれないような感じか。 

 

これで、島で観察できたムクドリの類いは、ムクドリ、ホシムクドリ、ギンムクドリ、

カラムクドリ、コムクドリ、インドハッカ、そしてバラムクドリを加え7種となった。

残るは、シベリアムクドリくらいか。

 


 

たまたま島の生物の生息場所の問い合わせがあり、博物館へ赴いたんだが・・・

島に調査に来ていた大学のメンバーの一人が、最新のカメラを持ち込まれていた。

お願いして、試させてもらうことができたのは、キヤノンEOS・Rである。

当然ながら、島でも伊勢でも、このような高級機種を店頭に置いている店はない。

操作性はさておき、キレッキレの電子ファインダーは、ことさら心地好かった。

清々しい見えは、生の光学ファインダーを超えた感がある。

大型センサーからのオーバーサンプリング映像なので、そのせいもあるだろう。

映画製作用のシネマカメラの技術が、民生用に降りてきたのかもしれないなぁ。

 

ふと思う。

EOS 90Dの画素密度は、私が常用しているパナのLUMIX G8よりも18%高い。

その画素密度で、フルサイズセンサーだと8300万画素になろうか。

電子ファインダーの特性を活かせば、クロップ≒一部切り取り画像を、ファインダー

いっぱいに表示しながら撮影できる。

つまり、例えば超望遠500ミリレンズを装着して、1〜2倍のデジタルテレコン効果を

用いて、あたかもズームのように用いることができるのだ。

私の経験上、超望遠を用いていて物足りないのは、さらなる望遠もさることながら

たくさんの野鳥が飛来したときに、ワイドが欲しくなるところにある。

 

他方、仕事ではフルサイズセンサーのワイドが欲しい。

集合写真や、縄文土器の表面の細かな質感も逃さす記録できる。

ただ単に、ファインダーを拡大する機能なら、普段から使っている私だが、

固定焦点のレンズであっても、画質の劣化なくズーム的に利用できるのは嬉しい。

クロップすることにより、被写体の動きに専念できるようになり、さらに拡大したり

はたまたクロップ解除によって広い視野を得られたりするのは、正に心強い。

道具とは、そのパフォーマンスを、さまざまに使いこなせることが愉しみである。

キヤノンはソニーと違って、プロのみならずハイアマチュアのノウハウも活かしてきて

単なる認識技術やAIに頼るのでなく、そうした使いこなしにも立ち戻るべきだと思う。

いや、クロップといっても、撮影時の視点はクロップされていても、あとで回りの風景

が欲しくなることもあり、記録の中心だけでなく、環境を補完する記録もできると

解釈することもできる。 それは、クロップを用いる際の、安心感になるのでは???

記録方法で、クロップしたRAW画像 + フルサイズ低圧縮JPEG画像が選べるとか

なかなか魅力ある選択肢だ。

単焦点レンズの不安は、レンズ交換のタイミングにあるが、今やそれを補完できる。

 

通常は、ワイドを手軽に、超望遠はハイエンド・・・ のようなオノボリ感覚があるが

超望遠に達したニンゲンにとっては、逆にワイドが欲しくなることが多くなる。

 

あるいは、仕事でワイド側重視で使う際にも、8300万画素を4画素ずつ用いて

2000万画素の低ノイズ高画質画像を記録できるとか・・・ カナリ魅力だ。

 

テクノロジーと、ニンゲンの勘の相互乗り入れは、特に先端のジャンルでは必須だ。

なんぼ、超望遠やAIが発達しても、鳥の声の方向をカメラに判断させるのは難しく、

周囲360°に注意を払うことも、まだまだ機械にはカバーできっこない。

とっさにクロップ状態のファインダーから、スポーツファインダーのように用いることで

視野を広げられるなら、動きの激しい狙いを記録しやすくなる。

 

これまでの科学は、先端のみを目指してきたが、引き戻して用いられる余裕が

得られる時代が、ようやくやってきた気がする。

ニンゲンの感覚を超えた部分に関しては、縮小することで、利便性向上できる余裕。

先端技術は、そうした余裕をニンゲンの感覚拡張に与えてくれる、好い時代。

ケンケンに尖った先端技術は、そのままではごく一部のニンゲンにしか使えないから

ヘンなことは考えず、素直に感覚拡張に用いる策を考えるのが吉だ。

 

ただ・・・ ミラーレス一眼には弱点がある。

大型センサーで、常に撮像し続けなければ、ファインダー表示も測距もできないから

発熱と電力消費が半端でない

電源はなんとなかるとして、防水の機体からの排熱はどうしようもない。

タフパッドのように防水性と排熱を両立する技術はあるものの、ファンの音は動画に

記録されてしまうから、かなりセンシティブな問題だ。 もとよりシネマ用カメラには搭載

されているので、技術的には確立されているワケだが、コストと大きさが・・・

 

これまでも、真夏の画像のホワイトバランスが暴れて困っていたが、ミラーレス一眼の

排熱は、とてもシビアな問題なのである。

単純に、RGBやCMYKの調整では直せない色変化が起こるため、苦肉の策として

カメラにタオルでホッカムリする、防熱カバー・ターゴサックの実施に至った経緯がある。

 

キヤノンに臨むことは、以前から変わらない。 キレの好い光学ファインダーとともに

電子ファインダーを切り替えて使えることを実現してもらいたい。

別に世界初ではなく、富士フィルムではとっくに実現されている技術である。

 

 

AIなど、飛躍的に便利な機能が発達しつつあるが、専らニンゲンを甘やかす技術として

用いられそうなところが、いささかヤバイなぁ・・・ と感じられるこのごろ。

 


ではまた