今年の10大出来事 なるか?

 


 

ニンゲンの勝手事

 

サンマ、ホタテ、鮭、スルメが不漁だったと知った。 肴もオチオチ食べられぬ。

気候が変動し、さらに無駄に増えた民衆をかかえる連中が出張って来たのだろう。

仕方のないことだが、それらは今後、ドエライ加速することだろう。 それが摂理だ。

にしても、もともと島に入ってくる鮭はバカに高い。 干し芋くらいの切り身が100円もする。

 

ベーグンのヘリから、7キロの窓が落ちたという。

ちょい前に、どこぞの部品が落下したのを握りつぶそうとしたようだが、今度は無理だ。

小学校に部品が落下するようでは、そもそも作戦行動に支障がある大失態。

ヘッポコ兵士の訓練だから、オンボロ機材を用いたいのだろうが、沖縄は厄介な土地柄だ。

もともと、そんなところに学校はなかったのだが、造っちまったウチナーンチュたち。

被害前提で造っておいて、ブーたれるそのご都合主義に憮然とさせられてしまう。

基地周辺が城下町化したが、基地周辺は騒音などで住み辛く空き地だったから、

そこへ学校を相次いで建設したら、やっぱり事故が起こっただけである。

いかにもベーグンが悪いように見えるし、翁長知事が県民を思っているように見えるが、

ウチナーンチュの窮極テーゲーさを露呈しているように見えるのは私だけだろうか。

どうも怒りの方向性というか、怒り方が違うような気がする。

お上に謂うのはお門違いで、米軍に直接行動を起こすべきだろう。

これは、覚悟して住んでいる住民と、意識の低い米兵の人間関係の問題だと思う。

 

Windows10の更新データは、どうしてテロ的にトラフィックを食らうのだろう。

んま゛〜メリケンのことだからダウンロードしているフリをしてこちらのデータを盗む・・・

とも考えられる。 なにしろ更新が始まると、動画はおろか、グーグルニュースも

アクセスできませんと表示されるほどで、半日は手が付けられない。 使えないパソコンだ。

意味不明なのは、トラフィックのほとんどを食っておいて、全体の9%と表示するデタラメさ。

島のADSLは3メガ出れば良い方だが、それを9%とする基準がサッパリ理解できない。

勝手に50メガあたりを基準にしているのだろうか???

 

タフパッドに至っては、先ごろインストールされたアップデートによって

モバイルホットスポット(テザリング)ができなくなったから、アクロニスで過去に戻した。

どうやら、ルーティング機能のうちDHCPでIPアドレスを付与することができなくなったらしく、

Wi−Fiは接続するが、インターネットアクセスが阻害されている。

ナニがアップデートされたのかさっぱり解からないわりに、トラブルが多く、全く困り者だ。

 

せめて、作業中のダウンロードは、メールすら不通になって邪魔で仕方ないから、

ダウンロードの一時停止くらい付けとくのが、仕事の道具としての礼儀だと思うが。

気まぐれドナルドにしろ、メリケンの連中ときたら、まったく不躾だ。

アレを自由というのだろうな。(笑)

 


 

今年は一段と不眠が進み、上に向いては呼吸が止まり、左右に向いては肩が痛む毎夜。

あまりにリアルで見たこともない光景の夢を、多量に見るようになった。

夢は自分の意識の中にあるものが反映されるハズだが、先日は宿のトイレを探す夢だった。

すると、オカミが川べりにある木の下にある小屋だという。 そんな設定、知らなさすぎる。(笑)

え゛? コレ夢なのに、なして私が知らないことをオカミが知っていたのだ?と夢で気づいた。

夢見が多すぎると、夢に居ることを認識している私がいる。

夢の中の音で驚いて、とび起きることも多くなった。

 

あんまりオモシロイ夢が多くなったのだが、夢は出来事ではなく、残念ながらランク外だ。

 

7位) 77冊限定、レシピ集復活!

6位) 浜から、ヒラアジ4キロ

5位) 写真展を開いた

4位) 遺産候補を破壊する、林道清掃に加担した

3位) 劇的に美味しかった、パクチーのスープ!?

