内地と島の味

 


 

知的でなく恥的

 

ウチナーンチュは楽天的である。

そもそも、米軍基地のまわりにむらがって暮らしているのに、遺憾もへったくれもない。

あまつさえ、遺憾を通り越し・・・ そもそも遺憾の意味を解かっているのかすら怪しい。

とかく遺憾遺憾と謂うけれど、アキラメの意味であることを知らない、哀しさが漂う。

期待もされぬ政権が多用するが、遺憾はボカシにならず、軽はずみに用いてはならぬ。

単純に反対するだけでなく、キチンと機種ごとの事故率くらい、調査してみたらどうだ?

頭は帽子を置くためでなく、脳を使うために在る。

 

成人式サギが発生した。

ワルイが、一生に一度のイベントというが、別に二十歳は努力した事柄ではない。

ぶっちゃけ私は、成人式に違和感がありすぎ、長久手の下宿で寝ていたのを思い出す。

ただメンドクサイだけであった。 それが今や、大騒ぎである。

まことにもって、オメデタイ国民ぞろいで、名実ともにオメデタイ年の明けとなった。

この際、釘を刺しておくが、弱冠は二十歳のことで、弱冠15歳にして・・・は遺憾だ。(笑)

そもそも、成人式とは自治体が漠然と祝ってやるものなのか?

育ての親や、地域の先輩が祝ってやるもんだろ?? 根本が間違いじゃないか???

 

南北キムチ民族が話し合いをしても、なにも進まない事は、最初からわかっている。

もはや、言葉も通じないほど違ってしまっているのだから、同じ民族とは謂い難くもある。

ましてや、独裁政権の維持と、内政の行き詰まり打開しか念頭にない両者に、接点はない。

とゆ〜か、どちらも守る気のない約束をとりつけようとするのは、ポーズにしても恥ずかしい。

恥を知らぬとは、とてもオメデタイ連中である。

 

南はさておき、北が厄介なのは、ロスケやチャンにとって赤旗を掲げるための盾だからだ。

独裁を通し続ける赤の連中にとって、北は断じて資本主権社会に屈してはならない。

国連の手前、ポーズはしているものの、北を支援し続けるのは仕方のないことだ。

 

問題は、我々が専守防衛と自画自賛するものの、防衛できない立場を貫く姿勢だ。

いくら高額なミサイルを購入しても、撃墜するのが他国領の外でなければならず、

すなわち、わが国上空で見事に迎撃する姿勢を、無駄に貫こうとしていることだ。

迎撃しても、化学や細菌兵器が落下すれば意味がないが・・・ポン人は無駄に男前だ。

無駄な男前で、戦争にボロ負けしたことを忘れるのには、まだ早い。

戦争に関しては、ポン人は本当におバカさんで、まったく真剣みに欠けるが、

バカは死ななきゃ治らないという、最適な格言もなくはない。(笑)

北の怖さは、核だけはない、むしろ化学と細菌兵器だ。

 


 

いつものように、実家では好物の連発であった。

本来なら孫たちと味わうべき料理の数々。 いささか心がジンとし、チクチクもする。

 

焼き餃子だけでなく水餃子も用意される。

タレはダイダイやレモン、柚子などの天然果汁のポン酢、それがわが家の流儀。

湯豆腐も天ぷらも、そういう感じで、ずっと昔からやってきた。

 

私の好物となっている、ギンナン入りのがんもどき。

揚げたてをポン酢でいただくのも美味いが、こうして炊いたら、なお美味い。

がんもからじゅわり出る出汁が、あつあつご飯にしみるのも、また好し。

世に、がんも丼なるものが無いのが不思議なくらいだ。

 

ミートソースのピザも定番のごちそう。 もちろん生地も手製である。

今回初めて、オリーブオイルをたらしていただいてみたが、コッテリ美味かった。

わが家では、こうして新しい食べ方?を見せないと、誰もやらない。

巷に迎合する必要は無いけれども、美味しいことには貪欲でありたい。 

 

白銀のかまぼこと共に、毎暮に注文される岡虎のちくわ。

これ一本で、通常の紀文の高いチクワ3本入りが買えてしまう。

山口県は、魚介そものもだけでなく、加工品も秀逸であるかわりに、高値だ。

こういうのを食べて育つと、スーパーの練り物が炭水化物なのに驚かされる。

美味い不味いというより、別物だ。

 

