一投 に 掛けろ?

 


 

巷の無駄話

 

GYAOで必殺仕事人が多量に公開されている。

んが・・・さすがに毎回悲惨な被害者の姿を眺めていると・・・気が滅入ってしまい

仕置きされる時分には辟易してしまう。

地獄少女は、わりと連続して視ていられた気がするのだが、なぜだろう。

 

チャンが謂うところの、北との対話とは、金の融通ということだろう。

アノ体制を維持するための、あの体形を維持するための金子を貢げと?

デブで妙な髪形は、おそらく影武者をこさえやすいからだが、それにしても醜い。

国民が疲弊しているのに、首長がデブとは・・・ 哀れにもほどがある。

寒冷で農業も厳しく、さりとて技術開発もされない、荒れた半島。

努力なしに、他を卑下することで自分を主張する、他己主張では未来は創られぬ。

それらは、フクシマの差別問題でも明白で、なぜかニンゲンは努力せずに

自位置を高めようと、他をおとしめることを安易に叫ぶ。

3歳児でも手軽にできる、もっとも易い方法だからだろう。

易いニンゲンにナニを与えても、ただ砂地に吸収される水のようなもので、

ナニも育つことはないから、自助努力を促すしかないが・・・

努力せぬガキ大将が統べる集団は、ゲンコツで制するしかないのも事実。

そういった意味で、トランプさんはわかりやすいオヤジかもしれない。

 


 

私も努力はあまり好きではないタチである。

だから、趣味にすることで、無駄に凝ることを努力に代えてきた。

その基礎となるのがルアー釣りである。

 

ルアー釣りは、道具と知恵の進化が著しいが、魚も簡単には騙されぬ・・・だから凝る。

大半の道具は釣り人の思い込みで無駄に作られ、消えていくが、一部は残る。

計算してできたもの、偶然できたもの、数撃てば当たる釣り具の進化。

それなりに生物の進化に似たところがある。

進化が結果として残るのは、釣れるという事実、確かな見返りがあるからだ。

収集癖のような、価値観だけで架空の値打ちを決める世界観とは根本の強さが異なる。

今は都会のように最新の釣り具を入手することはできず、判断と工夫を愉しんでいる。

 

私がここ数年、もっとも悩んでいるのが、オニヒラアジ釣りである。

条件がそろえば波打ち際で釣れるが、南国のステイタスといえばサイトフィッシングだ。

見える魚をルアーで釣る、内地でルアーをたしなんだ者なら、一度は憧れるジャンル。

 

ここ徳之島で、もっとも可能性があるのがオニヒラアジ。 根掛かりしないヒラアジだ。

ボーンフィッシュは、引きが変だし、食べられないから論外である。

引きとジャンプが楽しめるイケカツオも期待されるが、今のところ稚魚しか見られない。 

 

いよいよ、オニヒラアジが空港わきのイノーに入ってくるシーズンになった。

春なのか夏なのかわからぬが、イノーはたいがいオンとオフしかないから、オンだ。

低水温に強いフィッシュイーターのトップは、ミナミクロダイ(チヌ)、つぎがコトヒキ。

ほかは水温が上がらないと入ってこない。

その基準はなぜか明解で、ノコギリガザミが動く水温とほぼ同じである。

 

日曜は、そういう日だったと思う。

珍しく6時台に起き出して、イノーへ向かった。

湖のような景色をしばらく眺めてから仕掛けを組み、さあキャストしようと思ったら

ノコギリガザミが足元を歩いてきた。 こういう偶然は、なぜか年に数回起こる。

甲幅は16センチあるかな゛〜くらいの個体で、まあまあ食べごたえのあるサイズ。

ただ、ほとんど抵抗せずタモ入れできたし、歩き回らないどころか、

ひっくり返ったら起き上がられぬほど、体力減退中の個体だ。

ひょっとすると、まだギリギリな水温だからかもしれないが、元気のない個体は

たいがい美味しうないからリリース。

 

先月末、蒸し暑い風のなか、イノーにはガセが歩いており、

続いてヒラアジも泳いてきたから、今朝もイケそうな気がした。

 

釣り開始から小一時間たとうとするのに、そもそも魚影がない。

開始はしたものの、浅瀬に魚が見えない限り、仕掛けを投げることもできない。

トリトリデッキの角地で待つものの、静かすぎるイノー。

小さなセスジボラの幼魚の群れが泳ぎ去る程度。

ここの左には外来種のメヒルギが繁茂しているのだが、そこにはチヌがチラホラ。

 

あらゆる仕掛けを見切られてきたから、新たな仕掛けを試そうと用意したものの、

そもそも試す魚が見えなければ話にならぬ。

浜では目立たずイマイチな、グラスミノーのケイムラをリアル系に見立てて再利用。

シールながら目のついた、さらにフロントフックも付けられるジグヘッドを用いて、

素早いアクションによって、見切られない釣り方をしようと狙っている。

フロントフックは、同じ重さなら大き目にできるダブルフックに交換しておいた。

島に来てから、ダブルフックを用いることが頻繁になっている。

ルアー本体への干渉が少なく、フッキング率も高い気がするからだ。 交換も楽だし。

 

メヒルギからの帰りしなに通りかかるチヌが見え、せっかくだからテストすることに。

一度も投げないまま帰るのは「早起きは三文の徳」に対して失礼だ。(笑)

 

私のサイトフィッシング技の一つに、待ち伏せ型のキャストがある。

着水の違和感を解消するため、魚のコースに重なるようルアーをキャストして待つのである。

タイミングを計り、最初はゆっくりただ引き、視野に入る一歩手前からジャークする。

ルアーに気付くと強烈にチェイスするが、どうも食い切らず、一度はターンしてしまう。

すかさずショートジャークしたところ、再び反応して追い食い、針掛かりした。

 