2位) ハザードマップと観光マップをプレ公開

1位) 人生最大のガセに、絶妙に挟まれた!

 

今年も10大にはならず7大止まりである。

半日しか活動できない日々が続いているし、島のなかの小さな生活だから、仕方あるまい。

 

7位

あれから5年、レシピ集を微妙に復活させることができた。

無料配布でなく、税込み500円。

なぜ極少77冊なのか・・・は、オトナなりの事情だが、町長、副町長の稟議を通過しており

変な手を使ったとか、私の思い付きだけで実現できたわけではない。

ともあれ、今回のは77冊限定版と明記されている点が、おそらく他にない。

次にいつ復活させられるか知れない、超小ロット印刷。

大切にして欲しいと念じて入れた。

基本的なことだが、題目は左右どちらかに寄せた方が、こうして陳列映えする。

シリアルナンバーを入れようかと思ったが、それでなくても少ない部数のうち、

42、44、49、66とか嫌われたらかなわんので、やめておいた。

 

オレンジページを読みあさり、撮影や書き方を覚えたのを思い出す。

意外にも料理は逆光で撮影する・・・などとは思いもよらなかった。

逆光でないと、汁気や脂分のキラキラ、ゼリーの透明感などが、サッパリ写らないという

当たり前のことが判らなかった。

逆に、動物写真家でないと撮影できない、調理の瞬間を記録してある。

調理にはスピード感、タイミングが大切だ。

 

女性は、手の甲に年齢が出るためか、調理中をネチネチ撮影しようとすると、

最初はずいぶん撮影を嫌がられたものだった。 完成品だけ撮影すれば済むだろうに、と。

経験者なら解かると思うが、料理は習うより慣れろ、一緒にこさえることが早道である。

それに近づけたかったのだ。

 

以来、女性の手を撮影することは無いが、手には人生が垣間見えるものだ。

私は人物の撮影は苦手中の苦手だが、顔のシワと同様、働く手にも味わいがある。

 

なんかこう

このごろの記事は、回顧録になってるなぁ・・・ イイ歳ということか・・・

 

3位

パクチーはコリアンダーとは知らなかった。 いづれにしても、カメムシ臭のするアレだ。

たぶん、島の男子でこのチューブを買ったモノズキは、私だけではなかろうか。

ただ、いつ食べたか覚えないが・・・どこか懐かしいような気がする。

 

日常的な料理に加えても、ただカメムシをすりつぶした風味?がするだけで馴染まない。

だが、どういうわけか、スッキリした鶏や豚のスープにショウガ、ごま油、唐辛子、酢、ネギ

などを加え、ピリ辛で酸っぱくて香ばしいスープにすると、パクチーがなくてはダメだ・・・

というくらい異国情緒あふれる味になる。 しかも止まらない。

私の魂のどこかに、ベトナム系が混じっているのかもしれない・・・と思うくらい。

ちなみに、先のスープは、ていねいにとったコーマキブニ(豚足)の一番出汁でこさえたもの。

骨ごとぶった切られた豚足だから、一番出汁とはいえ骨の髄からも出汁が出ている。

コーマキブニは、おでん風に厚揚げとこんにゃくと共に、じっくり煮ようと思っていたから、

二番出汁くらいで実験したくらいが、ちょうど好かろうかと。

 

実験しはじめたばかりだが

シーフード系カップ麺の湯を多めにし、唐辛子とポン酢/レモン果汁とパクチーを加えると、

失われし祖国の記憶がよみがえってくる気がする。(笑)

 

ランクインした他の顛末は、これまでの青に記してきた通りである。

 


 

これまでの島生活のなかでも、最もパッとしなかった年だったことは否めない。

その証拠に、新聞には二度しか載らなかった。 一度は一面掲載の栄誉だったのだが。

 

あ゛〜そうそう

おそらく世界的にも珍しい、ノコギリガザミの交尾の一部始終を観察した・・・

というのもあるけれども、地味すぎて、誰にも興味を持たれないと思う。(笑)

