台風被害

 


 

世界の渦

 

沖縄県知事には、辺野古移転反対派が当選した。

これで、モリカケ・アッキー・ヘノコと三重苦となった安倍首相。

プーちんや気まぐれドナルドに尻尾を振るが、反応はまともじゃないときている。

 

チョンは相変わらず旭日旗を嫌ってるフリをして、海自にイヤガラセをしている。

さりとて、大韓航空機を撃墜したロスケに、物申すことはないのだろうか?

いかんいかん、半島人に正しい認識を求めるのは、酷な話だろう。

あるいは、意図的に領空侵犯させたから、謂えないか?

 


 

台風25号が迫っている。

24号の深手が残ったところへ・・・である。

 

さて

29日(土) 夕方5時すぎ、早くも停電になった。

懐中電灯で天井を照らす、オシャレな?間接照明スタイル、

タフパッドと半島製ルーターで夜を過ごす。

GYAOは見られないが、Youtubeは250kbpsでも視聴できるのだ。

ただ、ルーター電力の浪費は禁物なのだが・・・

風がうるさいので、音量も上げなければならず、消費電力は増えるばかりだ。

22時ごろ目がかすめたようで、ぐんと風が弱まったが、吹き返しもかなり強い。

 

30日(日)未明、気象庁の公式記録では、瞬間風速が50メートル台だった。

だが、徳之島消防組合の分遣所にある風速計では、午前2時ごろ、65メートルを

記録したという話を、あとで所員から聞いた。

 

今回のすさまじさは、風速によって生じる気圧差により、板材が引きはがされるような

被害が多かったことが物語る。 軒の下側の板材が飛ぶのである。

もちろん、近所のトタン板の小屋の屋根もかなりサッパリとしている。

そのお陰で、わが家のまわりにはメーターオーバーのトタンがゴロゴロしている。

 

今回はわが家も被災した。 雨戸1枚と、戸袋が飛んでしまった。

雨戸は、目が襲来する4時間ほど前の夕方、あろうことか東風のなか東へ飛んだ。

戸袋は、不思議なことに、ほぼ真ん前1メートルくらいのところに、バッタリと。

飛んだというより、外されたような感じだ。 いずれも40年近く前の木造のもの。

よく見ると、飛んだ雨戸の根元の材が、壁から抜けかけていて、三寸釘が見える。

飛んだ方向からしても、旋風が発生したのだろう。

 

30日(日)朝、停電につづき、断水が始まった。

幸い、断水と謂ってもチョロチョロ程度は出るから、水洗トイレは使える。

こんな時こそと、張り切ってブランチをこさえる。

強風の騒音で眠れなかった朝、ウトウトしながらご飯の戻し方を思いついた。

冷凍ご飯をジップロックに入れ、茹でて置きながら、味噌汁をこさえる寸法だ。

なるべく球形に近く、放熱面積の少ない、深めの鍋を用いるのがコツである。

 

どうせ手間は同じだからと、多めにこさえた味噌汁。

白菜と大根、厚揚げの具。 飯には納豆をかけていただいた。

元気が出るだろうと、つい温かいものをこさえたが・・・無駄に暑くなって閉口・・・

 

洗い物は、干してあった焼酎の一升パックに汲み置きしておいたので

そこそこ洗い物はできる。 もちろん溜め水洗い併用で。

かけ流す新鮮な水は、一升パックだと重くて大きく、かけづらいから、

醤油の空きペットボトルにデキャンテすると、便利だった。

 

昼前、ようやく風が弱まってきたので、様子見に役場へ。

災害対策本部に用いてきた庁議室が被災し、さんたんたる様相だ。

ぱっと見、台風というより大震災のようにも見える。

深夜、突如ガラスが割れ、そこから入る暴風の風圧で天井が揺さぶられ、

蛍光灯が落ちてきて、あとすこしで天井が落ちそうだった・・・という。

ちょうどそこに置いてあった、インタビューボードがジャストフィットしたお陰で

ふさぐことができたそうだ。

 

しかしま゛〜

先々代、先代、現在の防災担当者へと、飛散防止シートくらいは貼っておくよう、

進言してきたのに・・・無視された結果で、私にしてみれば、想定内というよりも、

なって当然・・・である。

なにしろ、強烈な台風は南から西側を通過するが、その際に吹くのは東風であり、

庁議室は南東の角に位置しているから、もっとも風当たりが強い場所である。

ベランダなどがない2階の窓は、高所作業だし重い大きなガラスは、交換だけでも

費用が掛かる。

けが人が出なかったから良かったようなものの、ガラスを強化する方が

結果的には安かったかもしれない。

 

