生物好きの 春

 


 

変わりゆく 世

 

次の元号が決まった。 レイコやレイジが増えるんだろうか?(笑)

パナにいたころは、元号でなく西暦を用いるしかなかったがガス屋を経て島に来たら

また元号生活に戻らざるを得なくなってしまった。 役場ならなおさら、である。

  

ファーウェイがメリケンから技術情報を盗もうとした・・・ とイザコザが起こっている。

ロシアの技術開発思考「ТРИЗ」(トゥリーズ)にあるように、過去の事例を参照して

先端技術を開発するよう促している。

つまるところ、他所にある(最新かもしれない)過去の技術を参照せよと謂うワケだ。(笑)

社会主義とは、もともとそういうモンである。

ただまぁ、メリケンもあちこちから盗んでいるワケで、企業がやるか特殊組織がやるか

の違いに過ぎないんだが・・・ バレないようにヤルのが、正義らしい。

 

我が国では、ヒキコモリの中高年が61万人も養われているという。

私もその類いだと思っているが・・・ 親に養われたいなどとは、思いもしない。

中高年のだけで、徳之島25コぶんも居るかと思うと、頭が痛い。

 


 

ところで

県議会議員選挙が迫ってきた。

候補のひとり、寿洋一郎氏は、三代前の町長で、島のトライアスロン大会の創始者である。

かててくわえて、以前やっていたパソコン教室の生徒さんでもあった。

現町長もそうだが、やはり相談しやすい政治家こそが、民主政治の基本のき、だと思う。

雰囲気で投票しなくて済むのは、とても助かるし、実益にもつながる素晴らしいことだ。

 

さて

温暖化によって増すのは、大気中のエネルギーである。 すなわち、水分と風の増加。

ここ数年、4月の北風が激化し、島から北上する鳥、島へ渡来する鳥が減っている。

反面、雨量は減ってしまった。 曇天の雲は分厚いままだが・・・

 

この春の渡り鳥はどうだろう。 これは、まだ背がグレーのハクセキレイ。

内地でもお馴染みの、川原などにいるフツーのセキレイである。

島では冬鳥で、この時節には北上する個体が立ち寄る。

なにしろ、胸の部分が黒々として面積が広いので、亜種タイワンハクセキレイと紛らわしい。

 

2つ前の青にも載せたが、どうやら今シーズンは、亜種ホオジロハクセキレイが多いようだ。

先の画像と比べると、目を横切る黒いラインがないのが判ると思う。

中国北西部で繁殖する大陸性のハクセキレイの亜種で、なぜワザワザ島に飛来するのか不明。

 

これまでは1羽しか見かけなかったが、2羽同時に記録できた。

いづれも、駐車場である。

 

そうこうしているうちに、ちょい時間が遷って4月になったら、いよいよだ。

のどが黒々、背はグレー、コントラストのハッキリしたタイワンハクセキレイ。

先の、まがいハクセキレイと違って、黒いところが胸からクチバシにつながっている。

カムチャツカ北部や極北で繁殖するためか、やや遅いタイミングに渡来する。

 

以前にも撮影したことがあったが、今回も。

タイワンハクセキレイと、ホオジロハクセキレイのツーショット。

ただし、ピンボケだし、陽炎でハチャメチャだ。(笑)

この時節、寒風と内地の盛夏並みの陽光で、陽炎が半端ではない。

 

奄美大島では、亜種メンガタハクセキレイが観察されている。

たぶん、コチラで見つかるのも時間の問題だろう。

アチラは多数の観察者がいるが、コチラでは島全体で数人レベルだから、見つかりにくい。

ちなみに、ハクセキレイは、ユーラシア大陸で10亜種に分化している強か者。

 

一方

ほとんど毎年、3月に渡来していた珍鳥が、まだだった。

ヤツガシラである。 チラッとだけ4月1日に飛来した。 生(なま)エイプリルフールか?(笑)

もっと後に渡来したこともあるので、誤差の範囲なのだろう。

 

珍しくはないのだが、私にとっては珍しい渡来もあった。

大物釣りマニアには、スルー出来ない 『シマアジ』 という名の小柄なカモである。

通常のカモ類と異なり、とても隠遁性の高い、コソコソするタイプのカモだ。

たまたま、夕暮れのイノーで見かけ、ラッキーなワンカットとなった。

 

南国に移住したものの、ゴールデンウィークの南大東のような条件は揃ってくれない。

しかしま゛〜 鳥類に関しては、なかなかマニアライクで、地味に愉しい時節となった。

 

そういえば

マニアライクな現象は、もうひとつあった。

知らぬ間に、鹿児島大の本村教授が筆頭の図鑑が発刊となった。

私が魚類図鑑を選ぶ基準として、以前はツバメコノシロが記載されているかどうかだったが、

今となっては、ウンブキアナゴが載っているかどうか・・・ も加わっている。(笑)

上記ウンブキアナゴの写真は、私の撮影ではないものの、私が捕獲した個体であった。

幼少から愛読していた魚類図鑑に、種数を増やすなんて、思いもしなかったなぁ。

 

ただまぁ、生物を見つけることは、さしたる成果ではない。 写真同様に、ただの借景だ。

 

釣って食べるとか、図鑑をデザインするとか・・・ クリエイティビティの高い生活をしたいものだ。

そう思いつづけることが、私の大切な設定のひとつ。(笑)

ただし、私を無駄に縛りつけている設定でもあるんだろうな゛〜

 


ではまた