腑に落ちない カレー

 


 

奇譚は尽きぬ世

 

我が胸の燃ゆる思ひにくらぶれば煙はうすし桜島山

再選に集中したいが、モリカケやアキエの火消しが間に合わぬ、桜島の煙どころではない

そういった念が、ついつい出てしまった・・・といったところか。

 

台風21号、南国名物だった猛威が、そのまま内地に直撃した。

しかも、20号と同じ地点に上陸している。 偶然にしてはデキスギである。

んが・・・さらには、ナニを血迷ったのか、タンカーが関空の橋にぶち当たっていた。

倉敷から関空へジェット燃料を届ける便らしいが、内海ばかりで運行していて、

大した時化に遭った経験が、なかったのだろうか?

船乗りとして、ダメ船長宣言したようなもので・・・可哀想なもんだ。 会社ともども・・・

 


 

ところで

ちょこっとだけNHKに出た。 九州・沖縄エリアのみの放送だった。

イワアナゴの一種の取材に、ガイド依頼を請けた際、顔を露出するハメになってしまった。

地元在住/発見者/名付け親/動物写真家でもあるし・・・断るのは不可避であった。

シマンチュの地元愛は一入だから、目ざとく番組表で見つけ、視ていた気配がある。(汗)

いづれ全国ネットでも放送される予定らしいが、日は未定である。

 


 

カレーを不味くこさえるのは、逆に才能だ・・・と思っていたが、

レトルトカレーに実在するとは、思いもよらぬ顛末である。

過日、亀津で会合があったとき、あちらのAコープで求めたもの。

島でもっとも所得の高い人らが買い物するAコープだから、品ぞろえが違うのである。

 

チーズカレーというのは、いかなるものか・・・と、チャレンジすることに。

ダブル・チーズカレー、チーズもりもりな雰囲気である。

 

冷凍ご飯を切らしていたので、災害時用のチンするご飯を用いる。

というのも・・・炊けば済むのだが、それではブランチにならず昼食になる。

通常の食事であれば、それでイイのだが、せっかく遅く起きて、昼まで間があるから

早めに食べておこうと思ったのだ。

 

なぜなら

カレーには多量の油が含まれるから、我が胃の腑では消化し辛いのである。

正月明け、島に戻ってから、揚げ物を何べん食べたろう・・・この前食べたのは、

確か、アジサシ調査で島中を巡ったときの昼食だったから、7/9である。

さらにその前は、伊仙町の会合のときの弁当と、ルーだけのカレーパンあたり。

 

ともかく

体が油に慣れていないし、カレーの油は辛みスパイスが加わるからか、特に胃にキツイ。

 

ご飯、カレーとも、チンするとすぐ出来上がるお手軽さ。

便利な時代だ・・・ にしても、具が見当たらん気がする。

 

デロデロに伸びるカレー。

見た目は、かなりグロい。 お味の方は・・・・・・・

 

・・・・・ コレ カレー なのか?

ネバネバで、甘酸っぱい・・・ 吐きそう一歩手前、胃の腑が全力で嫌がっている。

 

しかも、具がない。

3ミリくらいの肉の破片のようなものが見えるが、舌には感じない。

 

そうか!? このカレーの名は、チーズカレーだった。

チキンカレー、ビーフカレー、カツカレー、名は具を冠しているのが常識である。

つまるところ、このカレーは、ルーとチーズ・・・(涙)

まんま、その味がする。

 

私はてっきり、フツーのライスカレーに、チーズが加わったものとカンチガイしていた。

チーズが具などちいうモノが存在するなどとは・・・想像だにしていなかった。

 

エスビー食品HPで、内容物を確認したところ

ソテー・ド・オニオン

チーズ

野菜(人参、にんにく、しょうが、玉ねぎ)

牛脂

小麦粉

バター

砂糖

カレー粉

フォン・ド・ボーソース

リンゴペースト

チャツネ

チキンエキス

トマトペースト

食塩

クリーム(乳製品)

ワイン

ビーフブイヨン

酵母エキス(一部に小麦・乳成分・牛肉・大豆・鶏肉・豚肉・りんごを含む)/増粘剤(加工デンプン)

着色料(カラメル、カロテノイド)

調味料(アミノ酸等)

酸味料

香料

といった様子で、肉すら入っていない始末。

無駄に甘酸っぱいのは、トマトと、糖度しかとりえのないリンゴが入っているからだろう。

 

しっかしま゛〜 ほんっとに不味い。

 

それとも

私の味覚が、現代の美味しさに、追いつけないということか・・・

 

とはいえ

ご飯にただカレールーをまぶして食らっているような、敗北感はナンなのだ!?

レトルトカレーどころか、カレー全般のアレルギーになってしまいそうな、窮まる不味さ。

次にカレーを食べるとき、素直に食べられそうにないし、

そもそも、カレー臭にも、おぞましさを感じてしまいそうである。

 

一応

不味さの理由を述べておく。

1) 酸味以上に、甘い

2) チーズが、カレーの風味をスポイルしている

3) カレーの香りが安っぽい

4) 味も見た目も、完成度が感じられない

といった具合である。

 

思うに、ククレカレーの上に、とろけるスラチーを乗せてチンした方が、たぶん美味い。

あるいは、カレーパンにすれば、イケるかもしれない。

 

困ったなぁ、慢性的な夏バテで、汁物と麺類ばかりで、元気が出ないんだよなぁ。

元気が出ないから、炎天下で釣りをする気力も出ない。

 

そうか!?

