島の海 と 山 と 人の暴走

 


 

キムのロケット外交をさておいて、バカイサンした政府。

増税や憲法改正などと、モリトモやカケイの話を、もっと面倒な話にすりかえようと躍起だ。

確かに安倍政権には、史上最大級の逆風が吹いているが、世の中には年寄りが増えすぎた。

どこの政党だろうと、相手の罵倒と、原資が伴わないバラマキくらいしか、訴求できるネタがない。

どの政党になっても、全く期待できないので、やはり選挙のボイコットくらいしか思いつかぬ。

  


 

ところで

島ネタで自然ブログをダラダラ続けてきたが、今さら初めて気づいた生物的ヘッポコがある。

そういえば、泳げないニンゲンっているよな・・・と。

私が知る限り、いかなる哺乳類も、フツーに泳げると思う。 コウモリは不明だが・・・

ネコだって、嫌がるものの、泳げないワケではない。 無論、教わるわけでもない。

お母さんの胎内にいたころのキネヅカで、乳幼児は息継ぎせずに、片道切符で泳がれる。(笑)

哺乳類である以上、泳げないというのはアリエナイはずなのである。

生物が最も豊かなのは河口域であり、洪水が起こることが必至なのに泳げないのは、

まったく生きていられぬ生物という意味である。 当然、人類も例外ではない。

 

科学崇拝によって、そういうオタンチンを差別しないで、受け入れることこそ豊かな社会・・・

みたいな風潮になっているが、それでイイんだろうか・・・(汗)

死ぬるかもしれないヘナチョコ体力を、放置することが豊かな社会なのだろうか?

それで、誰かを巻き込んで溺死したら、豊もヘッタクレもなさそうに思うが。

 

さて、土曜に初泳ぎしてきた。

ようやく、大雨がなく晴天と凪が揃ったからだ。

ここひとつき、南風になったから、やたら蒸し暑く、降っては照る例年の夏のような日々。

暑いけれど・・・ 泳ぎにいったところで、撮影できない濁ったビーチには、行く理由がなかった。

だったら、寒いエアコンの役場で仕事したほうが、キチンとカネになる。

 

ヨナマビーチは狭いビーチだ。

このところ、私的な迷惑対象となっているジェットスキーが走り回り、ビーチは不快である。

走らせているのはご近所さんで、別に個人攻撃したいワケではない。

んが、ジェットスキーを好む人物は、暴走好きで安全意識が希薄である。

このような場所しかないのに、ジェットスキーを購入できる勇気?は、やはり危険含みだ。

暴走場所は静かな水面があればいいだけで、別にヨナマビーチでなくてもいい。 

路上のように転んでも怪我しにくいから、手軽に暴走できさえすれば気が済むと思う。

暴走族と同様に、見学者は必要だろうが・・・

 

一方、私は定点観測をあきらめたくはない。

サンゴの生育や、他の魚貝の増減を観察し続けたい。

人工浜とはいえ、唯一の砂浜海岸であり、観光資源だからだ。

一時はオオウミウマやヒラベラなども生息してい、わりと優れた生態系だったと思う。

 

ジェットスキーは、そもそも移動手段でなくタダの娯楽である点が、免許としてはナゾである。

暴走前提でヘラヘラ笑って乗るような危険なモノを認可した事例は、他にあるのだろうか???

原付で暴走するのを取り締まるのに、ジェットスキーは野放しである。

 

もとより

船舶振興会の在り方が、農協同様に怪しげソノモノで、国民の利益にとって厄介な団体だ。 

娯楽用の暴走専用に近い乗り物免許が原付レベルで、しかも場所を限定しない野放図さ。

船舶免許が多数売れるのだから、すそ野が広がる小型船舶は、嬉しいジャンルなのは解かる。

それにしても、暴走用免許の発行など、微塵も納得できないが・・・世間的にはOKなのか?

