夏こそ リゾート暮らし

 


 

簡単でない世間

 

メディアでは、豪雨災害の復旧と、ボランティアをはやし立てる報道が流行っている。

今できることを・・・というのは、目先のことだけでは済まされないと思う。

このままでは、復旧する前に次の豪雨が来るかもしれないし、復旧どころか

炎天で生活が狂ってしまう。

躊躇せずエアコンを使えば、CO2の排出が増える。 なおさら気象は激化する。

なりふり構わなくなれば、事態はなおさら深刻化する、モノレンマに陥った。

 

内地は炎天、島は台風がつづくが、歯止めをかける方法は、誰も考えていないのは、

決定的な経済的打撃が必要な証拠・・・なのだろう。

 


 

ところで

食欲不振が続き・・・ ホドよく夏バテダイエットになりつつある。

デザイナーにとって、自身のフォルムが見苦しいとストレスになるから、体形も大事だ。

自動的に食べる量が減ってくれるので、夏バテも捨てたもんじゃない。(笑)

ただし、ビタミンや摂取タンパク質の量はコントロールしている。

台風や暑さで野菜が目減りするから、そのぶん喉を通りやすい、野菜ジュース系を強化し、

水分補給と栄養補給を兼ねるようにしている。

 

七月上旬、皇族が名を連ねる鳥類研究機関からの依頼で、アジサシの調査へ。

台風が来ると、アジサシは巣立ったものたちだけで移動する可能性が高いから、早めに。

わりとわが家から遠くないところに、島で最大の繁殖地がある。

もうすっかり群れになり、逃げる気マンマンである。

 

二日間かけて、島のあらゆる海岸を見て回らねばならず、かなりハードだった。

しかしまぁ、訪れたことのない海岸へ、カネをもらって行けるのだから、悪くない。

楽しくやってます的なカットも忘れない。(笑)

 

先の繁殖地以外は、数つがいしか見つからなかったが、思わぬ情報もあった。

伊仙町で海岸清掃をしているオジサンから、畳の幅ほどあるウミガメの跡と

巨大な堀跡があったところへ案内してもらった。

前を歩くおじさん、超方向音痴で、港で逢ったときはルートを遡る方向を指していたのに、

ちょうど次の行先にあたる浜だったから、非効率にならなくて助かった。(笑)

このあたりは、浜に出る道が複雑で、直線的なところがほぼないし、目標もない。

跡は残っていなかったが、珍しいウミガメ、オサガメの可能性がある。

奄美大島で記録があるくらいだから、徳之島ではまったく不思議ではない。

 

次に見たら、人が寝そべって大きさが判る写真をとっておくよう、お願いしておいた。

 

ちなみに

その二日後に台風が来て、アジサシたちは数羽しか残っていなかった・・・

 

 

先週末、夏休みに入る前に、荒れる前のヨナマビーチを観ておくことにした。

体を動かせば飯が美味そうだし、遊びがてら仕事のネタを探す・・・のもアリだ。

ヨナマビーチには、世界最大のイソギンチャク、ハタゴイソギンチャクが生息している。

その場所をスマートウォッチのGPSで記録しようと・・・干潮に出かけた。

 

だが、去年に見つからなかったのは、死滅していたから・・・らしく、

ブイのわきにある岩に発生した、小さなハタゴイソギンチャクだけだった。

ファインディング・ニモのそっくりさん、体長3センチほどのカクレクマノミが寄生している。

まだデータベースに登録していない種だから、これはコレでラッキーだった。

イソギンチャクも褐虫藻を共生させているので、高温だとサンゴ同様にピンチになるらしい。

意外なことに、イソギンチャクは自分でエサを捕まえるより、褐虫藻の働きが大きい。

 

二日後の海の日イベントでは、たくさんの子らがビーチにやってくるという。

それ用に、水槽には様々な生物が捕らえられていたが、私も何か捕らえたかった。

地域おこし協力隊など、ヨナマビーチ初心者が捕らえられない生物を捕まえて、

ちょっとイイキになりたかったのだ・・・イイトシして。(笑)

 

深いところでも1mくらいしかないが、40センチ前後のミナミクロダイが結構いる。

しかし、網も何も持っていない。

手ごろなのはいないものか・・・

 

おったおった。

引き潮の水面上から眺めても判るサイズ、7センチくらいあるコブシメ。

捕まえるまえに、サイバーショットを水面下に沈め、撮影した。

ただまぁ、居る可能性を知らなければ、見つけづらいかもしれない。

 

素手でそっと捕まえたせいか、墨を吹かれず、ようよう水槽にたどりついた。

水槽に入れたとたん、ブシュゥ〜とシコタマ吐いた。

ホースの先のあたり。 体色を、周囲のサンゴの石にニセているようだ。

すぐ南側のイノーに繁殖地があり、居て当然。

けれど、意外と知られていないから、子らに見せるにはうってつけだろう。

ただ、二日後まで生きられたかどうか・・・ 、ハリセンボンが二尾同居している。

 

 

海の日ごろから盆にかけての新月大潮は、もっとも潮位が高まるから、

台風の余波が強くなる前に、浜へ出かけてみた。

んが・・・ツバメコノシロの影もなく、オニカマスの幼魚らしいのに、尾を食われた。

絶版カラーのグラスミノーが、あと一本になってしまった。

ずいぶん浜は浅くなっているし、凪にならなくなってしまったから、

今年は釣果が望めそうにない。

台風が遠くにあっても、うねりが常に到達し、浅い浜でグイと高まるのである。

 