停電率で謂うと、徳之島町は80%台だった気がするが、

天城町が99.7%、伊仙町に至っては100%にもなった。

そこへ、ポンプが動かないために、断水が重なっているのである。

 

庁舎内は一部ながら、非常用電源が5日くらい稼働する。

しかしながら、インターネットを担保する光、ADSLの正副両回線が断絶し、

情報源が、テレビと、iPadのドコモ回線のみとなっていたのには驚いた。

常識的には、防災用にiPadを導入している自治体など、ほとんどあるまい。

二代前の防災担当の功績と謂えるだろう。

 

防災センターにも行ってみた。

実はわが家のルーターの電力が切れたため、ちょい充電させてもらうためだ。

私だけでなく、ボチボチ町民もやってくる。

スマホやケータイが使えなくなっては、復旧活動もままならない。

非常用電源コンセントは限られるから、テーブルタップを用意しておいて、

充電スペースを設ける必要がありそうだ。 今回の停電は長そうだし。

残念ながら、役場のネット回線がダウンしているため、避難所用フリーWi−Fiも

ネット接続がダウンしており、電波を出すだけ無駄になっていた。

安否情報を確認したりできるよう、ロビーに据えた大型タッチモニターのパソコンも

ただテレビを流しているだけだった。

 

腹が減ってもご飯を炊けないし、コンビニもスーパーも空いていない。

汗をかいてもシャワーも出ない。 食器を洗うのも、ためらわれる。

焼酎のパックがいくつも干してあるのだが、それに水を汲んでおいたので

しばらくは洗い物できるくらいの水はある。

 

夜、まだまだ電力の復旧は望めそうにないし、冷蔵庫の冷媒も、そろそろ限界が見えてきた。

どうせ明日、月曜は仕事になりそうにないし・・・在庫一掃おひとりさまパーティーすることに。

 

といっても、思ったほど急いて食べるような生鮮品はない。

豆腐パックは意外と除菌がしっかりしているからもつし、玉子もヨーグルトも平気だ。

せいぜい、チルドルームの生ハムと、開封したスライスチーズくらいなものか。

とりあえず、風が涼しくなったので、ニラだくの湯豆腐にした。

ゆっくりチビチビやるのには、湯豆腐はいい。

タレはもちろん、島唐辛子入りのニラじょうゆで、スッキリ辛めで清々しい。

 

最後の手段で、以前もらった大量の冷凍マンゴーを、冷媒として冷蔵にまわした。

 

ブランチの味噌汁がまだあるから、そこへスラチーを入れてみた。

スッキリした、和風シチューのような感じになった。 コレはアリだ!!!

見た目は、先の味噌汁とほとんど一緒だから、絵面は割愛。

 

とても静かになったので、外へ出てみると・・・まさに星明りのみの世界。

雲はあるが、銀河がクッキリと上空を横切っている。

都会に比べたら街灯なんて少ないもんだが、それでも100mおきくらいにある。

夜空を見上げるとき、意外に邪魔なものであるが、今宵だけは見放題だったし、

意外に星明りは明るかった。 広角の明るいレンズがないのが、とても惜しまれた。

 

思ったほど盛り上がらないまま、チビチビやっていた夜半過ぎ・・・

 

1日(月) 0:29 通電。

わが家は空港と発電所の間だから、最も早く開通する土地柄だ。

よかった・・・冷蔵は大丈夫そうだし、冷凍は一部ネギが溶けた程度で済んだ。

だが、インターネットは全く通じず、相変わらずモバイルルーター頼みがつづく。

 

シメの梅茶漬け、生ハムを投入してみた。

ボソボソの不味いハムになり、大失敗。 生ハムは、やはり生に限る。

 

朝になり、役場へ向かうも、まだ町内の大半が停電と断水で、トイレもままならぬ。

動くのは電話だけ・・・だが、職員たちは働いている風であった。

昼過ぎ、ようやく自家発電でコンビニとスーパーが開店。

店員とて、働くどころではなかったのだろう。

店内は最小限の通電だから薄暗いものの、冷蔵庫が使えないから、店売りは嬉しい。

 

日々、配食サービスを受けている老人たちも、町内で弁当すら買えなかったし、

あれこれ対応にあたっている役場職員ですら、食事に困るありさまだった。

 

あちこちで、槌音が響いている。

だが作業しても、シャワーが出ない、飯がまともにこさえられない、

洗濯もできなければ、トイレも流せない。 もう、店にも飲料水がない。

月曜時点では、電気が通っているのは、まだごく一部の家庭のみだったが、

次の台風までに、応急処置くらいは、しておかなければならない。

 