5mほど先に、ひとかかえほどある岩が沈んでいるのだが、

岩陰を見つけるなり向こう側へ走り込み、魚体が擦らぬ程度にすり抜けようとする。

何かが体に絡みついたときに起こす行動なのだろう。

いわゆる根に入る振る舞いが、手に取るように観察できる。 ちょいヒヤヒヤだが。(笑)

今回もリーダーは前回のフロロカーボン2号のままなので、さほど強度はない。

 

スリムだが、なかなかのダッシュで愉しいひととき。

魚の挙動の一部始終が見られるのも、実に嬉しい。

 

数十秒後、ゆるゆる接岸してくる。

トキメキはなく、ただ冷静にタモ入れする自分が・・・ジジイになったなぁ、と思う。

こうして水平を保つのには、ズシッと感じる重さ。 構図にも気をつかったり。

 

シメる前に、さらにワンカット。(笑)

滅多に釣れなくなったチヌだけに、大いに記念撮影を愉しむべきだ・・・ろうな、と。

フロントフックが唇?の外側の皮にガッチリ掛かっていた。

 

40センチのレギュラーサイズ。 重さは1キロちょい越え。

これまで1.6キロ以上を揚げてきたので、さほどでもなく・・・

トキメキに至らなかったのだろう。

とはいえ、2月の1.3キロはドキドキ、体はカクカクしたものだったが。

気持ちがヒラアジにシフトしていたからか?

 

魚影も極端に薄く、とゆ〜か皆無に近く、夕食のタンパク源としては十分なので、終了。

それにしても、一投一魚で、効率が高すぎて、釣りとしては全力で味気ない。

 

前回の40センチ、1.3キロと比較すると、シルエットの違いは明快だ。

腹腔内には卵巣と卵があったが小さく、おそらく産卵期は終了している。

 

採餌にも差があり、

今回は胃腸にはアオサとウミニナ(巻貝)が入っており、さらに動く魚にも興味を示した。

前回はアオサとカニがはち切れんばかりに入っており、激しい動きは嫌っていた。

 

風味にも変化があり、前回はアオサ臭がしていたが、今回は〇〇臭というほどでなく、

なにか違和感のあるニオイがする・・・程度だった。 だが確かに違和感が漂う。

磯臭いわけでも、カニ臭いわけでもない。

わずかに貝臭いのだ。 おそらくウミニナ臭だろう。

澄んだ風味の生(なま)醤油でいただくから、判りやすい。

消化が遅く体が重くなるが、動かぬタンパク源を食べ、産後の体力回復に努めつつ、

水温が上がったから、ここ一番ではダッシュして魚を捕食するのだろう。

 

ニオイもあったから、二日目は片栗をつけてソテーし、ミネストローネ風にしてみた。

あまり火を通さなかったためか、味はあるもののフワッとして歯ごたえがない。

比較的高温のオリーブオイルでカリッとさせる方が美味いかもしれない。

出汁とトマト+ガーリック風味のマッチングは悪くないし、栄養バランスも好いから、

いろんな魚に応用できそうだ。

バージン・オリーブオイルは、脂の少ない南国の魚料理には向いていると思うし。

 

ネット情報などによると、南西諸島ではチヌをフカセ釣りで狙う場合が多いとあるが、

たぶん南国にしては珍しい、グレを狙う連中しかやらない釣りで、

むしろブッコミが多いんじゃないかと思う。

ともかく、何も考えず、エサを投げて待つのが島人の釣りスタイルだ。

ブッコミをのんびり楽しむ釣り人が、ネットに書き込む気力などありもせず、情報もない。

島人にはクオリティ志向がないから、技を重んじる釣りをするのは好事家のみだ。

 

それだけに、島人の子らに、なんとか手軽に技を磨くことのできる釣りがないものかと

いろいろ考えて止まない。

 

トリトリデッキ周辺は観察には向くが魚が薄すぎて、子らには向かないし、汎用性もない。

軽いアルミ脚立をイノーに立て、その上から見まわして魚を探す釣り方ができないかと

思案中である。

サイトフィッシングの愉しさとともに、魚の習性を観察しながら釣ることは大切だ。

伝説や思い込みばかりで生活している島人には、観察眼が必要だと思うし。

とかく、〇〇のハズ・・・などと曖昧な記憶に基づいて、ただ場当たりで暮らすだけでは、

ルアーで魚を釣ることはできない。

だらだら使うだけは釣れない難しい道具だし、使いこなせれば簡単に大物を狙えもする。

それを学ぶことができるのは、伊豆諸島や南西諸島など島々の子らの特権でもあろう。

 

話は大いに逸れに逸れたが、オニヒラアジ狙いは続く。

オニヒラアジは、ひょっとすると昼行性では?と感じられるほど、

漁港周辺でソフトルアーを様子見にやってくる姿が観られるから、

それらのんびり系オニヒラアジの食い気に点火するような釣り方を探している。

 

ソフトルアーは、弱った魚が出す水流を出すとも謂われている。

加えて、硬くないから、ルアーを食い損ねた場合も、追い食いしやすく、

圧倒的にコストが安い。

手軽に中物・・・を夢見て島に移住した手前、やはりその望みは捨てきれない。

 

雨続きで強風、晴れても強風が荒ぶことが多いから、

釣りどころか屋外で遊ぶことすらままならぬ今年、どうなることやら。


ではまた