だからといって、地元の西海岸では、美味そうな魚が見当たらない。

私がリゾートにもっとも期待する事柄が、まったく期待薄になってしまった。

やれやれ。

 

 

本日の午後は、三京(みきょう)で水生生物の調査兼、観察会であった。

 

そこに現れた、自然遺産担当というのが、デブッチョになったOちゃん。

内地人にはアリエナイような、異様なフォルムと、土色の肌。

5年くらいブランクがある友人知人だと、彼と気付くことは難しい。

相変わらずの、裸の王様っぷり。

 

ちなみに、その向こうの二人が、分校の全校生徒。 しかも一人は六年生。

 

心労で死者が出るご時世に、サラリーマン生活でココまで異形を呈するとは・・・

食事は全て揚げ物だらけの店屋物、仕事はサボる一方で、筆耕さんより高給とり。

役場では、なんでクビにならないのか不思議、とウワサされるのも仕方あるまい。

業務の能力値が低すぎる彼にとって、嘱託は荷が重過ぎる。

なので、筆耕扱いにしてもらったらどうか?と進言したことがあるが、無視された。

適当にチヤホヤされてしまい、より未来が不確かになっていることを無視し続けている。

逃げの一手を通し、次第に顔色が悪くなるOちゃんと、職場で顔を合わせるのは辛い。

 

先日、母から電話があり、私たち兄弟が結婚もせず、孫の姿を見せないことに絶望し

ウツの挙句にパーキンソンを患い、セットである痴呆が中程度に進行したという。

価値観を外に求め、他人にゆだねることは、歳をとるほど危険である。

父は仕事をしなくなった老後、タヨリにされたいとアレコレ考えたに違いない。

母が足が悪くなって不安をかかえているからと、スズキのルアー釣りを辞めて見せた。

だが、それは自分を苦しめるばかりか、母は喜んではいなかった。

 

私が憧れていたハズの、都会のサラリーマン生活から舵を切ったように、

想像していたような未来が来るとは限らない。

自らの価値観を持たなかった父は、自分の描いた幻想に敗れ、今も壊れ続けている。

私が憧れていた強い父が、実は精神的に不甲斐ない存在だった・・・と今さら思い知る、

息子の気持ちにもなってもらいたいが、想像力が無いから、そうなった・・・のだ。

例え親であっても、子の気持ちを知ることは難しい。

そうした、誰かの価値観を借りた生き方は、歳をとるほど、友人が少ないほど危うい。

 

シマンチュは優しいから、懐に入れてくれるのだが・・・友人にはなり難い。

それは、限りない付き合いの長さが必要だからだ。

Oチャンが、友人とカンチガイしているシマンチュは多いのではなかろうか。

 

ちなみに

私が友人にしてもらえた気がするシマンチュは、K子さん、K憲さん、T良さんくらいなもの。

いづれも年上で、島の父母のようは存在である。

 

さてさて

ワナの仕掛け方が甘かったか・・・今年はヤマトヌマエビばかりで、他は少なかった。

釣り用の集魚剤だけでなく、サンマなど足の速い魚が効くが、腐れるのを嫌ったらしい。

気になるのは、島の川は豊かだと思うのだが、オイカワが小さい。

内地のアユの移植を試みた際に入ってしまった外来種だが、12センチくらいから

大きくならないようだ。 台湾にも分布しているくらいだから、暑さは関係なかろう。

もう少し大きければ、釣りごたえも、食べごたえもアルのだが。

刺身で食べるのは危険そうだが、サッパのように酢ジメにしたらどうかと思う。

 

キバラヨシノボリ種群は、クロヨシノボリが陸封され進化した連中である。

種群というのは、ダムや滝などで降海できなくなったクロヨシノボリが、

各河川で同時多発進化し、おなじ河川でも滝ごとに違うという妙な種。

分類上は例外的で、面倒だから種群として一山なんぼ・・・のような扱いになっている。

 

徳之島ダムのお陰で増えているハズだが、少ないし小さい。

オイカワがいると減る傾向にあるというから、産卵床を食われているかもしれない。

残寝ながら、見栄え的にオイカワの方が人気がある。

島の魚やエビ、カニは川床とにた地味なのが多い。

ルリボウズハゼでも、入っていればよかったのだが・・・

 

めぼしい捕獲例も得られなかったが、川風が爽やかだった。

島の河川には、オオウナギこそいるものの、あまり楽しめるところではないのが残念。

冷たい清流に足を浸し、のんびりテンカラ釣りが愉しめたら、どんだけ幸せることか。

 

そんなこんなで、自らすすんで島の川で遊ぶ気になれないのである。

海のような華やかさには、程遠い。

 

どうも川は苦手で、想った通り転んでしまった。

想っていたので、装備はすべて濡れてOKなものだけ。 車のシートは・・・

発射オーライの後釜を用意してあった。

いまひとつマッチせず・・・ バケットシートが恨めしい。

 

アレヤコレヤとあるが・・・島は夏が本命である。

ただ、いわゆる南国風に愉しめるかというと・・・ゼンゼン違うのは否めない。

海も川もイマイチで、どうにも煮え切らない心地を抑えきれない。

観光パンフのような南国らしさを求めて、徳之島に来るのはカラッキシ間違いだ。

 

しかしまぁ゛・・・

妙だからこそ、椎名誠のエッセイより、ずっと面白いかもしれない。(笑)

 


ではまた