続 変わった依頼もある

 


 

遠くのウワサ

 

教育にプログラミングが投入されるという。

個人的には、可能性がズイブン拡大されるので、喜ばしい。

というのも・・・ ゲーム世代は用意された環境でしか遊べない。

だから予測はできても、相手を察して配慮ができない。

しかしながら、プログラミングコチラ都合でなく、客観しないと組めない。

あらゆる事象を想定して、対応しておかないと、すぐにバグだらけになってしまう。

察しと思いやりを醸成できるかビミョ〜だが、少なくともリスクマネジメントにおいて、

これまでの教育や、パワハラ的な躾の枠を超えて、認識を広げてくれるだろう。

 

公共の場をすべて禁煙に・・・オリンピックがナニサマ? ナンボノモン?

それとも、南シナ海で暴れているチャンを遠回しに国内で排斥する手立て?(笑)

何事もキッカケが必要だが、観光にはマイナス要因かもしれない。

 

喫煙は、ある意味では脳の病気でもある。 ニコチンがないと脳力が低下するから。

増えすぎた人類が、不健康な嗜好に走るのは、摂理的には実に正しいことである。

戦争で有効なのは、殺さずに傷病者を増やすことだから、人道を意識せぬ摂理なら

好んで不健康を促進する方向へ動くのは、至極、理に適っているといえる。

弱いニンゲンを増やすことで、全体として人類を弱体化させることが、当面の摂理だ。

長生きを前提とした射会でいいのか・・・疑問でもある。

つまり無理に長寿化し、弱った人類もまた、全体としての弱体化でもあるからだ。

 

チャンのみならず、イノシシが暴れているという。

イノシシが車に激突して困る・・・というが、イノシシは絶対に車にぶつからない。

人間のように鈍い生物ではないからだ。

夜の林道でイノシシ退治できないかと加速してみるが、俊敏によけられてきた。

イノシシがぶつかるのではなく、車速が無駄に速いから、よけられないだけだ。

航空機のバードストライクと同じで、相手がよけられない速度が事故を起こしている。

それに、イノシシは山を好んではおらず、開発で押し込められただけである。

もとより平地の方が体力も温存されるし、採餌も楽である。 

追い込んだために暴れ出した・・・だだだが、毎度ニンゲンの解釈は勝手極まりない。

 


 

先週、卒然つづく・・・となったわけだが、書こうと思った週末が忙しかったのだ。

ガイドの依頼は先月から承っていたが、時節柄、金曜宵に歓送会があったのだ。

そうして、日・月曜にガイドだと、土曜はどうしても下見をしておく必要があった。

 

今回のガイドは、結果が出なければならない、いささか難しい仕事だったから、

結構気合を入れ、木曜から準備に入っていた。

たぶん、健全なニンゲンには関係のない準備である。

このごろの私は、どうにも体力の減退が激しいし、より切実なのは、

猛烈に回復が遅いことである。

一日中野山を巡ったりした次の日は、飯を食う余力すらなくなり、寝るしかない。

 

このままでは、二日連続のガイドは、到底無理である。

なんといっても、今回の依頼は、早朝から夜中まででもあることだし。

 

以前から記しているように、私は肉を食らわなくなって久しいし、

このごろは、食欲自体もすぼんで、あんまり食べなくなっていた。

マイブームは、オール麦の麦粥だが、そんなんでスタミナを装備できないのは明白。

木曜は、特売の鶏モモ肉をかごに入れたあと、鮮魚コーナーでマグロのアラを購入。

鶏モモとのダブりだが、鶏モモは特売の時しか買えないので、これからの人体実験にと、

先行投資しておくことにしたのだ。

 

私の体力減退の要因は二つ。

不眠の加速と、タンパク質+油脂の欠乏である。

 

当面、前者は改善には相当な投資や環境変化を伴う。 最悪、内地へ戻る必要がある。

ガイドまで数日の間に改善を望むならば、当然のことながら、後者に脚光が当たる。

以前、南大東を訪れていたころ、モズ博士Tが植物タンパクだと、午後になると体が

ヘナッとする・・・と言っていたのを思い出していたのもある。

 

アラの大半は血合いが占めている。 血合いは、血肉になってくれる栄養が豊富。

 

