節目 の 味覚

 


 

世は 性悪なるかな

 

罪もないニンゲンが巻き込まれ・・・ などと笑えることを述べるニンゲンが増える時節。

誰かが処理してくれた肉を食らっていれば、孵らない卵を鳥に産ませて食らうぶんには

罪がないとでも言いたいらしい。

罪と謂うのは解釈の問題だから、ナンとでも言えるのは判らんでもないが、自分に甘い。

罪はナニも犯罪だけの話ではないんだが。 私が繁殖しないのも、大きな罪である。

 

カルロスはヤリホ〜ダイだなぁ。

どれだけ金を持てば足りるのやら、はたまたその金で、ナニを目指したいのやら。

欲深い奴の気など判りたくもないが、私は人生を換金するのはご免こうむる。

もしかして、気まぐれドナルドみたいに成りたかったとか?

 


 

きょうもダルくて体調が悪い、クラクラする。 ので、仕事を休んでいる。

この春? は殊更に調子が悪い。 何かにつけて吐き気がするから困ったものだ。

不思議なことに、美味いと感じられるのは、甘酸っぱい野菜ジュースくらいなものである。

 

過日

少しでも美味くて、栄養のあるものを・・・ と、野菜の多いレトルトカレーを求めてみた。

まるごと野菜と謂う。 またしても、まんまと引っかかってしまった。

いつぞやのダブルチーズカレーと同じ手合いで、確かにタイトル通りのカレーだった。

すなわち、肉無しカレー。

だからと謂ってアレルギー対応でも、ベジタリアン向けでも、あるいはハラールでもない。

世の中にそのような哀しい英海軍式カレーが2種も在り続けることが、たいそう不思議だ。

まぁ・・・ まるごとでなくて、逆に良かった。 カボチャのまるごととか、かなり困るし。

 

そう謂えば

この頃、歯が弱くなったのか、リンゴの皮がヤケに硬く感じられるようになった。

食欲がないからパン食を中断し、リンゴとクリームコーン多めのスープで済ませているが、

その際に、リンゴの皮のギシギシ感が気になりだした。

しかも、リンゴはずんずん高価になってきている。 袋もしてないサンフジですら。

リンゴの高額化と品種改良は国策らしいから、仕方ないんだろうが・・・ 

グレープフルーツで代用しようとしたら、皮まで食べても割に合わないくらい高かった。

水菓子全体がいよいよ高くて、栄養補給に使えなくなってしまいそうで、厳しいなぁ。

貧民向けの農協スーパーには、ドライフルーツも入荷しなくなったから、困ったものだ。

 

まったく変な贅沢を覚えた。

きかっけは、美味そうだと選んだのが、うっかり減塩の味噌だった顛末。

ふと、一計を案じてしまった。

出汁が濃い味噌汁なんてのは、これまでもこさえた・・・ 味噌が濃いのは初めてだ。

実はこれ、かなりハマる美味さ。

私という生体の3割は、味噌汁で錬成されていると謂っても過言ではないんだが、

春菊にも対応できるほどの味噌汁がこさえられるとは、思っていなかった。

赤味噌の強烈な香ばしさとは別の、味噌汁らしい味噌汁のような気がする調味になった。

 

納豆に卵黄を用いることが増えたが、白身を加えても風味負けしない味噌汁ができた。

ナニが奏幸するか、ワカランものだなぁ。

 

このごろ

米のめしを食べる回数が減っている。 ので、単純にこさえてみた。

トマトライス。 アラビアータの応用である。

塩分ひかえめながら酸味が強いので、食欲がわいてくる。

雑なトッピングは、まだ軸を除いていない、半完成のドライパセリ。(笑)

 

食べたことのない料理は、とりあえず飽きていない味になるから、食欲につながる。

 

意外かもしれぬが、ふつうのきつねうどんも、はじめてな気がする。 そばはあったが。

お揚げに味がしみるまで炊くのは大変だから、手ごろな市販品を用いてみた。

便利な時代だ・・・

麺は、わざとやらかく茹で上げてあり、甘い揚げとゆるい麺の意外性?がイケルのだ。

しっかし、スンゴイ甘い揚げには驚く。 おそらく、主用途はいなり寿司なのだろう。

見た目はゴージャス?だが、揚げから出る熱い汁には、結構くちびるを焼かれた。

それもまた一興。

 

あ゛〜 久しぶりに、美味いアナゴ天やらキス天が食いたいなぁ。

   

ともあれ

まずは、眠気と全身倦怠を振り払うだけの、気力をとりもどさんと・・・

 


ではまた