いよいよ 白い鳥

 


 

巷の話中

 

武漢発、新型コロナウィルスを広めたのは、台湾を無視したWHOの責任も大きい。

これに対して、気まぐれドナルドの金銭的制裁が発効しそうだ。

おそらく、向こう数年は黄色人種が差別され、迫害されるだろうから、再発を防ぐためにも

見せしめは必要だ。

 

盲腸半島南部では、なんとまたあの与党が戻ってきた。

これまで以上に反日を推進して、脱日本を達成してもらいたいものだ。

 


 

とうとう千回目を迎えてしまった。 もちろん、さしたる生活の変化もなくネタは日常だ。

 

幸いにして、まだ島には武漢ウィルスの侵入はしていないものの、

離島は医療体制が細いだけに、不安な日々が続いている。

 

前号から今日まで、ほとんど南風は吹かなかったし、あまつさえ、平均13m以上の北風が

二日ほど吹きすさんだ。

晴れてもなお北風は続くが、日差しはもう内地の盛夏と変わらないから、

体のうちでも日が当たっているところは熱くなり、日陰の部分は冷えた風がしみる。

最高気温は25℃を超えてもおかしくないのだが・・・ 20℃そこそこ。

早ければ、あと半月で梅雨入りだというのに、若夏≒うるずんが来ない。

 

島に来て知ったが、内地で謂うところの『春の渡り』とやら春の渡りはずいぶん長い。

1月後半から、6月中旬くらいまで、断続的に続くのである。

なかでも3〜5月は、鳥好きにとって最も心躍るシーズンだ。

が・・・ 北風では、鳥も私も、ど〜しようもない。 イノーで、釣りもできない。

 

北風が止まなくなってきた近年、それがゆるんだ夜は、渡りが一機に進むことがある。

もちろん、一機に進むということは、徳之島を飛び越してしまう・・・ も含むのだが。

 

今朝がちょうど、そういう朝に当たる。

 

パラつく曇天のもと・・・ Gull-billed tern/カモメハシ・アジサシ?こと、ハシブトアジサシ。

しかも、珍しく頭が真っ黒な夏羽である。

 

すこぶるスタイリッシュなアジサシなのだが、干潟ではカニばかり食っている。

それはもう、ハヤブサなんかより無駄に華麗さを振りまいて急降下し、ひたすらカニを捕る。

 

八重山諸島より北では、滅多に見ることのできない、ウミネコ並みの大きなアジサシで

台湾や中国南西部あたりで繁殖しているらしい。

 

とかく冬羽で飛来することが多いのだが・・・ ひょっとすると誤解していたかもしれない。

とあるサイトで調べたところ、同大のカモメよりも成熟が遅く、5年くらいかかるらしい。

ただ、そこにはダイサギの成熟が2年とあり、私の感覚だと3年でズレがあり、ま゛〜5年は

行き過ぎな気がしないでもない。

とはいえ、まともな夏羽になるのに、何年か かかるのかもしれない。

 

ちなみに

白い姿でお馴染み、カモメの類いはだいたい、3〜4年かかってあの白い姿になる。

なぜカモメと比べるのかと謂えば、カラスよろしく雑食で拾い食い?進化したのがカモメ、

肉食で、積極的に狩りをするよう進化したのが、アジサシなのだ。 食べるのも飛びながら。

どちらもチドリ目である。 とゆ〜ても、チドリとは程遠いイメージだが。(笑)

さらに謂えば、歩いてエサ探しするよう進化したのがチドリやシギ、

飛んだままエサを探すのが、カモメやアジサシといったところ。

 

他にも、カモ目ではいわゆるカモと、カワウにそっくりで魚食のアイサなんかもその傾向。

いささか分化時点が遠いが、インコとハヤブサなんかも、それっぽい。

ネコ目で謂えば、イヌとネコみたいなものだ。 オオカミとトラ、か・・・

アジ科で謂えば、マアジやムロアジ類と、ヒラアジ類・・・ かなぁ。

 

 

昼、運動公園にはまだ冬鳥のツグミなどが残っていて、出勤しようと駐車場に戻ったら

サギが2羽いたので、念のため確認してみれば、1羽はコサギだが、もう1羽は当たり!

