鳥の季節

 


 

ウワサのもと

 

内地は台風につづいて大雨、いづれも雨。

たぶん今回で、過度の大雨は打ち止めだろうが、大風よりも大雨に視点が移ったのは、

今更ながらマズかった・・・ という時期が来るかもしれない。

 

北朝鮮の漁船が、わが国の経済水域で魚介類を盗るのが加速している。

中国や南朝鮮など、考えなしに漁獲することしか頭になきあら、余計に漁場が荒れるし、

もとより中国や朝鮮半島沿岸には、排泄物や家庭ごみどころか、工業廃水、核物質まで、

さまざまに廃棄されているから、安全でもない。

沖を目指すのは当然なのだろうが・・・ わが国が、ソレを受け入れる筋合いでもない。

 


 

きょうは、スクープに恵まれた。

越夏したクロツラヘラサギたちと、オニアジサシが同じフレームに収まってくれた。

 

オニアジサシは、一年ぶり弱である。

カスピ海の方で繁殖して、のらりくらり、世界を旅するらしい。

南国だから、よく見られる・・・ というワケではないが、島だから見やすいのは確かのようだ。

内地では目移りするほど浅い海が多いが、島の周りで彼らの漁場となるのは、うちの近所くらいだ。

 

2週間ほど前にも、スクープがあった。

ナンジャコレ? と思うだろうが・・・ 私にとっては一生モンのシーンだと思った瞬間だった。

クロツラヘラサギが地面に座るのは、ほよどのことだ。

いっぺんだけ、ダイサギが座っている姿を目撃したことがあるが、目にした瞬間立ってしまった。

そのくらい、よほど安心しないとやらない休み方なのである。

 

だったんだが・・・

後日また座っていた。 ちっとも一生モンでなくなってしまった。(笑)

ホンマに安心しているのか、疲れているのか、はたまた体調不良なのかは判らないものの、

一応まだちゃんと生きている。

 

このごろようやく、小さな鳥たちが見られるようになった。

ここ数日、シュッとしたウグイスのような、メボソムシクイが目立つ。

庭のシマグワの枝にもやってきた。

 

知らなかったが、国内でメボソムシクイとされていたのが、オオムシクイ、コムシクイの

3種で構成されていた・・・ というのである。

以前から、バードウォッチャーの間で、サエズリの違いがウワサされていたのだそうだ。

 

私も気になっていたことがあったから、書きながら、ついさっき調べてみて分かったのである。

メボソの紹介だけではツマランなぁと思っていたところへ、ネタが転がり込んでくれたワケだ。(笑)

 

気になっていたのは、地鳴きの違いである。

今年のはみな、ジジッ ジジッ と鳴いてる。

 

3年前の8月末にも、同じ場所に、数羽で飛来したことがあった。

彼らは、ヒッ ヒッ ヒッ と鳴き交わしていたのを思い出したのだ。

こちらは、録音もしてある。

 

よく観れば、翼の途中にある白いラインがハッキリしているようだ。

どちらが、どの種にあたるのかサッパリ分らないが、地鳴きの違いは解明されていないから、

データを蓄積しておけば、いつか正体が判明するだろう。

 

ちなみに

干潟やジャングルなど、様々な場所で観察するなんて、熱心だなぁ・・・ などと思うなかれ。

私は生来、出無精である。 クロツラヘラサギも、ムシクイも、近所の天城町総合運動公園だ。

それぞれ観察ポイントの距離は、250メートルしか離れおらず、お散歩コース内。

ジャングルっぽいものの、直近の干潟までの距離は10メートルそこそこしかない海岸である。

 

毎年、このプチ・ジャングルのまわりには、ちょくちょく小鳥たちが飛来する。

エゾビタキを皮切りに、ルリビタキ、コサメビタキ、キビタキ、オジロビタキ、先のムシクイたち、

小鳥?かどうかビミョ〜だが、ムクドリやカラムクドリ、ホシムクドリ、ギンムクドリや、

オオジシギやタシギ、ハチジョウツグミやクロウタドリなんかも飛来した。

 

あまり好ましくはないのだが、本家ジャングルの小鳥、アカヒゲまでも。

近所のウンブキで育ったオスだと思うが、こんな場所には、メスが飛来しないだろうし、

来たとしても、同じくウンブキで育ったメスくらいしか飛来しない。

 

ここをヒツッコク観るようになったのは、正体を確かめたい小鳥がいたから。

肝心のところが写せず、種が同定できないでいる、ヒタキ類。

地鳴きが変わっていて、ピチチチ ピチチチ と細いモノで硬い紙をピシピシ叩くような声だった。

地鳴きでなく、警戒声かもしれないが。

あれから一週間あまり、もう渡去してしまったろうなぁ。 またいつか逢えるだろうけど。

 

今年も、定番の冬鳥が飛来しはじめている。

まだ数羽しか見かけていない、ホシムクドリ。

今年もまた、バイカル湖周辺からやってdきたのだろう。

 

こちらはすっかり、公園に馴染んでしまっている、ムナグロ。

そこらへんをテケテケ歩いていて、気付かないことがあるのだが・・・

うっかり脅かして?逃げられると、近くにいた違う鳥までモロトモに逃げられてしまうから、

用心しないといけないヤツなのだ。

干潟でも採餌するが、ゴカイなどは泥も食べる事にもなるから、陸の方が楽なのだろう。

 

今シーズンの冬鳥たちは、ちゃんとやって来るうだろうか。

昨シーズンは、シロハラもウグイスもアオジも極端に少なかったし、ツグミは越冬せず。

地味なセキレイ、タヒバリ類は、渡来しだしてはいるが・・・


ではまた