古い感覚 旧い道具

 


 

外界の目

 

やっぱりな・・・フクシマのドリーム凍土壁は、未だ凍っていない。

あんなんに金を出した政府の言い訳がましい対策には、憮然とするばかりだ。

しかも、どこぞの架空技術に騙されているのか、癒着しているのか・・・

ドリーム凍土壁は、おそらく実績が欲しかったのだろうし、

失敗してももともとである。 だいぶ儲かったろうなぁ、国費で。

おそらく結局固まらなかったとしても、瑕疵担保などは問われないだろうし、

問われそうになったら、なんでも言い訳してしまえば済むことだ。

日本の気象や温暖化が読めなかった・・・とか、バカバカしい言い訳を。

フクシマは、いい儲け先だよなぁ・・・なんでもドリームで済むから。

 

市場に五輪、首都は思ったより難題をかかえている。

予算の放漫管理も、責任のなすり合いも、学級委員長的スタンスの

女子知事には通用しないだろう。(笑)

役場というところは、わりとユルぅいから、たまには刺激が必要である。

決定者が特定できなかった・・・というのは、もはや役人としての信頼がない。

やはり、官僚というのは烏合の衆だとは知っていたが、首都の役場においても

ダメニンゲンがあふれる組織・・・租税の用い方自体も、まったく信用ならぬ。

納税の義務自体がバカバカしくなるのも、無理からぬことである。

社会主義が崩壊するのは、こうした現象からだが、

我が国にも意味不明な社会主義体制が存在している・・・ようなものである。 

もとより甘い見積もりと、予算オーバーが恒常化しており、メスが入って当然だ。

 

仕事はカネを稼ぐためだ・・・というのは、明らかに間違いだ。

飯を食い、幸せに暮らすためにあるのであり、目的も手段も間違えている。

カネで幸せが買えるのなら、安い人生だ。(笑)

 

人民元が、外貨としての地位にチャレンジするという。

現代の通貨は、所詮は空米切手だから、既得権のある他国の通貨との兌換率で

後発国の通貨の値打ちが決まっていくのだが・・・パチ紙幣だと困るなぁ。(笑)

あれだけの人口を抱え、差別も進んでいれば内需を拡大できるはずが、

パチ政権だからビジョンがない。 宇宙に華僑を移転させても儲からぬし。

火星の土地を、耕す気でもあるのだろうか? なんか赤いし。

 


 

二月ほどHPのノートパソコンを使っているが、キーボード以外はとても快適だ。

ゲーミングノートにしては安値だったわりに、それなりにゲーマークオリティらしい。

まず、優れているのは静かさだ。 高負荷でファンが回るが、静粛性が高い。

そのためもあってか、そこそこ音の好いスピーカーが活かされて、

外部スピーカーが不要になった。

キーボードはストロークが浅く、やや重いのと

ホームポジションからリターンとバックスペースがワンキー分遠く、

ブラインドタッチができないのである。

キーレイアウトに注意して求めたはずが・・・意外な落とし穴・・・であった。

代用のBluetoothキーボードは、こちらもなぜかゲーマー品質のためか

キータッチがメカニカルのように、しっかりしった打鍵感が悪くないし、音も静か。

Bluetooth通信の暴走や途切れもなく、快適に使えている。

それでもやはり、十数ギガあるデジカメデータのバックアップにはファンがウナリだす。

バイオほどではないものの、明らかにストレージが発熱している。

これまで、ストレージの発熱など知れている・・・と信じてきたが、実はそうでもない。

 

それにしても、Windows10のDistributedCOMエラー 10016 は、HPでも出始めた。

タフパッドではボコボコ出ているが、正規のWindows10でも出るとは・・・さすがMS。

直し方はあるのだが、直すと別のエラーへバトンタッチするので、手を出せない。

 

物欲が刺激されるパソコンが発売になる。

LenovoがIBM大和研とコラボしてこさえたノートパソコン。

大和研は操作性に関して、優れたノウハウを有している。

もやは、予約過多で、供給不足になってしまいそうだ。

実は・・・前々から、このシリーズのメカメカしいヒンジがタマランかったのだ。(笑)

LTE搭載でも、そこそこの値段である。 性能もそこそこなのだが。

これなら9万くらいしそうだが・・・全然しない。

おふくろ様に貸与してきたヤマダのエブリーパッドより安い!

キーボードがフラットだがフィードバックがあり、

液晶同様にワコムのタブレットになっているらしく、相当なお得感がある。

ただ・・・屋外で用いるには、やはり集金のオッサン的ストラップが欲しくなる。

すべすべして、つかみどころがない。

 

このご時世に、デラックス。 関西人か? 鷹の爪団の関係者?

