チョ〜 週末

 


 

佳からぬ風

 

いよいよ、メリケンがUFOの映像を公開した。

河野防衛相のコメントは、いかにも世間の奥様並みに「UFOは信じていませんが」だった。

そ〜ゆ〜個人的な視野の狭さとか、信じる信じないでなく、現存する不可解現象なのだ。

せめて、事実を確認していないので・・・と冷静に述べるべきだったが、オカルト扱い。

そもそも、信じていないと謂うからには、メリケンの映像公開が、事実確認も無しに

フェイクという主張したのと同義であることを認識していないことが、哀れすぎる。

あらためて、ポン政府のUFOオカルト政策が、世界に恥をさらす結果となってしまった。

んま゛〜 アレを見てしまうと、自衛隊の装備が原始人レベルになってしまうから、

防衛大臣としては、知らないほうが花なのかもしれない・・・ けども。

ん千年、ン万年先のテクノロジーは、ほとんど魔法だ。 知ってもタメになるまいよ。(笑)

 

どこぞの亜流仏教政党が、コロナ経済対策で、総理へ如何なる哲学を有するかと問うた。

そうキタかぁ゛〜 アリガタイお釈迦様のコトバは、哲学だったかぁ゛〜。

どうせ大した未来が待っているワケでもないから、どの政党を支持しているワケでもないが

ことココに及んで、理性と本能が入り乱れている事態の判断基準が、哲学とは恐れ入った。

よほど、お布施が豊富で、落ち着いてあらせられるらしい。

目の前に洪水で流されていく母と、息子がいたとして、どちらを先に救うのか? は哲学か?

亜流仏教の教示、そこまで達観しているとは思わなかったわい。

 

そう謂えば、中国では、武漢の入院者がすべて退院した・・・ との報道がなされた。

だが、体内でウィルス自体が消せない以上、潜伏していたり、偽陰性のような現象が

少なからずあるだろう。 退院して? 隔離施設へ移送されたらしい。

中共のプロパガンダを信じるようでは、脳内はお花畑だ。

脱線や、街路の陥没程度で、人民を生き埋めにする社会なのを、忘れてはいけない。

  

そうそう、9月入学にしてはどうか・・・ そ〜ゆ〜発想は必要かもしれぬが、

コロナ収束にめどがない現在、オトナの去勢を張って見せる時合いでは、ないと思うが。

希望は大切だが、ことココに及んで、他人の尺度を借りてイイキになるのは、いかがなものか。

どうせ4月と9月の隔たりは大きかったのだから、別に8月でも10月でもよろしかろう。

臨機応変こそ、肝要である。

 


 

久々に風もなく晴れた朝、庭が騒がしい。

若夏どころか、12℃まで下がってしまい、ど〜せイノーには魚は入りゃせんだろ・・・ と

二度寝がうたた寝ほどになり始めた耳へ、ひときわ高い声が届いた。

いつものイソヒヨドリか・・・ と思ったが、どうやらカナリ洗練されたサエズリだったのだ。

 

慌てて寝床から飛び起き、台所の窓からガラケーで録音しながら声を愉しむ。

この声は、一月前のあの声と、たぶん同じヤツだなぁ。

島のド派手な美声、アカヒゲ(コマドリの一種)に似ているが、そこはかとなく流麗である。

芯のある声質からして、ヒタキのたぐい、それと派手なサエズリの間に、ピッ ピッ とリズムを

とりつづけるような細い声がからんでくる。

さらなる個性として、サエズリなのに地面近くから聞こえてくることだ。

通常、鳥たちの縄張り主張は、高いところと相場が決まっている。

 

時折聞こえてくるサエズリを嗜みつつ、調べてみたところ・・・ どうやらコルリ。

奄美群島では、ほとんど記録のない渡り鳥だ。 それが、庭にいる幸せ感♪

冬鳥のノゴマやアオジが飛来するから、除草剤散布と伸びた木々の伐採を日延べしてきたが

渡り途中の夏鳥の退避場所になろうとは。

しげしげ、声の方角を眺めるのだが、結局3秒くらいチラと青い姿を見られただけだった。

 