数時間にわたり、メスが脱皮するのをオスが守り、脱皮直後に腹合わせで交尾するのを確認し、

ワタリガニ科はメスの脱皮直後に交尾する・・・というのが、ガセネタ/伝説でなく、本当だった。

残念ながら濁り水で、メスがどうやって仰向けになって交接するのかは確認できなかった。

11/28のことだが、夏場が最盛期だから、タイミングとしても珍しい。

 

こうした営みをしげしげ観察していくにつけ・・・なかなか食べづらくなってしまう。

だからといって、挟まれるだけにしとく・・・という味わい方に専念するつもりはない。(笑)

 

大したこともできない一年だった気がして、仕方ない。

田舎暮らしの大したことがどのようなことか、自分でもよく判らないものの、

全力で遊べたか、仕事できたか・・・というと、そうでもない

ワークライフバランスは、圧倒的に床に就いている時間が長くなり、バランス自体が成立しない。

筋力を維持している余裕などないから、筋肉はガタ減りしているが、柔軟だけは欠かさない。

筋力は落ちたが、都合 1,400ミリの超々望遠を手持ち+MFで使えていて、ほぼ問題ない。

 

一人暮らしで友達も少ないから、たぶん時と共に偏屈になっているに違いない。

明らかに、物忘れというか、記憶の引き出しが開かなくなったのを感じる。

上っぱりの、もわもわした素材・・・フリースが出てこなくて困った。

反面、仰向けに座る自転車、リカンベントは覚えていたり。(笑)

 

同じ文化財保護審議委員で、たぶん国内最高齢審議委員ではないか・・・と思うが、

向井一雄さんは、昭和4年生まれだ。 腰は曲がっているが、歩くスピードも普通だ。

すぐに拾った石ころや流木、遺跡や戦中の話をし始めたり、歌ったり踊ったりしてしまうが、

きちんと会話できる、元気な爺ちゃんである。

耳は遠いらしいが、私は声が高いので普通に聞こえているらしい。

翻って、わがオヤジ殿は、すっかりもうろくしてしまったが、昭和12年生まれだ。

きちんと人付き合いし、毎日畑で働き、社会生活を続けると、こうも違うものかと思う。

好奇心も旺盛で、妙なものを見つけたら、すぐ拾ってきてしまう。(笑)

時々、珍しい昆虫を見つけた・・・と持ってきてくれたりもする。

おそらく、自分の畑が遺跡だったことが、爺ちゃん人生を大きく変えたのだろう。

畑からは、きれいな石のみや石斧、すり石などが出土している。

実は徳之島は、南西諸島でも屈指の大きな遺跡を有しているのだ。

 

鹿児島大の先生のレポートによると、1万年以上前≒旧石器時代から、

絶滅なしに人類が住み続けた、世界で最も小さい島かもしれないのだそうだ。

大きな島からも遠く、どうすれば島で狩猟採集で生きていられるか、解っていないという。

だが、遺物の分析から、生き残ってきた事実が見えてきたということだ。

農耕は室町時代のころになってからなので、狩猟採集に長けた民族だったのだろうか。

大型のジュゴンに頼ることもなく、ドングリや魚を捕って暮らしていたらしい。

 

通常なら移住者が増えると、環境が荒れて自滅に至るが、島には起こらなかった。

おそらく、ハブのお陰だろう。

 

ちなみに

人類は農耕を始めてから摂取カロリーが低下し、小さくなったそうだ。。

あるいは偏食も進むし、社会的ストレスも加わり、厳しい生活になったという。

限られた地域にしがみつき、必ず収穫できるとも限らない作物に頼る生活は

安定的とは謂えなかった。

また女たちは、小麦などを下処理するために、腕や背骨を傷めることが多かった、とも。

狩猟採集が、不安定で野蛮な生活というのは、大きな誤解であった。

しかも、狩猟採集の時間は週に3日、3時間ずつ程度だから、ゆとりある生活だ。

 

私たちが、文明や社会、人生の激しい思い込みに満ち満ちていることを知らされた。

 

だからといって、明日からすぐに狩猟採集に生きるわけにもいかぬから、

やはり午前は釣り、午後はデスクワークといった、フィッシング・ワークバランスを

考えるとしようか。(笑)


ではまた