トリトリデッキ もう5年

 


 

巷の妙が

 

世界がじわじわと、きな臭くなってきた。

先の世界大戦からもう七十余年もたてば、つぎの戦争への準備は万端だ。

問題はNBC兵器がバッチリ配備されたお陰で、全面戦争は自滅につながる。

 

ただ、瞬殺で終わらせる手がないでもない。

各国の位置情報衛星を撃墜してしまえば、軍備を展開できなくなる。

 

きな臭いといえば、もう尻に火がついている首相夫妻。

バレバレなのに、引っ張るなぁ。(笑)

 

ロスケは、素直なバカなのか?

シリアで毒ガスが使われたことを黙認しつつ、それに対する報復には抗議する。

自分たちが技術供与したか、販売した武器を使ったことを、モロに肯定している。

どんだけ判りやすいんだろうか・・・

国連で傍若無人を自在にすることで、資本主権へ対抗する貧しい国々への

軍備の売り付けを欲しているのだろうか。

にしても、たとえばジェット戦闘機のエンジンの寿命は、メリケンの半分にも至らず、

ランニングコストは、お得ではないのだが・・・

 


 

おとといから、背中に激痛が走る。 よくよく確かめると、背骨より右側が強い。

確か、肝臓がんの症状だったようだと思い、ネットで調べたら的中した。

その症状は、肋骨に圧をかけるほど肝臓が肥大化した結果で、

もはや転移が進んだ情態であるという。 どうやら年貢の納め時が来たらしい・・・

 

父方はがんの致死率が高い血筋なので、覚悟はしていた。

 

なので、死ぬるまでに何をしようか・・・考えてみたが、いまいち浮かばない。

真っ先にうかんだのは、ベトナムへ赴いてフォーが食いたいなぁ・・・だった。

 

ただ、倦怠感はあるが、黄疸もむくみもありゃしないので、いささか妙ではある。

 

そういえば最近、枕を変えたら、結構眠られるようになり気に入っていた。

実は枕が変わっても眠れないタチなのだが、特に低い枕でないとダメなのだ。

しかしながら、横向きで寝るときに肩が痛くなるので、真ん中を低く、端は高く

セッティングしていた。 京都西川の、かなりいいヤツなのである。

 

ただ、大きくて枕カバーがないので、大きなハラマキや、バスタオルで代用。

バスタオルに変えてからの現象なので、もしや・・・と、昨夜はもとの低い枕に。

 

すると、今朝はほとんど解消してしまった。 やれやれ助かった・・・

 


 

天城町へ移住してから、通っている干潟。

通ったおかげで、トリトリデッキができたのだが、やはり人気スポットではない。

 

はやり、シマンチュの稼ぎに対して、趣味の投資がデカすぎるからだろう。

それでも、空港の近くなので、ついでに観察していく・・・というシマンチュもいる。

なにしろ、高級機材が借り放題でもあるし。

ただまぁ、本格過ぎて重すぎたかな・・・と、いささか反省している。

ガッチリした装備でないと、強風が多い吹きっさらしの場所では使えまいと思った。

だが、そういう時は、そもそも誰も来ないのだろう。

本気で来るお客なら、自分の装備を持っているし。

 

そろそろ、ペンキがはがれてボロっちくなってきた。

島では、こうした設備は風化が激しい。

キツイ陽光と風雨、それに設計、施工のユルさにも起因する。

 

4/1以来、コウノトリを見かけないので、いささか心配していた。

サトウキビの収穫が終盤になって、バッタが捕りやすくなったにしろ、

ミネラル補給もあって、必ず干潟で採餌するだろうと思っていたからだ。

 

きのう、コウノトリ湿地ネットで調べたところ、屋久島に渡ったことを知った。

コウノトリは羽ばたかないで渡るスタイルだから、さしたる距離ではない。

一方、奄美大島にいた弟の方は、宮古島へ南下してしまった。

こちらはまだまだ旅を続けて、繁殖する気はないらしい。

大きな鳥は、成熟に時間がかかるものだ。

クロツラヘラサギのオスでも3年はかかるから、5歳なら早い方かもしれない。

 