 

定点観測で気になったのは、やはり漁業権が設定されていないナマコの壊滅だ。

大型のジャノメナマコやバイカナマコなどが、乱獲で姿を消したままだ。

とかく知恵も工夫もないので事業が長続きしないから、とりあえず売れるものを捕るのが、

もっともシンプルでシマンチュらしい商売だ。

ラテン系を通り越し、実にアフリ感?な民族性だな。(笑)

 

この夏はとても暑かったから、折れたサンゴの死がいも目立つ。

カラフルに染色し、さらに一工夫すれば、そこそこお土産になりそうな、景色の好い骨格だ。

 

他方で、いつになく増えたサンゴもあった。

歩くサンゴ、クサビライシたちだ。

この裏側で、どうやって歩こうとするのか・・・わからぬものの、

少なくとも裏返しになっている個体はいない。

生息場所を選べるアドバンテージが、造礁サンゴをしのいでいるのだろうか。

 

まだ離床していない個体が、そこここにいる。

枝のあるサンゴは、多数のポリプで構成されているが、クサビライシは単体だ。

幼体のころはキチンと岩に固着してキノコのように成長し、

成熟すると、干しシイタケのように?離床して生活する。

離床してもなお大きくなり、20センチくらいになる。

 

イソギンチャクやシャコガイもそうらしいが、口はあるがほとんどサボリで、

体内に共生させている褐虫藻の光合成により、ほとんどの栄養分を得ている。

高温による褐虫藻の逃げだしは深刻なのだが、本気を出せば?褐虫藻なしでも

ある程度は命をつなぐことができるらしい。

 

残念ながら、ほとんどがシイタケよりずっと固いカルシウムの骨格で、食べるところはない。

 

こいつは食べられないからか・・・増えも減りもしていないようだ。

イシナマコの一種。 ビッシリの砂は、少々洗ってもとれない。

以前、データベース登録するのに調べてみたら、和名はなかった。

和名のあるイシナマコは、黒とクリーム色の部分がある。

こいつは、砂をはらうと黒に近い赤紫の地肌で、スタイルもやや短い。

ひょっとすると、イシナマコよりも南方系なのかもしれない。

浅いために高水温になるビーチが肌に合う・・・とか? ただし、冬はとても冷たくなる。

 

ジェットスキーが恐ろしいので、イノーの中ほどを遊泳できなかったから、

魚類や貝類はほとんど観察できなかったのが残念だ。

世界一巨大なイソギンチャク、ハタゴイソギンチャクも褐虫藻が抜けていないか心配である。

サンゴが減れば海藻が増える。 そうすると、貝類は増えると思う。

 

北や東の風が強くなり、濁りやすくなってしまったが、あと一度くらいは泳ぎたいものだ。

 


 

自然遺産の審査のため、IUCNが来島するのが来週あたり・・・らしい。

そのタイミングできのう、林道の一斉清掃+草刈りが実施された。

こういうイベントは、たいがいNPO島虹の会がかかわっており、

何かのためというより主催者の達成感を重視した活動が目に付くから、関わりたくはない。

だが、いつのまにか三町自然保護協が関わることにスリ代わっていて、参加するハメに。

あまつさえ、我ら協議会員が各班のリーダーとなり、アドバイスすることになっていた。

自然保護協議会の会長が、島虹の会の会員でもあるのは、かなりマズい気がする。

 

そもそも、島の土建屋さんたちが一斉に林道に入って草刈りをするとなれば、

自然を破壊しないやり方を、念入りにお願いする必要があるから、立場は深刻だ。

 

だが、自然保護協のメンバーも、ほとんど認識が甘く、当日は厄介事の連続となる。

もとより計画能力、指導力が低すぎるシマンチュにおいて、顛末が混沌なのはいつものこと。

作業に入るどころか、渋滞して現場に到達できない。

実は自称地元議員のカネコさんの応援演説?が長くて、現場入りが遅くなっていた。

それらは充分に想定内だったが・・・ 想像以上に林道の清掃が荒っぽく、驚愕の連続だった。

 

問題の本質は

徳之島の歴史に代わるほど重大なイベントっだったことを、参加者が一切認識しなかったことだ。

IUCNの審査に対して、ほぼ真逆の破壊行為になってしまったから、遺産指定は遠のいた。

それでなくても、内々では徳之島は指定できるエリアが極端に狭く、シマンチュの大雑把さも手伝って

維持管理が困難だろうことは想像に難くなく、指定はかなり微妙・・・とされてきた。

 