具に間違いのないレトルトにすれば好かったのだ。 すなわちハイライ(ハヤシ)。(笑)

まさか、肉が入っていなかったり、豚だったりすることもなかろうし。

デミグラスソースの中のタマネギ臭が、ひつっつこく口の中に残るから、ど〜も合わぬが、

ルーだけのカレーよりはマシか・・・?

 


 

食欲がサッパリで、食事までサッパリしたものしか食べられないと体に悪い。

然るに、カレーしかチャレンジしていないワケではない。

 

怪しげなカップ麺に手を出してみた。

和ラー? 三重県、伊勢海老という文字に郷土愛をそそられ、釣られてみた。

具だくさんなれど、枯れたエビ風味の汁が臭い上、揚げ麺だったため不味すぎて断念。

庭の肥やしとなった。

 

ちなみに

三重県人は、安価に真珠やイセエビを求められ特権があり、

必ずパールのアクセサリーを身につけていて、いつもイセエビが冷蔵庫にある、

などという道理はない。

無論、伊勢市/鳥羽市民限定においては、それこそ不朽の生活観・・・ということもない。

さらに、伊勢市沿岸は砂地で、イセエビはいない。

 

とりあえず、この夏の定番メニューになったのが、ニラ玉スープ。

店屋物は敗北感が尽きないので、これならば簡単だし、水分も補給できる。

ニラはとてもビタミン豊富で、スタミナ源として申し分ない。

絹ごし豆腐でカサマシすると、ぐっとボリュームが出るし、フワフワ感も悪くなく、

栄養バランスは抜群である。

ものの・・・アリシンだかが、胃にキツイ気がするから、あまり連続はしない。

 

デザートもチャレンジしてみた。

豆乳のヨーグルト。 牛乳アレルギーの子には、嬉しい一品だろう。

雰囲気はヨーグルトっぽいが、寒天やゼラチンなど多々添加物が加わり、かなりケミカルっぽい。

それと、これでも食べやすい製品とされているようだが、大豆独特の渋みがしっかり残っている。

不味くはないが・・・このごろの私は、ヨーグルトには塩と香草、昆布出汁で味付けして

ドロドロした肴・・・として味わうようになったから、デザートにする必要はなくなった。(笑)

 

味噌汁好きにとって、この夏最大のブレークスルーがコレ。

ピーマンの味噌汁。

ネットのレシピに載ってたから、チャチャッとこさえたら・・・フツーにイケた。(笑)

なんで、これまでやらなかったのか・・・不思議なくらいだ。

このごろのピーマンは味がなくなったから、余計にやりやすくなっている。

 

案外すぐ、くたっとなるから、汁への馴染みも悪くない。

ついでに、タネを抜かず、黒ずんだヘタの先っちょだけ落とし、ヘタごと輪切りにして調理する・・・

というダーダーさもブレークスルーとなり、ピーマン調理のハードルが極端に下がった!!!

 

煮びたしなども含めて、ピーマン料理がずいぶん身近になったし、

ピンポン玉より小さいのが多い、島ピーマンの調理法にも悩む必要がなくなり、

安価と栄養価と手軽さが、同時に手に入ることとなった。

 

ピーマンはゴーヤに次いでビタミンCが豊富で、かつ応用範囲が広い野菜。

先のニラと、ピーマン、どちらかが必ず冷蔵庫に在るように努めている。

 

スーパーで思いついたときは、ただの焼きそばだった。

その名も「ちゃんぽリタン」。

焼きそば麺よりも太いし、コシがありそうだから、焼きそばに最適だと思ったが、

しんなりした太麺を眺めていたら、衝動的にナポリタンにしたくなってしまった。(笑)

 

肉より安物のウィンナー、赤/緑のピーマン、タマネギ、ちゃんぽん麺、ショウガ一かけ、

ケチャ、中農ソースで、調理も味にも、ネーミングにも問題なかった。

 

んが・・・この麺、やたらブヨブヨで、麺というのには無理がある代物だった。(涙)

Aコープでひと玉88円(税抜)もするのに、なんてこった・・・

パッケージには100円玉くらいの筆書きの〇が三つ、象徴的にデザインされたものだった。

 

これでチャンポンをこさえたら、極端にのびのびになって、箸にかからないだろう。

ちゃんぽんはラーメンと違い、炒めた具と共にスープで煮るから、硬めが常識である。

この商品の存在自体の怪しみは、なかなか味わい深かった。(笑)

 

なんともいえない語呂、ちゃんぽリタン・・・

気になって調べてみれば、本場長崎でも愛される、ソウルフードなんだそうだ。

私の料理センスも、ナカナカだなぁ。(笑)

それに「ちゃポリタン」はどうもセッカチだし、ちゃんぽんの重みが失われている。

名付けのセンスも、私が上だな。(笑)

 

左様にして

ただ、ダラダラと夏バテダイエットに親しんでいる・・・ワケでもない。

でもはやり、食欲がなく、一日一食・・・などという日が週に二日くらいあったりする。

暑さ、不眠、弱い精神が重なって起こる現象で、なかなか克服には遠い気がするが、

そのうちやがて、暑さは和らぐはずである。

 


ではまた