少し違う正月

 


 

自分本位のニンゲンたち

 

年始から、キムチンとドナルドは俺の方がデカいなどと、下品に威嚇し合っている。

ムンチンは相変わらず内政をスッポカシたまま、慰安婦らしきを持ち上げる。

いづれにしても、世論に満ち満ちた落胆の火消しに躍起な年明けとなった。

わが国の首相とて、モリカケ問題をうやむやにしたままだし、

沖縄では米軍バッシングが、半島の反日好きに似た雰囲気を臭わせ始めている。

 

インテルなどCPUに長らくバックドアが設けられていたことが暴露された。

「発見された」と報道されているものの・・・やっぱりな・・・である。

コンピュータやスマホを使うというのは、メリケンに情報を知らせるのと同義である。

 


 

年が改まった。 私はどうも、正月がメデタイという感覚が解からない。

一人でいる時間が長いせいか、家族といるときは不自由で、気も体も休まらぬ。

さらに、このところ音に過敏になったため、物音がすると目が覚めてしまうから、

馴れない実家の音に、毎夜悩まされていたり。

実は、私にとって帰省は、かなりしんどいイベントなのである。

 

そんななか、癒しとなるのが食事である。

地味ながら、嬉しいメニューが味噌汁。

生ワカメと、大ぶりな厚切りシイタケ入りである。

これまでも、幾度となく記してきたが、島では断じて生ワカメがないし、

ゆでワカメが生ワカメと勘違いされて流通することがあっても、茎がない。

茎のないワカメなど、衣のぬげたトンカツや天ぷらに等しい。

 

幼稚園からの同級生の母親つながりで、暮れごと送られてくる、ありがたき品がある。

おそらく、母親らのもっとも苦労する時期に得られた仲間意識は、相当なものなのであろう。

山口県人にとって、塩ウニはコレでなければならない。 ウニの玉子でなく、内臓の塩漬け。

こってり濃厚で、ほかほかご飯に抜群だ。 こればかりは、熱燗よりもご飯が合う。

数百円のパチウニの小瓶なら島のスーパーで見かけることもあるが、アレはけして美味しうはない。

せいぜい、ウニクラゲの材料程度の存在意義である。

無論、玉子の塩漬けも物足りない。

ただし、コレ一本で結構するので、知る人ぞ知る逸品である。

 

同い年といえば

強面で気のいいの島の同い年から、念入りにフルザケと謂っていた酒を持たせてくれた。

それでなくとも荷物が多いので、途中でいささかトラブったが、無事に到着。

フルザケとは、漢字で書くと古酒(くーす)っぽくカッコイイが、単なる古い焼酎ではないか。

だが、流石は酒のみ、5年を経た古い焼酎は、確かに美味くなっていた。

 

島の黒糖焼酎は、八重山の菊之露に匹敵するクセのある酒だが、

焼酎好きの弟が、ぺろりと飲んでしまった。 いつもは、ダバダヒブリなどを飲むらしい。

 

島の酒は技術的な問題か、それとも寝かせていないせいもあってか、イマイチである。

このごろ、地元の煌(きらめき)の人気も薄れているらしく、シマンチュにとってもイマイチらしい。

いつも飲んでいるのは、大島産の低温蒸留の3年物、里の曙。 通称サトアケである。

 

 

元旦、カメラのデータをバックアップしようとしたら、CFカードのデータが破損した。

カードのせいと決めつけた挙句、結局カードリーダーの不良によるものだった。

年末に撮った貴重な画像が入っているから、慎重に復活させたが、

カードはそのまま持ち帰ることにして、予備のカードで撮影しつづけることにした。

救出したデータのうち、イシガメのつぎに大切だったのが、雨の朝に呼び寄せたジョウビタキ。

島では日常的に寄せて撮るが、内地ではそうそう実現できないからだ。

せっかく島からずいぶん遠出しているのだから、こちらでしかデキナイことはやっておく。

 

今回、なんとなくチャレンジできないかと持ち帰ったレンズがあった。

マニュアル時代のレンズ、CONTAXの35mm/F1.4である。

フォーサーズカメラに装着すると、私が苦手とする70mmの中望遠レンズになるが、

どのような用い方があるか知りたかったのだ。

 

そしてさらに

未体験のボディ内手ブレ補正がバッチリ働いてくれるハズだった、のが・・・・・動作しなかった。

 