山クビリ林道は、国立公園の特別保護地域を含んでおり、IUCN視察の最重要地域。

今やノネコの捕獲が結実し、林道にはアマミノクロウサギの糞がたっぷりで、ようやく環境が安定、

しかも繁殖期であった。

 

一方、土建屋さんたちは気合タップリで、路肩の草刈りのみならず、路上に積もった

堆肥やら木の葉やら、あまつさえアマミノクロウサギの糞を無視して、路上を一掃したのである。

ヤルとは思っていたが、もはや林道には自然な状態など、ほとんど残っていない。

それでなくても、林業もなく元々の建設理由が不明で、無闇に自然を貫くだけの林道であるから、

林道も森と考えるべき・・・だと思うが。

 

今日の今日で草刈りなどを実施したら終わらないことは判っていたし、

そもそもアマミノクロウサギは環境変化を極端に嫌うし、自分たちの糞が失われれば、

そこには近づかなくなることがある。

今は路上が増えたが、もともと森林を流れる渓流の岩の上に溜め糞したりするから、

それが無くなるということは、どえらい川が荒れて危険かもしれないから・・・

 

そんなことを考えつつダンプの荷台に揺られ、現場についたとたん、私は頭を下げた。

申し訳ないけれども、楽して問題ないから、キレイにしないでほしい・・・と。

環境が変わらないように、車が通り辛い草や枝を除去し、落石を路肩へよけるだけでOKだと。

慎重にナタ鎌で枝をはらっているハズが、クロウサギの糞をつぶしてしまった。

この靴で歩き回ると、この糞の持ち主のニオイを、他の路上に広げることになるなぁ・・・

 

そうこうしていたら、私の担当区域と他の区域の仕上がりの差が問題となった。

全てを取り去ってしまった区間と、そうでない私の区間の見た目の差が大きすぎると。

本来の問題は、仕上がり差でなく、自然遺産の審査に適切かどうか・・・なのだから、

その観点には意味がない。

しかしながら、土建屋さんたちは、いつもどおりの伐採と清掃をやりたかった・・・らしいことは

気合の入れようからして、最初からわかっていたことだ。

その通りやってしまったら、自然保護協がリーダーになった意味が、まるでないじゃろが・・・

何やってんだ?! と見回ってみれば、土建屋さんと一緒になって、伐採しまくっていた。(笑)

 

結局、内弁慶で弱腰だから、土建屋さんを指導することも、あるいは真剣に頭を下げ、

お願いするプライドも、クロウサギに関する知識もなかったようだ。

 

作業の終わりが見えぬまま、午後も作業が続くこととなる。

十数キロもの林道を、たかだか200名あまりで作業したところで、終わないのは当然だ。

作業の下見をしていないから、こんなことになるのだ!と土建屋さんたちは苛立ちだした。

しかしながら、この話は土建屋さんのエライ人のツルの一声ではなかったのか???

夕方は雨になり、作業は中断せざるを得なくなってしまった。

誰の決定か知らないが、土建屋さんの撤収は思い切りがよく、速やかだった。

ただ、除去しきれない刈った草が山となって、路肩に残ってしまった。

破壊的清掃が、途中のままでIUCNの目に入ることになったのだ。

 

今回の林道清掃に関しては、どこが出どころかよくわからないし、計画自体があいまいなまま、

三町の町長によって設立された自然保護協議会という公的な団体が関わってしまい、

あろうことか片棒担ぐことになっていた。

かてて加えてリーダーを名乗っておきながら、自然保護に対して無力だったことになる。

今となっては、事実上の破壊行為は自然保護協議会の指導によるもの・・・となったのだが、

協議会員にその認識はないようだ。 やれやれ。

 

あと一週間程度では、到底回復の見込みはなく、重機の跡も生々しい。

 

もとより

私は自然遺産は反対だし、むしろ危機遺産だと再三述べてきた。

むしろ、ありのままの危機的な姿が露呈することに、好都合を感じてもいる。

 

シマンチュは基本的に自己中心的にしか考えないし、自分の気持ちが済むようにやる。

一見、旅行客を歓待するように見えて、退屈だから旅行客を肴に飲みたかったり、

美味しくもない地酒を徹底的にふるまって、寛大な自分に酔いしれる。

 