一説によると、クロツラヘラサギより少ないとも謂われる、カラシラサギ。

 

大きさは、わずかにコサギより大きいだけで、ぱっと見では判らない差でありながら、

冠羽がフサフサの頭と、ズングリした首まわりはクロサギの白色型そのもので、

足だけコサギといった風采。

クチバシの黄色が鮮やかな点だけが、オリジナリティといったところか。

これとて、半端に小柄なチュウサギとも、かなり似ているワケだが・・・

 

そもそも

クロサギなのに白色型ってナンだよ?! と思われる向きがいらっしゃるのは当然だ。

事実は名探偵より奇なり・・・ 黒詐欺の名のごとく?黒いクロサギ白いクロサギがおる。

南国ほど、白の比率が高いのだそうで、内地では少ないようだ。

正しくは、クロヤシロサギとか、タイガイクロサギかもなぁ。(笑)

そのためか、ネット検索すると残念なカラシラサギ(クロサギ)が出てくる。

 

さておき、餌を捕るときの振る舞いも、双方を兼ね備えていて、実に紛らわしい。

コサギのように、片足で水中の泥を探ってハセなどを追い出したり、

水面を舞い歩くように飛び、小魚を追いかけたりする。

あるいは、クロサギのように、たたんだ翼を前方に出し、肩をいからせたようにする一方

首を後方すくめてタメをつくり、一気につんのめるように、前方へ首を突き出し、

カニなどを狩る技なども使う・・・ まったくドッチツカズだ。

 

コサギは川や池、河口干潟など湿地を利用するよう進化し、クロサギは内水面がなくても

砂浜から岩場まで、様々な海岸に適応できるようになった。

世界には湿地が多かったから、コサギに近い祖先から、それぞれ分化したんだろう。

今でこそ埋め立てが進んで、湿地はほとんど壊滅してしまったが・・・

 

手持ちの図鑑『日本の野鳥590』では、コサギとクロサギの間に掲載されているので

分類的にも中間なのかもしれない。

初めて見たときは、宝を発見したような気分だったが、今ではま゛〜 シラサギだな。(笑)

 

時折見せる、はんなりした立ち姿勢だけは、カラシラサギ独特の雰囲気を醸すんだが、

今回は、えらい慌ただしく採餌していて、それどころではなかったらしい。(笑)

 

いづれハシブトアジサシもカラシラサギにしても、トリトリデッキから数十メートル以内に

出現している。

今月の広報誌の連載、シリーズ天城遺産をトリトリデッキ総力特集にしたのは

配布されるタイミングと渡りの時節を合わせた企画だったが、まさに今宵配られたので、

バッチリ図に当たったと謂えよう。

ただまぁ、ハシブトアジサシはオニアジサシより地味だし、カニ好きがズグロカモメ

キャラかぶりするから、割愛した経緯があるんだが・・・

 

 

トリのネタは・・・

鳥つながりで、鶏メシを炊いたヤツを。(笑)

米が3合5勺しかなかったのと、特売のデカい鶏ムネだったので、肉だく仕様と相なった。

生シイタケ、雑穀、ポン酒を切らしてしまい、ニオイ消しに白ネギの青いとこを入れてみた。

ネギのお陰で甘い香りとなり、モチ系の雑穀が、おこわのような粘りを出している。

真に旨いのは明くる日、モッチリと落ち着いた 冷や飯をシミジミかみしめると、深い・・・

鶏ムネは、肉の中で最も旨味成分が多いから、飯に深くしみた味わいがタマラン。

この時期、まだ寒い内地では、こわくなり過ぎるだろうが、南国はちょうどいいい。

 

明くる日旨いと感じるのは、ほかに俵型のゴロっとしたコロッケと、チキンカツだ。

いづれも細かなパン粉の薄ごろもが好い・・・ これまた、タマラン!!!

厚ごろもの市販品では味わえぬ、今や絶滅に瀕した味わいかもしれない。

 

参考までに

鶏メシと記したのは、奄美大島の郷土料理とされる鶏飯(けいはん)とダブるからだ。

 

 

いよいよ

と謂うか、ようやく渡りが活発になりかけてきた・・・ ようだ。

いっぺんに珍鳥を2種見かけるのも、独り占めできるのも、徳之島ならではだ。

今時、珍鳥を目指して鳥マニヤが集まってしまうようでは、オチオチ観察もしてられぬ。

さらに、ビーム砲レンズを携えて散歩すれば、運動不足も防がれるから・・・

コレがほんとの、一石二鳥かもしれない。


ではまた