わざわざ、電子接点付きのCONTAX→キヤノン・アダプターにしたのが徒(あだ)になろうとは。

カタログなどでは知ることのない仕様のようで、ボディと電気的に通信する他社製レンズは、

一律に、レンズ側補正があると判断するように設定されているらしかった。

後発メーカーだけに、業界初の本体とレンズ双方による手ブレ補正、デュアルISとやらに、

よほどの固執があるらしい。

ぶっちゃけ他社製レンズにも働く方が世のためパナのためだが、くだらないメーカー原則がある。

 

それにしても

ルミックスG8のマニュアルフォーカスをアシストする機能、ピーキング機能はヘッポコ過ぎだ。

どう頑張っても、所詮はコンデジレベルのコントrストAFなのだから、ピーキングはキチンと働くべきで、

被写体が動いたり、レンズをパンしている間は働かないようでは、実用とは謂えぬレベルである。

このあたりは、旧型ながらソニーNEX−7がいかに優秀だったかを思い知らされる。

パナはやはり、サラリーマンらしく、物好きでなく金好きな連中がモノづくりしているのがヨクわかる。

技術屋のコダワリも金次第というか、実装した機能の検証を甘くみすぎる嫌いがある。

それ以上に、パナにとってソニーの撮像センサー技術が高すぎるのかもしれないが・・・・

G7j以上にピントを外すようになったから、よほどチューニングが悪いのだろう。

ずっと、イライラさせられっぱなしであった。

 

ひょっとして、ローパスフィルターレスになった撮像センサーからの信号を、

いちいちリアルタイムで画像処理しながら、ファインダー像を投影し続けているとか???

 

さておき

30センチまで寄られる70mmレンズなので、料理にも好い気がしている。

売り場で美味そうだったサク、やはり刺身にしても実にいい色合いである。

いちいちストロボワークなどしていられない食卓で、つややかに写すのにもってこい。

さすがに、静物だとピーキングが働くので、ピントを外すこともないし、

明るいレンズで発生してしまうフリンジ現象も、もともと弱い光源だから発生にくい。

 

相変わらず、ぶらぶらと実家周辺を徘徊しては動物の写真を撮って気晴らしするが、

G8に慣れる意味もあって、あえてマニュアルフォーカスばかりを用いて撮影を続ける。

冬の猛禽、ハイタカは今シーズンはなかなか見つからない。

G7のようにプラボディでないからギシギシとカメラが歪むことなく、ガッチリと構えやすくなった。

飛びものは、レンズの重さがもろにカメラにのしかかるから、G7では難しかった。

前述のように、あまりにピーキングが役立たずで、ドピンボケに悩まされる日々だが・・・

一眼レフのように素早い対応はできなくても、オートにないピント精度を出すこともできる。

オートフォーカスでは全く追えないシーンも、電子ファインダーだから難なく記録できる。

冬の田に潜む冬鳥たちを逆光で捉えると、実に暖かな光景に写るのだ。

とかく鳥は逆光になるから、勢い順光ばかりを追いたくなるのだが、光の美しさの本質は逆光。

その具合を確認しながら狙えるのが、まぶしくならない電子ファインダーの好さだ。

ただまぁ、調子に乗って夕日などを狙い続けると、センサーが焼けてしまうこともあるけども。

 

歳とったら、重い超望遠レンズは使えなくなるから、コーワなどのスポッティングスコープを

用いるだろう将来を考えると、マニュアルフォーカスに慣れておくのは大切だと思う。

 

ただちょっと、あまりに望遠すぎて、広角よりの望遠?が欲しくなるこのごろ。

なにせ、手持ちで1400mmなど・・・イイ歳して、尖りすぎた装備である。(笑)

 

はたまた

G7では4Kフォトの撮影中にファインダー像が出なかったのが、ようやく表示されるようになり

超高速連射も可能となっている。 その活かし方もまだ手付かずで、しばらくは遊べそうである。

そのうち、G8の特集を書きたくなるに違いあるまい。

 

島に生活すると、内地の冬の味気なさはトテツモナイ。 動物撮影でもしなければ退屈きわまる。

さりとて動物も少なければ、手軽に釣りもできないのは、ひときわ窮屈な生活である。

島にいて不便なのは、釣り具の調達のみで、ほかはたいがいAmazonの通販で事足りるようになった。

人生を削って窮屈に働き、人工的娯楽に浸って気を紛らわせる生活には、もう戻れそうにない。

 

実はまだ、違うことはあるになあるのだが、それはまた、おいおい。


ではまた