早速実験開始。

これまで疑問だった「たたき」という調理法の原点を探ることから始めることに。

唐突な脱線だが、本格的に調理に入る前の、虫養い/前菜がひつようだから。

アラのうち、赤身で生食できそうな部分でには筋がひつっこい、これをたたく。

私は、たたきは「なめろう」と解釈している。

まず牛刀を軽く研ぎ直し、筋と垂直に細切れにしてからネギを加え、たたいてみる。

醤油とわさびを混ぜてから、たたいたところへ混ぜ込み仕上げた。

最悪の場合、油で焼いて、サンガ焼きにもできる点で、リカバーが可能なのだ。

筋は加熱するとプリプリして、逆に美味しい食材でもある。

ん゛〜、やっぱり硬いわ゛〜 ぎりぎり食べられるレベルで、もっと細かくする必要があるが、

よほど分厚い出刃包丁でぶったたく必要がありそうだ。 実用性はなく、失敗だ。

でも、久々の生魚に、体が喜んでいるようで、やたら美味い。

とはいえ歯の間に筋がねじ込まれる感は否めないし、悪くない?(笑)

 

さて

腹の虫は、少し収まったので、本題に取り組む。

パックから出した血合いは、余分な血液をペーパータオルでふきとってから

刻み、粗くたたき、清酒、ニンニクパウダー、おろしショウガ、挽きたてコショウ、ナツメグ、

つなぎの片栗粉を加えて練る。 しばし寝かせ、馴染ませる。

 

マグロの血合いは風味が強いので、血を絞り出して食べる軟弱者が多いが、

そんな体たらくでは、効率よくスタミナを回復できない。 血とて、立派な栄養源である。

 

要は、マグロの血+粗挽き血合いバーグである。

ハンバーグは挽き肉を使うというが、ミンチはなぜかとても細かい。

ゆえに加熱で収縮する際に、すぐ肉汁が出やすいから、粗挽きこそ有利になると思う。

それに、魚肉は幸い、獣肉のような筋っぽさもない。

久々に、ベニバナ油たっぷりの調理である。

新調したフライパンも絶好調。

記憶の片隅に、シルバーコートだとか・・・ じじばば産のナニかを塗ったくったような、

枯れ荒んだ名付けの塗料が、表面に付着させてあると書いてあったような?

 

肉っぽい見た目より、ずっとほろ苦い/コクがあるのが血合いである。

油の摂取量も稼げるので、醤油、レモン果汁にマヨプラスでコッテリと。

もともとマヨネーズは肉料理の風味改善のためのソースらしいから、実に正しい。

 

次の朝

あまり眠れなかったが、ダルさがない・・・というか、体の中からチカラが湧いてくる。

実は前々日夜は、玉子4個食いチャレンジもしていたせいもあり、どうやら体内では

プロテイン祭りが催されているような有様らしい。

 

やっぱり効くんだなぁ タンパク質ってば。

 

眠気はそのままだが、脳のヤル気はダラダラのまま、体にヤル気が湧く感じだ。

ユルんだ脳が命じることに、素直に体が応えても、まだまだ余力がある感じ。

 

そして、金曜は歓送会でコッテリ中華、土曜は雨止みの午後に、ルートを下見。

林道に潜むであろう、渡り鳥たちを狙えるだろうと思ったが、気温が低い。

チョウも飛ばず、昆虫がいないので、鳥たちの活性もすこぶる低い。

辛うじて、ミヤマホオジロが観られただけだった。

ミヤマホオジロを、名のごとく深山で観たことはなかったのだが、ついに実現。

実のところ、深山=朝鮮半島など、遠いところ・・・というムチャブリな意味らしい。

 

いざ

日曜は本番だ。

 

自然相手に結果が必要とされるのは、かなり無理があるが、

その理由は、自然系テレビ番組の取材だからである。

結果が出なければ、番組も残念になり、さらに島も同様の印象を与えてしまう。

 

気合とは別に、このごろの自然は厳しい。

両日ともに、平均10mの風が吹き荒ぶ天候となった。

野鳥用のレンズは長いので、風の影響が大きいから、取材できる場所も限られる。

しかも、4K動画は三脚据えてガッチリ固定して撮らないと、ブレが気になる。

他方、私は三脚を据えている間に逃げるから、三脚を用いない+静止画派で、

どうにも勝手がわからない。

 

まず早朝、天城岳山系で野鳥を探すものの、こちらの気配で散ってしまい、上手くない。

早めに切り上げて、トリトリデッキへ向かい、イノーの鳥たちを狙うものの、

風速は10mに至り、手ブレ補正のない放送用カメラは不利になるばかりだった。

辛うじて、トリトリデッキが風よけになってくれたが、ブレは防げなかったという。

次の日はも、トリトリデッキ周辺を狙うが、やはり風は平均10mを超え、過酷だった。

 

か細い情報を頼りに、ヤツガシラを探して、北部の集落でウロつくことになったが、

もとより、数少ない渡り鳥を、しかも他人の情報をもとに探すのは、無謀だ。

ただ、気象条件から察するに、ヤツガシラが北の強風を渡るのには無理があり、

絞り込めるのではないか・・・とも、思えた。

 