アマミノクロウサギのことや、自然遺産の審査基準に考慮することもなく、

林道を清掃することは当然正しい・・・などと身勝手に短絡する姿勢が、歴史を変えそうだ。

「自然遺産にならなかった島」という黒いレッテルは、徳之島には相応しい。

これから内地で自己紹介するのに事欠くまい。(笑)

 

環境省はそうなることが分かってたから、関与しなかった。 さすがに頭も要領もいい。

 

そして、またしても連絡が入った。

今度は再来週、林野庁の管轄の林道の清掃?に自然保護協が協力する、と。

やはり、勝手に参加を判断した会長や事務局は、作業協力だけで責任問題などはない、という。

ほとほとオバカさん過ぎて、会話していて苛立ちをかくせなかった。

公的団体が協力することは、責任の一端を担うという意味である。

 

例えば、どこかの議員さんにイベント会場を無料で貸しておいて、その政党とは無関係です

という立場が通せると思っているのである。

 

ちょいと客観すれば、すぐわかることだ。

林野庁よりも島の自然に詳しいエキスパート集団が協力するのだから、

希少植物の一本でも伐採したら、我らの監督不足・・・失態になるのは自明の理だ。

 

シマンチュには、想像力や責任の概念が無い。

参加することに意義があって・・・ やったら、やるだけエライと信じていような節がある。

少なくとも組織を率いる人物には、それなりの責任がふりかかるのは当然だ。

 

午後からの作業に備えて、久々に外食したときのこと。

そこそこ名の知れた観光施設、フルーツガーデンでラーメンを注文した。

こうしたドライブイン的なところでは不良在庫を防ぐため、極力冷凍が定番であるから、

あまり金をかけても期待はできない。

だが日本の冷凍技術は優秀だから水準は保たれる、はずだったが・・・想定はハズレ、

文字通り甘かった・・・と痛感することになる。

フルーツガーデンだからか、汁は甘くて当然? だがしかし、これがラーメンなのか!?

ゆでた冷凍麺は、ほぐしてないから塊となり、きわめて食べづらいし、ノビノビだ。

さっぱりと甘い?スープに、とてつもなく脂っこい三枚肉の薄切りをトッピング。

料理の基本がドーコー謂うまえに、味覚が異常としか思えない。

冷凍麺を、これほど不味く調理できる技前は逆に立派で、感心させられるほどだ。

手抜き、思い込み、ナンチャッテに満ち、ラーメンの姿をした不快な物体になっている。

 

おそらくシマンチュには選択肢が少ないから、こんなのでも食べる客が来るのだろう。

他にさしたる店もなく、それしかないから仕方ない、で済ませるアキラメの良さ。

自然保護協が、いかなるイベントにも参加することに意義があるように、

シマンチュにとって、味はともかくラーメンを食べたという事実が重要なのかもしれない。

食べ物なのに、モノでなくコト消費とは、窮極の達観、開き直りと謂えなくもない。

 

思うに

LCCが飛ばないのは、航空会社の事情ではないし、クルーズ船が来ないのも理由がある。

一事が万事、こうしたシマンチュの姿勢が不快で、観光客がリピートしないためではないか。

 

観光地とすすめられて訪れてはみるものの、内地や沖縄に勝るところがどこにもない、

飲食店がわからない、入っても美味しくない、値段も高い、島なのにまともな魚介料理もない。

歓迎のために踊ってくれるのはお婆ちゃんばかりだし、曲や着物だって島のものでない。

民芸品もなく、どこにでもある果物など一次産品ばかりで、特長もないし味気ない。

お土産でもらった焼酎は、ぜんぜん熟成していないフツーの安酒・・・トホホの連発である。

 

クルーズ船に乗ることができるのは、シマンチュとは別世界のニンゲンであり、

価値観も味覚も、まったく違う。 

シマンチュなりに全力を出したのだから、それでヨカロウと判断するのは間違いだ。

お客が満足することをしなければ、徒労に終わる。

イスラム教徒のお客に、ウワンフニ汁を出す・・・ようなことになりかねない。

 