庭に静けさが戻ったタイミングで、ブランチに。

冷凍してあった鶏メシに、ちゃちゃっと味噌汁をこさえ、鶏メシ定食?をいただく。

腹がくちたら、そう、トリトリデッキへ行かねばならない。

 

幸か不幸か・・・ 人気がサッパリだから、濃厚接触の危険がない場所。

だったはずが、知り合いの人妻らが来ており、にわかガイド状態になってしまった。

あろうことか、トリトリデッキよりも前に出て、シオマネキなどを観察していたところへ

クロツラヘラサギが飛来するなど、私以外にもサービス感みなぎる様子になった。(笑)

互いの距離は10メートルあまり、むき出しのニンゲンの前に現れることは、まずないハズ・・・

だったが、こちらの注意が逸れていたので、気にしなかったのかもしれない。

あるいは、とかく動物はメスを恐れないクセがあり、女子力の高い人妻がいたから、とか?

さりとて、いきなり注目され始めたので、限界まで近づいて採餌し、仲間の方へ飛び去る。

 

 

それから

怪しげな鳥の情報があったので、山裾の集落に向かい、探索がてら散歩することにした。

集落と謂っても・・・世帯数は十軒あまりだし、家々は離れてい、逆に濃厚接触しづらい集落だ。

少し前、オオルリを見かけた林道が、右手の山の方にある。

 

世帯数に詳しいのは、このごろ手掛けている防災関係のマップを配布するのに、調べたから。

新たなる世帯数&人口増減マニヤを目指したから、ではない。

 

日差しはもう、内地の盛夏と同じかそれ以上ではなかろうか。 油断するとジリジリ痛い。

けれども、そよ風はひんやりし、20℃くらいしかない。

七分丈のTシャツ、クバガサ≒菅笠を被いて歩くと、ちょうどいい。

 

ふと耳のどこかで、高い声が響いた気がした。 立ち止まって耳をすませば、やはり聞こえた。

キョロロロロロロ〜♪ と、この上なく個性的な声は、虫とは思えぬが、鳥とも信じがたい音色だ。

夏鳥アカショウビンが、ようやく渡ってきたのである。

 

しばらく

様々なパターンで鳴きマネしながら歩いていると、反応が強く、アカショウビンが近づいている。

すると、道の反対側にいた、遠いヤツも反応し始める。

こうして、テリトリーの中ほどで立ち回ると、とても効果が高まるのが鳴きマネのメリットだ。

今回は、そこまで図ってなかったんだが・・・

アカショウビンどうしの声が近づいたので、録音に専念してみる。

久しぶりのキョロ声に、癒されるなぁ。

録音の最後のほうで、ケキョ ケキョ と谷渡り風に鳴きながら急接近されたので焦ってしまった。

本命のヤツでなく、遠かったヤツのほうが背後に飛来したからだ。

 

用心深くジワッと振り向けば・・・やや驚いたのか、少し離れた枝へ移動。

よく見れば、ナニか大きなものを口にしている。

移動したのは、コレを捕まえるためだったのか?

たぶん、自分より長いキノボリトカゲ。 体重の何割あるんだろう。

鳥は実質、見た目の半分未満の体重なので、体重の3割はいきそうな気がする。

 

さんざん枝にビシビシ打ち付けてから、呑みにかかる。

キノボリトカゲは、長さの半分以上が尾だから、なかなか呑むのに苦労しているよう。

いやむしろ、大物のノドゴシを愉しんでいるのかもしれないなぁ。(笑)

新鮮なタンパク源かぁ、しかも、たまらんノドゴシ・・・ うらやましいぞ!

 

コンデジだから画質はダメダメだが、いつもの大砲だと振り向きざま逃げられていただろう。

やがて、散歩当初から私を警戒していたカラスがやってきて、追っ払ってしまった。

 

せっかくだから?

