ひごろの道具

 


 

巷との違和感

 

 東北の震災以来、しばらく流行ったが、今はどうだろう・・・

ポン人なんて、そんなもんだ。 ど〜も感情に流されやすく、冷めやすすぎる。

風化などというより、ただの流行廃りでしかなかったようだ。

だが、フクシマの原子炉はそうもならん。

ただしそれもあと40年も経てば、半減期によりカナリ緩和される。

ただしウラニウムやプルトニウムは、半永久的に放射能を有する。

そのころは、フクシマ津波被災時点で現役だった政治屋は全て絶滅するだろうから、

いろんな事実がバカバカ出てきて、生き残った我ら世代がナニをやってたんだ・・・と

冷たい目を向けられるは、廃炉費用と無駄に長命ゆえの福祉費用の肥大を憂い、

老人の生活が細くなっていることだろう。 なにしろ、出生率が低すぎるし。

 

ラジオで聴いた。

飲み会にしては高いぞ・・・くらいの金額を渡して、自由に使ってもらう実験について。

豊かとされるカナダと、アフリカのとある場所と、結果は同じだったという。

誰かのために費やすのが、もっぱら自己満足度が高いのだそうだ。

いや他己満足度・・・ということか。

私も、オヤジ殿もウツに襲われたクチだが、どうやらソノヘンに原因がある。

有頂天で働いていたら、いつか自分でやりたいことが失われてしまった・・・

あるいは老後を粛々と生きればいいと思ってたら、生きがいを失ってしまった・・・

結果的に、自分だけの満足では満足できなくなり、人生の活力、目的を失った。

 

感謝されること・・・それは何にも代え難い。

社会性をつきつめた生物の、最も先端的な感覚なのかもしれない。

ただ、それを年金生活+ボランティアで満たされるような、軽々しいものいでもない。

一次的には満たされるのだが・・・ニンゲンとは欲の深いイキモノである。

 

老後の人生は、想像以上に、無駄に長い。

 

老後を自動的な人生の充実と信じるニンゲンにとって、とてもとても長く何も起きぬ。

なんの肩書も組織力もなしに再出発するのには、意外に勇気がいるものだ。

最初のうちはネタを思いつくが、次第に資金力も、想いも尽きていく。

 

私は、そんな覚悟もなしに島にやってきたが、島人は無駄といえるほど優しかった。

お陰でなんとか生活させてもらっているが、実際のところ、どこに住んでいたところで

自分で生きがいを探し、誰かの役に立つことを念じなくては、老後は疎外感となる。

 


  

道具を愛することはしないようにしているが、やはり道具が不調なのは嬉しくない。

手入れや修理は、ついつい、やれるところまでやってしまう。

 

それに道具の設計やら、本来意図よりも、私なりに能力を引き出したいタチであもる。

足りないときは、改造も加えてしまうタチでもある。

 

おそらく、タフパッドで画像処理をガシガシやっている人物は、そうそう居まい。

写真家でガイド・・・という人物は少なくないが、タフパッドに気付くことはないだろう。

炎天下でも見える液晶を目の当たりにしなければ、iPadに分があるように見える。

 

強度が高く、屋内外でもくまなく変わらず活用できる端末は、とても快適で効率的だ。

iPadに防水、耐衝撃カバーをプラスすると、結構ゴツイし重い。

 

タフパッドの製造元でも、重いから女子にも敬遠されるだろうから、ハードな道具路線で

と、誤解してる筋もある。

最新のマックブックだって、900グラムもあり重さはさして問題ではない。

ただ、デザインの野暮さと、使用シーンをリードする人物にアサインできてないだけだ。

 

以前から記しているが、建設業だからといって、ガサツで工具好みとは限らない。

設計者などは、そこそこ繊細で、工具でもないのに画面のまわりがガサツなデザインは

好まれていないに違いない。

 

おそらく問題は、守るべきが液晶で、前面にある・・・のが問題なのだろう。

ハードディスクはSSDになり、衝撃に弱いのはガラスでできた液晶くらいなものだ。

それを安直にデザインと機構でカバーしようとすれば、工具っぽい端末になってしまう。

さらに、そうすることでユーザー層がガサツなニンゲンに限定されてしまう。

それでは、ガサツな使い方をしても大丈夫だと、助長しているようなものだ。

道具は酷使するのが美しいわけではない。

使い勝手と強度、心象が無駄なく快適に組み合わさってこそ合理的なのだ。

デザインも技術も、そのようなことを解決するためにある。

 