観光客が来ないどころか

シマンチュ自身が郷里に帰っても、貧民老人が多く業拡大はおろか、商売にならないから、

島外で成功しても戻ってくることもできない。

 

それらは全て、島に残っているシマンチュに問題があるからだと思うが・・・

 


 

自分がやりたいことと、周囲に評価されたり、カネになることがズレていたら、意味がない。

調べたり相談したりすることも無く、浅薄な自分の経験や価値観だけで短絡的に判断し、

不合理で儲からない生活をし続けてしまうことが、根源的な島の課題である。

 

簡単に謂えば、相手の立場で考える、物事を進める事が大切だ。

もう少し深く表現すると、察しと思いやり。

 

ジェットスキーの暴走はスカッとするかもしれないが、数少ない観光地を危険な場所に変える。

ならば、観光資源になるような飛びぬけたアクロバットな走りや、サービスもあっていい。

あるいは、だだっ広い徳之島ダムを活用する手もある。

ダムに害が及ぶようならば、海水浴場を走るのも当然よろしくないのだろうから、やめるべきだ。

 

林道の清掃は、自然遺産登録に向けて実施したはず。 しかも来週にはIUCNが評価しに来る。

それがいつの間にか、自分たちがスカッとする清掃に変わった時点で、誠意が悪意になった。

せっかくの土建屋さんの勢いは、IUCNやアマミノクロウサギをまったく意識しなかったために、

やらない方が、ずっとマシだった・・・という最悪の事態を招いてしまった。

雑すぎる付け焼刃はシマンチュのオハコであるが、今回は徳之島史上、取り返しがつかない。

 

これで世界遺産になってしまうようなら、所詮はIUCNの目は節穴か、

あるいは、よほどポン政府のゴリ押しがあったからオコボレに与った・・・ということになる。

 

さらに

島の生活苦の根源となっているのは、旧い島の風習、年功序列、男尊女卑だ。

単に声がデカい先輩の一声に、従わざるを得ない風土である。

先輩が、ハブは目が見えないというからには、そうに違いないと信じようとする努力すら感じられる。

本来なら、そういう人物は人望や責任感があって、番頭さんのような人がついているのだが・・・

シマンチュはそうした調整役でのりしろような、根回し上手というのができない民族である。

とりあえず、酒飲んで打ち解ければ、万事うまくいくと思ってしまう楽観が超問題。(笑)

 

会合とは、根回ししたあとで、決定事項を皆で確認し、コレで安心・・・とする場だと思うが、

何の準備もなく顔を合わせ、アレコレ言い合う場所と考えているようだ。

ありもしない解決策を、みんなで考えたフリをして、時間が過ぎるまで、気を紛らわす場・・・

になってしまって、謂いたいことを謂っとけば、気が済む場になっている。

挙句、議事は進まず、時間だけが過ぎて、仕舞には出たとこ勝負などという詭弁で自分を慰め、

スッタモンダで終わるのが関の山。

 

ただまぁ

そうはいっても・・・ マテナイ、カネナイ、カンガエナイ というモットーは貫かれるだろう。

 

私にとっては、下世話な観光客なども来ず、無駄にジタバタしない静かなままの島・・・がいい。

自然観察好きには好ましい環境が残っているし、外部からの干渉が無けければ島の文化も残る。

私は屋久島の屋久杉は知っているが、名物の料理や、祭りのヒトツも知らない。

観光化すれば、儲からぬ文化がじき失われるが、徳之島の場合は格別に色濃く残っているだけに、

天然タイムカプセルのように、残っていった方が魅力があると思う。 変わらない事も資源になる。

 

そうそう

今回の破壊的林道清掃で、私が具体的に救ったのは、この一匹だけだ。

伐採され、路上に横たわった木にいた、トクノシマヤマタカマイマイ。(固有亜種)

 

情況さえ、きちんと判断していれば、じゅうぶん対応できたにも関わらず、

いまいちヤル気になれなかったばかりに、自然保護協や建設協会を制止できなかったのには、

軽からぬ責任を感じている。

 

だからといって

どこぞの政治屋よろしく、逃げるように引責辞任というのも、許されるものでもなかろうが・・・

自然保護協議会や、ふだんから自然観察している立場として、何かやれることが

残っているだろうか。

 


ではまた