相変わらずこっくり・・・山口県民限定・郷土料理で、おふくろの味。

けんちょう炊きは、イイトシにならないとわからない郷里の味わい。

肉っ気がないので、幼少の頃は味気なかったが、実は出汁がしみて

炊けば炊くほどに味わいが深まっていく。

汁ごとご飯にぶっかけていただくと、これまたタマラン。

 

以前は私の担当だった、サービスエリアの怪しい産品探し。

今は弟が担ってくれている。

抹茶カラメルをコートされたポップコーン。 なぜか弾けていないが食感は普通。

このごろ、だいぶセンスが良くなって、ハズレがない。

わが家のピュアな味付けに通じてれば、当然味覚が鋭くなるのだが・・・

本人はさっぱり気づいておらず、納豆のタレをもちいているのには、いささか遺憾。

忙しさを言い訳に、インスタントやコンビニ食を嗜み過ぎているらしい。

たかだか公務員の忙しさなど、どんだけのものやら。 民間で仕事してみたまえ。

 

時に、思わぬ発見がある。 今回はコレ。

ローストビーフに、丸くて甘い品種の自家栽培レモンをトッピング。

ただ、しょうゆを垂らしただけなのに・・・ ぜぇっっっぴん!!! だった。

柚子胡椒も悪くない。 今年の年末からは、定番に加わる可能性が高かろう。

 

幼少のころから、大好物の組み合わせがある。

赤飯と奈良漬け。 正確には、赤飯の茶漬けと奈良漬けが個人的究極のひとつ。

記憶がうっすら残る3歳の頃から、酒粕は大好きで、粕漬や粕汁は好物である。

ストーブで網焼きした酒粕の、おこげが大そう好きだった。

赤飯は、これまでは小豆粥だったが、今年は赤飯。

わが家オリジナルで、七草粥の代わりに小豆粥を炊く習慣があったのだ。

 

ちなみに

奈良漬けは本物で、瓜と酒粕と塩のみで漬けられていて、旧友の母親の手製だ。

深漬かりになり、熟成するほど甘みが増していき、たまらない風味となる。

奈良の老舗で市販している軽々しい味とは、まったく異なる深い味だ。

 

島へ戻った。

 

土産を配達?しているさなか、一人だけ「おかえりなさい」と謂ってくれた女子がいた。

しまった・・・と三年分くらい後悔した。

実は以前から気にしていた女子だったが、わりと最近結婚して苗字が変わっていた。

私はバカだから、こういう優しい言葉に、すぐ絆(ほだ)されてしまう。

ただまぁ、人妻好きなので、別にアキラメたとかそういうのではなく、今も好きだ。(笑)

 

久々の自炊、ペースが戻らぬから、とりあえず冷凍のマグロ血合いバーグをチン。

驚くほどスパイシーで、むしろキツイ風味で、異国の料理のようだった。

自分がこさえたのに・・・である。

 

性格がキツイ人物の味付けは、当然のようにキツイ風味になるが、度を越えていた。

よほどストレスがあったか、まわりのニオイが調理を加速させるほど強かったか。

 

原因はおそらく双方だろう。

能力を伸ばしたいが、今の仕事を昇華できないでいる自分と、

すぐ近くに牛舎があったり、わが家の天井裏に住むネズミの糞尿のニオイもプンプンだ。

そういう環境にあると、当然ながら料理はスパイシーになる。(笑)

アジアの料理が、総じて強烈な風味なのは、そうした環境臭によるのではないか?

 

なせだか

さほどの栄養価もないはずだが、島野菜を用いた料理は元気が出やすい。

シーズンのチンゲンサイをタップリ加えた粥。 玉子は年越ししたものだ。(笑)

出汁はインチキな化学、丸鶏がらスープとカツオ風味である。

でもやっぱり、ほっくりするなぁ゛〜

 

島には食材が多いわけではないが、鮮度は抜群。

やはりあとは、タンパク源・・・ こう時化が続いては、漁師も釣り師も手が出せぬ。

 


ではまた