季節は夏へ?

 


 

世間の臭い

 

失言失脚が止まらない。

やはり、公人なのだから、話すことは思い付きでなく用意しておくべきなのだが、

このごろ横柄な自信家ばかりなのか・・・つい本音を謂っては辞職するばかり。

政治離れが進んだ挙句、誠意のあるニンゲンでは、政治家になれない社会になった。

資本主権社会なのだから、相応しい退廃と診ることもできるものの、

破壊を前提とした開発などが続く国政には、期待しろという方が無理がある。

ただ、政治とは、国民の要望あってこその面もある。

夢のない、想像力のない動物のような思考の生活者が増えた結果・・・とも謂える。

他方で、東北の復興とはなんなのだろう。 出稼ぎ社会の再興・・・ということか?

被害者面していても、ナニも進まないし、もともとナニも進んでいなかったではないか?

 

同じく、補助金におんぶにだっこに見える南西諸島に住んでいるから、なんとなくそう思う。

島には出稼ぎの概念がほとんどなく、内地に馴染めたら、儲からない島には戻ってこないし、

ユルいままで内地の厳しさに耐えられなかったら、戻ってきてしまう。

都会の滅私奉公主体の働き方も、どうかと思うが・・・

 

北の無駄な威嚇は続き、チャンの空母進水など、極東の危機感は増している。

チャンの空母はさしたる武装ではなく、パチモン艦載機では制空権を得られない。

ただ、弱小装備しか持たぬ南シナ海周辺諸国には、充分に脅威かもしれない。

我が国にとっての問題は、北の潜水艦とSLBMではないかと思う。

長距離潜航能力はないが・・・対潜がお家芸の海自にとっても、

一度ロストすると発見は難しかろうから、潜航型核爆弾と考えると大きな脅威だ。

そもそも攻撃できないし、どこかの湾内で自爆されたら、防ぎようがない。

ただまあ、潜水艦は国籍を伏せて活動する手前、こちらも潜水艦で撃沈してしまえば、

闇から闇へ・・・ということにならなくもないのだが・・・

 

そうそう

チャンの連中は、自分たちが北京原人から進化したという。

ど〜りで、ニンゲン離れしているし、大声で原始的だと思ったわ・・・(笑)

 


 

休日ともなると、どうしても釣りを我慢できない。

一方で、海の状況は芳しくなってくれない。

楽して釣られる状況がない南国・・・なんて値打ちがない気もする。

だがまぁ、ドM体質にとっては、辛い環境であっても・・・それはそれで愉しむことは可能。

ひと昔前に流行った、ブラーという根魚用のタックルが流行ったころの、

ゆらりんという製品を改変したら、まんまとコバンアジが釣れた。

どうせ環境も悪いなら、釣れたマグレが更に嬉しい物体に変更し、ハードルを上げてみた。

濁りが入り、濁りの沖まで届くよう、広く釣るために採用してみたが、

分厚く、鉛入りスプーンのようなものだから、荒波でもわりと安定的に動作するらしい。

 

このごろ

ヤブレカブレとか、考えないようにしたときこそ、積み重ねてきた直感が働くように思う。

心のどこかで、コレ・・・かなと思うから、ついついその選択肢に進む。

歳をとると、老化や病気ばかり気になるが、そればかりじゃないんだろうなぁ。

 

それは多分、料理も同じことだ。

なんとなく、こんなん作りたいなぁと思うと、なんとなくレシピを思いつく。

ゴーヤでナポリタン。 ゴーヤの地物が出始めたのである。 ありがたいありがたい。

たまに、懐かしい風味の料理が食べたくなる。 歳かなぁ・・・

焦げ目はないが、歯ごたえのあるスパゲティ、程よくしんなりした具材と香ばしさ。

ガス屋時代に鍛えた、屋台風鉄板焼きそばの技術が活きている。

野菜の加熱には、鉄板のむらし効果が望めぬから、水を加えて、いわゆる水炒めにし、

油による炒め+水蒸気の蒸しで補完している。

 

何と、生クリームはクリスマスシーズンのみかと思ったら、入荷していた。

過日、Aコープでアイスクリームメーカーを販売していたのを見て、レジで思わず・・・

生クリームがないと、作られんですよね・・・と、ボヤイタのを反映したかのよう。(笑)

サトイモのクリームシチュー。

食べる分だけ、生クリームと片栗を加え、じっくりと優しく練ることで、

小麦粉よりずっと滑らかな舌さわりになる。

カロリーは気になるが、コクが足りなかったから、スライスチーズを足してある。

 

