博物館がやってきた

 


 

巷の塩梅

  

今年の漢字、必ず【令】だと思っていたら、やっぱりだ・・・ ポン人は分かりやすい。

私のは、【眠】だ。 とにかく眠い年だった。 今も眠い。

 

気まぐれドナルドが、いよいよ弾劾である。

んま゛〜 ムンジェインに対して、なんで大統領になったんだ?

みたいなブーメラン発言をしていて、だいぶ笑わせてもらったが、弾劾は当然だろう。

いやむしろ、弾劾を拒絶ずるメリケン国民のほうがナニを望んでいるのか興味がある。

裏技ナシに、あのドナルドが大統領になれるハズないじゃん。(笑)

 

環境が整えば働きたい・・・ それは、障がい者ならずとも、ギリギリいろんなハードルを

自ら持っている立場なら、考えることだ。 障がい者か、そうでないか・・・ そう単純ではない。

私とて、現在はユルユルのスーパーフレックス勤務を許してもらっているが、いつまで続くか。

 

パナソニックでは、パラリンピックとオリンピックのチケットを混ぜ混ぜにして当たるキャンペだ。

たぶん、当たるのはパラ・チケットだろう。

ぶっちゃけ、パラリンピックを見たい客がどれだけ居ることか・・・ 罰ゲームの様相かもなぁ。

 


 

ところで

このところ生あったかい日が続いている。

寒がりのウチナーンチュが、まだ半袖で活動しているほどだ。

とても読みづらい気候だから、風邪ひきも少なくないから、小学生より小さいお子を持つ親は

結構メンドクサイことになっているだろう。

中学以上のオシャレさん世代は、暑いのに冬のファッションを嗜もうとするものだから・・・

見ているコッチが暑苦しいくらいである。 南国の冬にも、それなりにイロイロあるのである。

 

 

さて

東京都と、鹿児島県はとても長い。

 

中でも、鹿児島には、甑島、屋久島やトカラ、奄美群島といった、毛色の違う島々が数多くある。

んだが・・・ それぞれの島の交流は、実はさほどない。

例えば、徳之島から屋久島やトカラへ行くのは、とても面倒なのだ。

八丈から父島へ行く・・・ ほどでもないのだが。

文化の多様さでは、八丈や小笠原の薄さとは比べようもないくらいの差がある。

江戸時代であれば、鹿児島本土と徳之島や与論島などでは、言葉がゼンゼン通じないくらい

文化の差があったろうと思う。

 

様々な文化交流を促進するのに、県立博物館の果たす役割は大きいんだが・・・

そ〜ゆ〜発想はあまりなかったようだ。

そういった意味で、移動博物館はいいキッカケになるように思う。

ただまぁ、内地のニンゲンからすると、島々の文化は矮小で、あまり注目しないような嫌いもある。

 

離島にしては、超充実した防災センターなので、スペースがあり余っている。(笑)

一見体育館っぽいものの・・・奥にある折り畳みの観客席を展開すると、

ひな壇のようになり360人が座ることのできる、劇場風にトランスフォームする。

 

ともあれ

モルフォ蝶や、ヘラクレスオオツノカブトなんかの標本もあって、なかなか嬉しい。

貝の標本もかなり充実しているものの、島の子らは水辺に興味がいかないので、イマイチ

人気はない感じである。

 

防虫剤のニオイがスゴイのは、嗅覚が敏感な年頃の子らにとっては結構苦痛かもしれない。

こうした剥製を守るのには仕方ないのだが・・・ そもそもこの展示は、あまりに不親切だった。

子らは、この剥製がすべて国内の生物だとは感じられないだろうから、外国の関係ない生物に

見えている可能性も否めない。 「内地目線」「都会の優越」のような意識が、皆無とは謂えまい。

タヌキはさておき、アナグマなどは、内地に住んでいても見たことがある人は少なかろう。

好事家の私ですら、西伊豆でいっぺんだけ見たことがあるだけだ。

クマタカは滅法ミサゴに似ていて驚かされたが、内地の留鳥なんだね゛〜、知らんかった。

名だけでなく、せめて分布くらいは示してほしいものだ。

 

もっとも期待していたのが、週末限定のイモリコーナーである。

子らに大人気だ。 イモリにとってはトンダ災難だが、なんといっても両生類。

脚の一本や二本モゲても再生できてしまうので、こうした体験コーナーにはピッタリだ。

 

お前はいつも外で触れるだろ!とツッコミが入りそうだが、シリケンイモリはいないのだ。

奄美大島や加計呂麻、請島、はたまた沖縄諸島にもいるのに・・・ である。

絶滅してしまった、とも謂われているが、ナゾだ。 骨が残らないからね゛〜。

 

いや゛〜しっかし ソフトな感触がたまらない!!!(笑)

ヌルヌルするものかと思ったら、そんなことはなかった。

このカラバリはオレンジが強く、イボイモリに似ていて、祖先が同じか?と思ってしまう。

 

島に住んでいると、この程度のカラーリングは毒々しいとは思えなくなってしまうが、

一応毒々しさを演出しているらしい。

内地のイモリと同様、フグ毒のテトロドトキシンを装備している。

嫌がると、粘液として分泌するのかと思っていたが、そうではないらしい。

大きさ的には、柳川鍋にするとあっさりイケそうだが、ナカナカそうもいかない。

 

島にいない動物に触れられるのは、稀な体験だ。

これまでだと、どこからか飛ばされてきたオオコウモリの死骸・・・ くらないなものか。

 

個人的には、島にいるハイ(小さなコブラ)の親戚筋、ヒャンに触ってみたいものだ。

だが、毒蛇は、その毒性の強弱にかかわらず、飼育には厳重な設備が必要だから、

これはずっと、叶いそうにない。

 

もうちょっとフェリーでの移動が安価なら、車で島を渡り歩くんだがなぁ。


ではまた