ここ3年ほど、加速度的に渡り鳥が減っているから、めぼしい観察対象が減って、

かなり寂しい干潟になってしまった。

といっても、このまま越夏しそうなクロツラヘラサギやヘラサギもいるし、

極北までの道すがら採餌する、オオソリハシシギのペアなども見られる。

とはいえ、シギ/チドリの見分けは、一見のお客にはハードルが高すぎるが・・・

 

他方で

ローカルルールばかりで、自分たちのことしか見えていないシマンチュにとって、

地元施設への案内板など不要なのは当然ながら・・・お客は困るのも当然。

 

スポーツ大会で運動公園を目指すお客が、案内板を目印にしてるそうだ。

文字だけでなくキャラ付きの看板はとても珍しいから、目標物としては目立つ。

 

あのチャランポランで有名だったY課長は、最初から案内板を考慮に加えていたし、

思えば、普通の良識がある人物で、実は珍しく思いやりのあるシマンチュだ。

理屈よりも、直感が優れているのだが、いかんせん瞬間風速の人物だから、

すぐ興味の先が別へ遷ってしまい、チャランポラン化してしまう。

だが、未来を見通す力は、おそらく歴代の役場職員でも屈指の鋭さであった。

右脳系は島では希少である。 先日ご退任された副町長も、右脳派である。

将来を考えることができない、イメージできないのが、南西諸島民族の個性だからだ。

 

つい最近、出来上がったのは、大和城の遊歩道というか、登山道。

山頂には、負け戦でボロボロになったトーチカがあるだけで、

下界を見晴らそうとすると、手前に山があって、さほど景色もよろしくはない。

ま゛〜いわゆるひとつの、地元業者の活性化事業っぽいニオイぷんぷんですな。(笑)

スゴイのは、入口に柵があり、閉ざされているのに・・・何の但し書きがないことだ。

せっかく訪れても、入るのをはばかられる仕掛けである。

建設課や観光課は、こうした土建屋活性化のためだけに施設をこさえるので、

案内板などの細かい配慮は、たいがいしない方向で徹底しているらしかった。

そのあたりは、無駄がないと謂えるのかもしれぬ。

とても口で説明して行かれる場所ではないのだが・・・案内板の整備は無ければ

利用者が増えることもなく、荒れるのも防げるから、一石二鳥かな。(笑)

採用されている浸透舗装は、見た目は優しく、強度は低めだ。

 

ちなみに

すき間アリアリな柵ながら、一応はイノシシが畑に侵出しないための柵である。

このあたりも地元業者クオリティと、役場のスルー体質のコラボレーション。

たとえ、但し書きがあったとしても、お客のイノシシへの恐怖はぬぐえない。

なにしろ、内地ではイノシシに襲われて死者が出ているのだし。

 

閑話休題

 

実は

私はトリトリデッキを、ほとんど利用していない。 年に、20回もないだろう。

よほど強風とか、すぐ手前に鳥たちが居るとき以外は・・・視線を下げたいから。

20回は多いだろ! と思われるかもしれないが、年600回かた訪れるから、

ほとんど利用していない・・・ことになる。(笑)

 

さらに最近は、

積極的に口笛を吹いて私の存在をアピールし、慣らすことができるか実験中でもある。

 

さりとて

自分でデザインした施設なので愛着がわき、毎日通うようになったのも否めない。

鉄骨ムキダシなのは不本意ながら・・・

 

お陰で

鳥だけでなく、ウミアメンボやノコギリガザミ、ミナミクロダイのマニアになった。

 

そういえば、移住してスグのころ撮影した、例のミサゴがミナミクロダイをとらえた写真、

まえにも鉄腕ダッシュで放映されたが、4/1の特番でも使いたいと連絡があった。

この出逢いがなければ、わざわざ浅いイノーで、チヌを釣りたいとは思わなかったろう。

 

今にして思えば

旅行客だったころ、クロツラヘラサギとの出逢いが、たぶん人生の方向を変えていた。

このところ見飽きた感もあるものの・・・ 定点観測は怠らない。

出無精で、不眠症で倦怠のカタマリとなった身には、出かけるキッカケが必要だ。

 

別にカネになるわけでもないが・・・ ゲームちまちまやるのよりは、人生の足しになる。

 