ベースになるクリーム抜きのスープシチュー?のようなのを・・・

再加熱を前提に、具材の硬さを調整してこさえておくのがキモだ。

今回は隠し味というか、隠し香?にガラムマサラを少々加えてある。

余ってて、やや香りもマイルド(劣化ともいう)だったし・・・(笑)

 

そのあたり

なんとな〜く感覚で調理できてしまうのは、自分でも便利な能力だなぁ・・・と思う。

無論、この調理法は、私のオリジナルで、クックパッドにはありゃせんだろう。

調理法がドーコーでなく、ナニを目指していた料理か・・・をイメージしてしまう。

デザイナーはコンセプトありき、手段は問題でなく結果を目指すのが性分である。

 

サトイモはバレイショと違い、毛のようなモサモサでおおわれ、土がついている。

そのためか・・・箱の中に保管していても、勝手に目を出してしまう。

うりずんの時節、高まった気温に刺激されてしまうのだろう。

 

昨年は飛来しなかったが、そろそろかな・・・と、特異なシラサギの予感がした。

たまたま、トリトリデッキから離れたところに駐車していたのが奏功したらしい。

駐車場で降りると、逃げられていたかもしれない。

 

遠目に、駐車場前のシラサギが気になってファインダーをのぞくと・・・

ビンゴ!

どういうわけか? カラシラサギだった。 狙い通りに・・・

コサギとほとんど同じ大きさなものの、ビミョ〜に様子が違う。

クチバシが黄で、後頭部がフサフサだったり。

 

ニンゲンには、おそらく人生に何度か、勘が鋭くなる瞬間があるのだが、

つぎも的中した。

 

昼休み、やはりjまだトリトリデッキのところにカラシラサギがいたが、

ほかにもチェックしようと南を見やったところ・・・無意識に、コレか?

(奥はコサギ)

300mほど先にいたサギ、手前がカラシラサギである。

どうして感じたのか不明だが、マグレなのだろう。

カラシラサギはアタフタと採餌することがあって、それを見つけるのは容易だが、

このときは、動いておらず・・・遠目にはコサギやチュウサギと見分けがつかぬ。

 

偶然は2回続くのだろうか。

あるいは、経験的な違和感を無意識に判断したのだろうか?

私たちが勘と信じている事柄のうち、確かな積み重ねによる無意識の判断が

存在していても不思議ではない。

 

あるいは・・・今頃になって青い鳥の幸せ効果が顕現した・・・とでも?(笑)

 

1羽は渡去したものの、1羽は滞在中である。 

最悪の場合、クロツラヘラサギよりも少なく、2,500羽とも謂われる希少種だから、

今、観ておかないと、もういなくなってしまうかもしれない。

 

とはいえ

シラサギにウツツを抜かしていたところで、モテモテにもならぬし、食えもせぬが。(笑)

トリあえず、ラムサール条約の足しくらいになるだろう。

 

サトウキビを栽培すると、家族が幸せになる。

鳥は、私自身も幸せるが、島の値打ちを上げてくれ、島が幸せになるネタかもしれない。

もう50を過ぎたのだから、自分のためだけに生活するのではオトナゲないしなぁ。

社会のタメになることを、一ミリでもいいからやってみたいものであはるが・・・

体力的にも、経済的にも危機的だから・・・できることといえば、鳥と釣りくらい。(笑)

 

そういえば

島伝説のなかに、茂みに入るときはハブがいるかもしれないから、棒でパシパシしろ・・・

というのがある。 たぶんシマンチュは、ハブにはウルサイわりに、耳がないことを知らぬ。

代々、ただウルサイだけで探求心が薄いからだ。 その助けになれれば・・・とも思う。

ヘビに耳がないのを知らないでハブを恐れるなど、アリエナイとハスだがなぁ。(笑)

 

歳がいくと、感覚は鈍くなる。 他方で、経験と勘は深くなる。(ハズだ・・・)

これまでインプットしてきた事柄が、自動的にアウトプットされてくる歳頃でもあるのだ。

半世紀も生きてきたのだから、そのくらい活かせなくては困る・・・と感じるこのごろ。

一人前くらいには、ならんといけんなぁ。

 

都会では、誰かが知っていることばかりだが・・・島には、世界の誰も知らないことが、

そこらへんに転がっていることがある・・・のが、秘かな愉しみだ。

 

ともあれ

カラシラサギが渡ってしまえば、夏というか・・梅雨になりそうである。

南風と共に、どえらい蒸し暑さがやってくる南国。


ではまた