スマホがどれだけデラックスになっても、パソコンにはならない。

タコ焼きが、なんぼゴーヂャスになっても、お好み焼きでないのと同じ。

ASUSもチャンの血から遠くないから・・・やっぱり光物が好きなのだろう。

Android OSだから、先端でなくデラックスを目指すしかない、のもわかるが。(笑)

でもなぁ・・・さっきのパソコンの方が安いのは、かなりビミョ〜だ。

 

これら先端機器は、数年先にはもっと安いスペックになっている。

スマホはこのごろ足踏みが続いているが、それでもコストダウンは進む。

歳をとるほど、スゴイものが出る反面、古く味のあるパソコン・・・というのは

まだほとんど見かけない。

たまに、PC8801などがアキバで発売されているが。

もともとパソコンには、味など存在していないのだろう。

伝統のないメリケン産だから・・・かな?

 

けれど、Macintosh Plusのボディに最新技術とバッテリーを搭載したモデルなら

そこそこ味と意外性のある、愉しみ深いパソコンになりそうな気がしないでもない。

もちろん、アイコンやデスクトップの背景は白黒化し、渋めにカスタマイズ。

フロッピーディスク型のトレイにメモリーカードを並べるようにして読み込ませたり、

LTE搭載で、コンセントのない環境で50時間以上稼働・・・とか。

画面の小ささは、未来世紀ブラジルのように拡大鏡をつけてカバー。 老眼もOK。(笑)

 


 

松戸から、心待ちにしていたバイオマスターのベアリングが届いた。

郵便なので、宅配より早い。

酔いどれでノギスを持ったので、発注ミスがないか・・・いささか心配していたが、

取り越し苦労だったらしい。

20年間、さほど活躍しなかったリールだが、さすがにグリスは劣化する。

とゆ〜か、今となってはナンのためにシマノの4000番を買ったか、覚えてないくらい

使う機会がなかった気がする。(笑)

確か、じゃマールで出逢ったベッピンさんと、静岡でフィッシングデートしたときは使ったな。

秘密にしていたが。

 

今回のボールベアリング購入は、軸受の一つが樹脂製だったからだ。

これひとつ交換しただけで、どれほど変わるか疑念があったが、効果は感動的だ。

 

このごろのヒトは、リールをバラしたことがないらしい。

私からすると、フツー保証期間が過ぎたらナンでも一応開けるだろう・・・と思うが、

世の中はそうでもないらしい。

 

ローターの反転防止のストッパーベアリング、特殊なローラーだけは触らないが、

その他、ギヤやウォームシャクトのグリスアップなどは、とりたてて難しいものではない。

古いグリスをふき取って、必要があればアルコールで洗浄して、グリスを塗るだけ。

 

ストッパーベアリングへの給油は専用の潤滑防錆オイルが必要だ。

通常のオイルなどでは、微量に含まれる油の塊でストッパーが滑ってしまう。

前から思っていたのだが、日産のオートマ、CVT用に開発された特殊オイルが

向いているのではないか・・・と。

通常は潤滑だが、高い圧力がかかると凝結して食らいつく特性。

ストッパーベアリングには、とても向いているように思うが・・・

エンジンの駆動力並みの高い圧力が、リールに得られるかビミョ〜ではあるものの。

 

ともあれ

バイオマスターXT4000、96年モデルはガタつきがなくなり、滑らかな回転になった。

今となっては、上州屋が間違えて発注した、ダブルハンドルのチグハグ感がイイ。

バイオマスターでなく、当時のツインパワー/BB-X XTの色合いのが届いた。

白いリールも珍しいが、なんかもう・・・時代を超えるというレベルでなく、

常識を超えたリールっぽいイメージがたまらない。(笑)

そういえば・・・なんでダブルハンドルだったんだろう。 それも覚えていない。

 

実は、気付いたことがある。

経年でギヤが摩耗したからか・・・あるいはベアリングの厚みが足りなかったか、

0.4oくらいメインギヤのガタがある。

それを、ギヤを密着させる右方向へ寄せると・・・なんと、ゴリゴリが全くなくなり、

無音で滑らか至極になるのである。 さすがはシマノのSHIP技術といったところか。

 

7oのワッシャーを、絶賛探し中である。 日常生活にはない、中間的な太さだ。

不要なビスを買うのもナンだし・・・知人の電器屋の廃品からもらえないか・・・とか。

なければ100円ショップの下敷きがあるから、それを鳩目で抜いて試作するかな。

 

とかくリールをグリスアップすると、私の手持ちのグリスが硬いのか、動作は重くなる。

しかしながら、小型のリールならば、巻く実感があって心地好い。

 

浜の釣果が続けば、3万くらいのリールでも、じきに元がとれるだろうが・・・

オジサン世代というのは、無駄に味があってナンボである。

古臭い、若者に理解できぬ道具立てで、地味に釣り続けるのが醍醐の味。(笑)

要は、釣れれば問題ない。 んが・・・釣れないと余計に道具に走ってしまうのも人情。

 

やはり

高価で美味しい本格料理を食べていない主婦には、味覚や調理に限界があるように、

自分の限界を超えた次元で釣りをしたことのない釣り人は、既成事実に頼ろうとする。

自分、道具の限界をカバーするのが、技とひらめきであり、釣りの面白さ。

その戒めの意味もあって、チンチクリンっぽいリールが欠かせぬ・・・とか思ったり。(笑)

 

一方で、高い性能の機材を知っていれば、割安な機材を探り当てることもできる。

人生・・・清貧とか貧乏なだけでは到達できない領域があるな・・・とも感じることが多い。

知らないことは幸運ではない、と思う。

んま゛〜モノモチだけが幸せでもなかろうけれど、道具はそれなりに大切だ。

 

このごろの高いリールは、どこが高いのだろう。

ステラ、素材はソコソコのようだが技術的に高価・・・ということか???