というか・・・ トリトリデッキのデザインとか、データベースの仕事にもつながったから、

地味にカネになっている。(笑)

 

将来、Y課長のような、大胆に未来を見通す職員が現れることは、おそらくない。

となると、町議のどなたかにプランを示すしか、将来性のある施設づくりは望めない。

なにしろ、自然遺産登録もなにも、ビジターセンターすらないのに、構想もない。

 

どうあがいても、シマンチュよりも島にやってくる客の方が、知能レベルが高いから、

ソフト要素の強いビジターセンターには、最初からハードルというより、棒高跳びのような

難関の高さがあることは、至極仕方ない現実だ。

知識欲のあるシマンチュが、島にヒキコモル必要はないから、島の外で活躍している。

 

そうそう

トリトリデッキへ、埼玉からのお客があったと聞いた。 大島からハシゴしてきたらしい。

アマミノクロウサギも多いし、ルリカケスなど昼でも観られる派手な固有種もいるから、

徳之島はオマケ的に訪れたのに違いない。

 

トリトリデッキは

数少ない昼間の観光資源になると思ったが、ここ数年、渡りが減る一方で

なかなか期待できるほどの面白みもなくなっている。

 

ただ、考えようだが

クロツラヘラサギは他の地域にも居るが、アマミノクロウサギとのセットは島ならでは。

他の島よりカッチョイイとされるイボイモリやオビトカゲモドキや、固有植物が、

天城町内で一泊するだけで、すべて網羅できるメリットがある。

 

あとは魅せ方次第、訴え方次第ということかもしれない。

同じ技術を用いても、アイフォーンとファーウェイでは、ユーザーの印象は全く違う。

 

観光マップをWeb対応へ進化させたように、何かこう・・・ひと工夫すれば

トリトリデッキも進化させられるかもしれないなぁ。

トリアエズというか・・・鳥に逢えず、なときにデータベースでも眺めてもらえるよう、

QRコードを張っておこうかな。 ある袖は、振らないと損だし。

 

この地域には野鳥を集める地力はあり、奄美群島初の珍鳥タカサゴモズやインドハッカが

記録されているから、バーダーのうちトレジャーハンター的なお客なら、価値を解かって

もらえると思う。 なにしろ、私以外にほとんど観察者が居ない、渡り鳥フロンティアである。

あえて台風の前に来島し、通過直後のチャンスを狙う・・・といった荒業も夢ではない。

 

それを伝えるためにも、いささかデータベースの情報整理が必要かもしれないな・・・

 

ありがたいことに、最寄には珍しく島料理がおいしい民宿があるのが、後押しになる。

平和の森荘はトライアスリートなら存知かもしれないが、ガセも食べられる優れた民宿だ。

Wi−Fiも完備されている。

 

なにしろ

高齢者の配食サービスでも腕を振るうベテラン女将は、私好みの人妻No.1だ。(笑)

声は低め、イロっぽくて情熱的、調理が丁寧、味付けも内地人好みを心得ていらっしゃる。

 

島へのお客がリピーターにならない最大の理由は、飯と酒が不味いことだから、

近所に、これはど恵まれた宿があることは、実は絶大なメリットでもある。

もちろん、私が釣りする旅人だったころ長逗留していた、徳之島町の山海荘も飯は好かった。

キチンと地物の魚貝が出てくる宿は、ほとんどない。

 

初記録の野鳥狙いバードウォッチングと、女将の美味しい地物料理に舌鼓ツアー・・・

オプションで、干潟の生物散策&ガセ捕り実演、夜はアマミノクロウサギのナイトツアーとか、

鳴きマネオジサンの、アカショウビンに出逢える熱帯の森散策とかとか。

 

天城町でしか実現しない、ココだけのネタは結構あるのかもしれない。

鳥好きは、意外と行動的だ。

これからの季節、トリトリデッキとアカショウビン、平和の森荘の組み合わせは、悪くなさそうだ。

なんといっても、鳴いているアカショウビンの撮影は、本来極めて難しいのだが・・・

私にとっては、それほどでもないし。(笑)

 

今年の夏は、ことさら熱くなるのだろうか。


ではまた