ここ数年、徳之島ではヤツガシラの目撃例は増える一方だったから、

ぜひとも放送して欲しくもある。

 

目撃情報をもとに探索しようとした矢先、いきなり気付くのが遅れ、逃げられてしまった。

経験則に合わぬ、想定外の状況だったのだ。

ヤツガシラは、草丈の短い柔らかな土壌と、人通りの少ない開けた場所で、

かつ、近くに隠れるための木々が必要だったが、情報のあった北部集落は、

まったく小ぢんまりとしていて傾斜地に位置する、窮屈な集落だったのだ。

その道端に居ようとは・・・

 

つまるところ

温暖化=気象激化で北風がいつまでも続くが、北へ飛びたい意識が勝って、

北端の地域までやってきて、辛うじて居場所を確保したい意識を想像する必要があった。

 

とりあえず、集落を歩き回った結果、居場所を特定して、探し当てたが、

窮屈な土地でピリピリしているためか、シッカリ撮影することはできなかった。

一方で、そうしたギリギリの現実を確認できたことは、私にとっては発見だった。

 

けれども

例年?ならば、ウグイスやシロハラ、ノゴマがさえずりの練習をする暖かな春風の日、

小夏日和が記録できるはずだったのが、まったくの冬だったのは、至極残念なことだった。

これもまぁ、自然なのだが。

 

夜は、楽勝と思っていたウンブキアナゴ。

だが、水中を水上から撮影することは、意外に難しいらしく、私がサイバーショットで

パパッと撮影してきたのとは程遠い、厄介な作業らしかった。 

 

しかも、どういうわけか風上には、卒然牛糞が・・・

ややこなれて香ばしいというかアンモニア臭も爽やかと謂うか・・・すんごいニオイ!

スタッフの方は、気になっていないようだったのが不思議である。

かえって新鮮・・・とか?

 

加えて、近所の放し飼いらしいイヌッコロがまとわりつく。

島民のユルさが、こうした取材においても足を引いてしまう。

飼い主は、テレビでも見ながらバカ笑いでもしているころだろう。

無論、島ではイヌどころかウシの散歩でも、フンは放置プレイな昭和っぷりだ。

まことに恥ずかしい限りで、この体たらくで自然遺産などとは・・・夢の夢だろう。

 

一日目、普通の照明、懐中電灯で挑んだ撮影だが、ライトで逃げられてしまう。

なので二日目は、赤いライトと赤外線ビデオで探すことにした。

赤外線ライトは、意外にも水中では異様に減衰されてしまうこともわかったが、

ウンブキアナゴ自体は、赤外線のみならず、赤いライトにも反応が薄いことが判明。

我が家に残っていた赤い下敷きを提供し、なんとか撮影にこぎつけられたとき、

ほっと肩の荷が少し軽くなった気がした。

ひょっとすると、ウンブキアナゴの動画は、本邦初ではなかろうか。

 

たまたま、一匹だと思っていた映像に、二匹写っていた。

ウンブキアナゴは、体色の個体差があるらしい。

 

ウンブキアナゴはナゾだらけというか・・・正味、地味だから誰も興味を持たないし、

おそらく産卵はどこかの深海だから、調べるのも骨だろう。

科学が進んだら、いづれもっと楽に写したり調べたりできるようになる。

それまで、傍観するのがオトナってものだ。(笑) 子らにネタを残すのも大切だ。

 

ガイドが終わった次の日は、穏やかになった。

あれだけ苦労したヤツガシラは、トリトリデッキの近くに戻っていた。

ネイチャーガイドは、ガス屋やデザインほど技も要らず、ずっと楽なのだが、

どうも日和見すぎて面白くない。

 

なのでむしろ、日々情報を集めて、データベースにする方が、ほよど面白いと思う。

 

話は戻って、プロテイン祭りが続く体内では、活力が豊富に湧出している感じだ。

眠くて眼球が痛くても、体は楽で、錆びていたギヤに潤滑油が入ったような感じだ。

やはり動物性タンパクは、元気のもとだと思い知らされた。

でもやはり、アッサリ系の肉抜きメニューに走りたくなってしまう習性も直りはしない。

肉は高価でカロリーばかり高いので、極力マグロのアラ・・・があるときは、

プロテイン祭りを催そうかな、と。

 

サラリーマンだったころとは、違う仕事がアレコレ舞い込むことがある、島生活。

ただこなすだけでもツマラナイから、個人的にアレコレやってみるのも愉しみだ。

仕事はやっぱり趣味に限る。(笑)

 


ではまた