本来のポジションへもどった本命のほうに、再び鳴きマネ・アプローチしてみる。

すぐさまケキョケキョ谷渡りで、オットギガタナでやってきた♪

クッカルルルの鳴きマネは、お近づきになりたいサインのようで、効果てきめんだ。

さらに鳴くと、きちんと向き直ってくれる。 鳥はニンゲンと違って、素直でイイ。(笑)

おそらくだが、オスが先に島に来てテリトリーを確保し、あとから来たメスを呼ぶような。

さながら私は、体躯の大きめなオッサン風のメス?

 

なおも撮影しながらテキト〜に鳴いていると、反応しなくなった。

よく見れば、まったりしてしまっている。(笑)

画質が悪いのがアレだが、足を羽毛で覆って、枝にかぶさる様子がわかるだろう。

これほどユル〜いところを見たのは、もちろん初めてだ。

鳴いて寄せると、興奮しているところばかり見ることになるが、こういう展開は意外すぎる。

 

さておき

久々のアカショウビンのマネは、とりあえず通用したから安心した。

このところ太ったのか、シギのマネのキレが悪く、すこぶる気がかりだった。

 

結局

怪しげな鳥は、案の定見つからず・・・環境からしてミゾゴイか、シロハラクイナあたり

ではなかろうかと推察する。

 

 

Aコープで買い物したかったが、ナントカなりそうだから、接触を減らすべく帰宅。

ブランチだったこともあり、早めの晩酌をいただきつつ、キッチンの窓と網戸を開けたまま

まだ庭にいるはずのコルリを、夕暮れまでのんびり待つことにした。

小さな蚊が入ってくるので、今年初のアースノーマットの出番だ。

もはや、蚊に刺されても反応しない体質ながら、周りを飛ばれると気になって仕方ない。

 

ちびちびやっていると、聞いたこともない声がしだした。 さえずりのような、違うような・・・

見れば、勝手に生えたギンネムの枝に、ムギマキ? キビタキ? ハンパな眉が気にかかる。

こんなのが庭に来るとは・・・これまで足しげく運動公園に通ったり、林道に赴いたのが

バカバカしくなるほど呆気ない。

 

ヒヨ ヒヨ ヒヨ ヒヨ ピリリリ の鋭い声から辿ってみたところ、どうやらキビタキの地鳴きらしい。

タッ タッ だけでなく、派手な地鳴きもあったとは・・・

眉班がハンパなのは、換羽の遅い若鳥だから、だった。

頭が座頭市のカツシンみたいな雰囲気になっているのは、背側に幼羽が残っているためだ。

 

とゆ〜か、我が家の些細な庭はすっかり、ヒタキたちから森林扱いになっている。(笑)

 

まわりはサトウキビ畑ばかりだから、オアシスのような存在なのかなぁ。

なら、わが家からさらに海岸に近いウンブキの木立にも、休んでいくヒタキ類が

飛来していてもオカシクないだろう。

こんなご時世、わざわざ観光地へ赴く必要はないから、行ったりしないが・・・

 

ちなみに

わが家の200メートルほど南、湾屋川の両岸には断崖があり、そこがちょうど

本格的なジャングルに似た茂みになっている。

島のジャングルは、山だけでなく、利用不可能な段差、斜面にも散在している。

コノハズクやアカヒゲ、アオバトなど、森の鳥たちが生息する場所だ。

 

逆にわが家のように孤立した茂みの方が、ヘビなどが少ないことを知っているのだろうか?

はたまた、繁殖期で強気になっている、在来の鳥たちのテリトリーに入りたくないとか?

 

などと

調子に乗って考えを巡らせてしまいたくなるほど、いろんなことが起こってくれた一日だった。

 

ガイドまがいのとき、人妻が謂っていた。 私が干潟を見るとき、本当に楽しそう、だと。

そんなに、幸せ光線ダダモレだったのだろうか・・・ 気分は、いつも通りだったハズだが。

3人の人妻相手だったから、いささか興奮気味だったかもしれない、が。(笑)

 

 

明くる日、また雨にもどった。


ではまた