デザインはかなり軽々しく子どもっぽい上に、プラスティッキーで安っぽい。

カラーリングは極めて爺むさい。 世辞にも欲しいとは謂えぬなぁ。

ラバー製グリップも、なんだか進化から置き去りにされている感じがする。

 

ハイブリッドのプリウスもそうだが、皮一枚の薄っぺらいデザインで、

内側のからあふれる想いが全く感じられず・・・心を揺さぶらない。

 

そういえいば

大東で用いていた、ツインパワー6000HGの丸っこいグリップが、

付け根のところが油でベタベタに溶けてきている。

この手のグリップの素材は改善の余地があると思う。

 

ステラの肉抜きデザインに影響を与えたオール削り出しリールVan staalも、

だいぶ進歩したらしい。

というかフツーに使えるシリーズなど、バリエーションが増えていた。

ベイルがあるのもさることながら、骨太ながらチョイゆるいデザインになった。

同社は船用ロッドを販売しているが、いづれもリールのデザインに合ってない・・・

とゆ〜か合わせようがないだろう。(笑)

道具として可愛がりたくなりそうだが、今となっては重々しい。

そこまで釣りにのめり込むのものなぁ・・・とか。

 

興味があるのはルビアス2500番。

外装どころか、スプールも樹脂製で錆びない。 お値段もそこそこ手頃。

デザインも派手、軽すぎず、ダブルハンドルモデルが魅力。

ただ・・・PE0.8号を150mという巻き糸量が、そこまで達者でなく・・・いささか不安。

やはり3000番でダブルハンドルくらいが、南国の不意の大物には好さそう。

いやまて、ギリギリの150mでヒヤヒヤ感を味わうのも、面白いかもしれぬ。

 

これらのリールに比べると、まるでオモチャだなぁ・・・うちのバイオマスター。(笑)

とはいえ、基本機能は同じもの。 糸を巻き、ルアーを投げ、ドラグを出す。

 

浜でのんびりルアーを引くには、巻取りスピードも旧型が相応しく、

このごろ流行りのハイスピードモデルでは、竿のあおりと巻きのリズムが合わない。

それに、台風続きで浜は使い物にならぬから、次にいつ釣りになるかもわからない。

トリトリデッキのところは、壁面の塗り替え工事で車が入られなくなってしまったし。

メンテナンスくらいが丁度いい時分。

 

そういや

和製バンスタールのような、リョービ・フィッシングサファリ5000もあったっけ。

竿もあるしPE5号もあるし、本格的にGTもやれるなぁ。 GTは、美味くないけど。

 

わが家には、旧いリールがだいぶある。

ダイワのトーナメントSSシリーズ850や1000番は、昭和のにおいがする。

BB-XテクニウムやBB-X XTなんかも無駄にある。

96ステラ8000番とか、後継の02ツインパワー6000HGもある。

磯投げリールもエンブレム4500とか、かれこれ5個くらいあるし。

地元の河口で用いようと、数年前に買ったツインパワー4000がもっとも新しい。

 

段ボールをごそごそしていたら、覚えの薄いリールが出てきた。

国産オリムピック製、ハイスピード80oモデル。

スピニングリールのように投げ、両軸リールのように巻く・・・投げ用の太鼓リール。

ギヤ比が1:4くらいあって、なかなかの巻き上げスピード。

竿の上下どちらでも取り付け可能、ただし右巻き用。

たぶん、私より長生き、なので錆びコツ。(笑)

板金玩具のように軸受がハメ殺しになっていて、メンテナンスができぬから閉口気味。

 

このリールを手にしたとき

こういう素朴な道具で、のんびりとルアー釣りしてみたいなぁ・・・とか願った気がする。

 

今は少し違うかもしれない。

磯のレバーブレーキとか、チヌの太鼓リールとか、感覚を直接に伝えらえるリールが

ルアー釣りには全く足りない気がする。

無論、ルアー釣りのロッドが、これまでにない高度なロッドの役割だ・・・としても。

なるべく原始的でバカバカしい道具の方が、狩るのに愉しいに決まっている。

 

道具は魂と技を養ってくれるし、技は道具を変えていく。

数値ではどうにもならないから、道具のあるリアルな人生は映画よりも面白い。

だからといって、冷蔵庫やテレビのない時代にはもどれない・・・でも、雰囲気は大切だ。

先端の素材技術で短くなった竿、キラキラで滑らかで高性能のリールは、

時間に余裕のない、凝縮した釣りを愉しみたい向きにはいいが、

炎天下でのんびりやるには、やはりそれなりにユルい雰囲気のタックルが好い。

そんなにムキになってないよ、でもコッソリ本気だけど・・・みたいな雰囲気が。


ではまた