ところで

タフパッドが、思ったほどタフでなかったらしいのだ。

防水性、頑丈さは充実しているものの・・・ 昭和の脂性には勝てなかった。(涙)

対ショック・エラストマーが伸びてしまった。

ここを持つと便利・・・ というほどでもなさそうだから、接着してみるとするか。

タフパッドでは、ほとんどが黒いプラスチックだったから、伸びることはなく、

いささか驚いた。

耐久性があるからといって、耐久消費財とは限らないんだっけ・・・

 

湿度が高いと、想定より侵食早いのかケーブルの曲がるところの、

柔らかいポリプロピレンだかポリエチレンだかが、悉くポロポロ崩れてしまうのである。

内地では経験したことがない。

フィリップスの髭剃りの充電器などは、こんな感じに。 脂性とは関係ないんぞ。(笑)

根元のクネクネするところも崩れかけながら、カールコードの被膜が先に崩落。

パソコンのACアダプターだと、根元のクネクネだけが崩れ去っていき、

続いて充電端子そのものも同素材で成型されているから、端子部が崩壊の危機。

中身の絶縁素材の白いのが見えてくる。 触るとネチャネチャし、変質が感じられる。

もっと旧い、掃除機や冷蔵庫のACプラグでは発生していない。

通電の有無でもなく・・・不可思議な現象である。

 

そうだそうだ、失念していたが、バッテリーがリコール対象だったのだ。

もともと高温設定で、バッテリーを控えめに用いているので、出火しにくいらしいが。

イザというとき、嫌いなヤツに温度設定を戻して貸し出し、家を焼いてやろうか。(笑)

このままでは飛行機に乗られないので、とっとと連絡しておこう。 

 

さて

過日、ボロボロだった普段の道具入れ≒エコバッグを買い替え、工具用トートバッグに。

ネットにアリガタイ情報があったので、そのままいただき/活用している。

 

 

デザイナーを目指したころから、なぜかオレンジは好みのカラーだったから・・・でもある。

普段着でもスマホカバーでも、迷ったらとりあえず、オレンジである。

助手席に乗っているのは、先週のようなガセでなくて、いつもはこういう感じ。(笑)

 

このバッグで普段、持ち歩いている道具は結構多い。

レンズ交換でなくカメラ交換用のLumix G7を筆頭にノートの新旧2冊、ハードディスク、

カメラ用の充電器2種、カメラ用メディアケース、カードリーダー、老眼メガネ+乱視メガネ、

プレゼン用・HDMIケーブル、USBケーブル数種、防災スマホ、レンズ用偏光フィルター、

ほこり飛ばしブロワー、懐中電灯、ムヒ・・・そしてタフパッド。

たまたまオレンジのタオルというか、やっぱりオレンジだ。 保存食はない。

プチプチは、たまたまハードディスクを移送していたためで、普段はない。

上に見える竹の棒=ギャフと、それにかぶさったピンクの肥料袋は、ハブ捕獲用だ。

おーいお茶を常備しているのは、熱中症対策である。

 

横浜にいたころの装備とは、ゼンゼン違うなぁ・・・

 

ちなみに

メガネをかけるときは「賢そうモード!」と称しているが、人妻には結構好評だ。

ただ、ピントが合う奥行が限られ、あんまりかけていられないのが実に残念でもある。

老眼鏡は遠くが全く見えないし、乱視用は手前が見えぬ。

 

新たに届いた道具も、オレンジっぽい。

徳之島は大きな島でもないが、山や海岸ではケータイの不感地帯もあって、GPSは大切だ。

電池の減りが早いのに、電池残量がパパッとわからないのが困ったもの。

電力とパケットのムダグイOSを知られたくないらしいが、ミエミエだよな゛〜。 素直じゃない。

 

ちょい旧いスマホにもアプリが対応しないとか・・・すんげ〜メンドクサイが、それはそれ。

なんとかiOSでしのいだ。

ネット情報では、アンドロイドとの格差があるように書かれているが、ほぼ差はない。

オフラインで利用できるマップのダウンロードに時間がかかる・・・みたいな記事もあったが、

直接Wi-Fiから実行されるので、問題なかった。

iPhone全盛のところへ、国内メーカーの老舗、カシオがヘマをするとは思えない。

さりとて・・・ ヒトバシラーには、リスクこそ愉しみでもある。 ちょいドキドキが愉しい。(笑)

 

詳しいことは、またそのうちに。

 


ではまた