わが家では、風呂の栓がボロボロだったのを失念しており、気付いたら暴風圏。

トイレ用の溜め水は、洗面器とたらいがせいぜい・・・だったのだ。

悔しい思いをしたから、さっそく栓を求めると、1,300円オーバー!? 目ん玉飛び出る。

ちなみに、わが家のたらいは、伝説の空から降ってくるヤツとは違い、青いポリ製だ。

 

結局、夕暮れまでに役場周辺の集落では、電気も水道も通らなかった。

消防タンク車で家庭用の水は配水できるが、飲料水を配る手立てはないから、

ポリタンクなどがなければ、コンビニのペットボトルや、サーバー用の大型ボトルしかない。

 

2日(火)朝、ようやく役場が復活し、信号機もともった。

役場のインターネットは回復したが、わが家のADSLは不通のまま。

町内は半分くらい電力が回復し、水道もほぼ通じたらしい。

仕事を16時で切り上げて、まずは定期船が来たから食糧の買い出しだ。

それから知人にお願いして軽トラを借り、17時までのガレキ出しである。

周囲の家や小屋から飛んできたトタンなどが、庭や路上に放置されており、

わが家に実害はないが、次の台風で飛ばされるのも厄介だ。

 

飛ばされた主は、修繕で忙しいらしいから、周辺に気を回す余裕がないらしい。

主には大変気の毒ながら、いっそ清々しいくらいの飛ばされっぷりである。

母屋は逐次メンテナンスされているが、小屋は放置されているパターンが多い。

今回の台風で、古すぎるボロ屋やパチ建築が淘汰されたようにも見える。

 

災害時のガレキは、公民館に集めることになっている。

浅間は、まだガレキが少ない方かもしれない。

西阿木名では、とんでもないことになっているらしい。

 

イヤな予感がして、振り返ってみた。

粗大ゴミが、だいぶ混じっている。

 

3日水曜になり、隣のババが嬉しそうに言うことには、今のうちにゴミを出したらいいよ♪

まだ町のトラックが、ガレキを回収しきれずに、公民館に放置されているから、

無常識なシマンチュが、こぞってゴミを出し始めた・・・のだろう。

周辺のババらも加わり、知人らしいジジイの軽トラに、アレコレ粗大ごみを積んでいた。

島は、お金も貧しいが、モラルも脳みそも貧しいのが結構いる。

そうしたシマンチュには気分が悪くなるから、クソンチュと吐き捨てることにしている。

 

話は2日の夕に戻るが、軽トラを返しに行ったとき、奥さんからインターネットが

つながらないから振り込みができないという。

車を借りたお礼もあって、モバイルルーターの出番である。

最初、その機械を使うのに、特別な手続きが必要だとカンチガイされていたが、

パソコンから見たら、ルーターはただのWi−Fiである。

スピードが遅いのだけ注意してもらい、無事に振り込みは完了した。

なんと謂っても、パケット制限がないから、どんだけ貸しても定額料金で助かる。

 

本日3日(水)なぜか、強烈な倦怠でダウンしてしまった・・・

外が暗めなので、ついつい寝入ってしまっていたが、気づけば午後になっていた。

きのうは晴れていたが、もう25号の影響が出ている。 やれやれ。

 

このあと、クソンチュの顛末に遭遇するまでは、まだ少しマシな気分だったんだが・・・

アレで最悪になった。

戸袋を失い、最も強風のあたる東側が空いたまま、とりあえず仮固定した雨戸が

とても不安なのところへ・・・先の粗大ゴミの話を聞いたからだ。

ちなみに、モクネジは軽トラを借りた知人宅でいただいてきた。

 

どうなるんだろう、わが家。

酒でも飲んで忘れよう・・・(笑)

 

ところで

台風のさなか、Youtubeでカップ麺のそばを、水でもどすと美味しい・・・というのを視た。

さっそく安いやつでやってみた・・・ 食えなくはないが、美味しうもない。

湯でこさえるのほど、油臭くないのは嬉しいことだ。

やっぱりブランド品でないとダメか? 緑のナンチャラとか。

油揚げ麺は、災害時には水でもどして食べることができる、のは証明できた。

待ち時間は動画では15分だったが、実際には30分かかった。

そういえば、カップのキツネそばも実在するらしいが、ついぞ見たことがない。

 

台風が去ってから、緊急繁殖スイッチが入ったらしく、月曜からテーブルや流しに

出没するアリの量がすこぶる増えている。

カップを軽く水で流して放置すると油分にアリがビシッとつくので、

コレを軽く洗剤で流すと、いささか爽快感が味わえた。

こういう味わい方もアリ・・・(笑)

 

おあとがよろしいようで。

 


ではまた