Oちゃんの島で

夏休み 2

 


先週は、島からこっそりアップロード。

我が家の主力でリゾート用でもあるAppleパワーブックを使いつつ

DoPaのパケ代がチト心配なれど、無事アップできたのでホッとした次第。

さて、島から戻った夜、山海荘の奥さんにもらった味噌豆(落花生)を

ポリッと噛んだ瞬間・・・パチッと別の音が・・・

ありゃりゃ、スーパーボンドとやらがはがれたのね。

一週間、片側だけでやってきたから、噛み方は身についているけれど

いやはや油断したもんだ。

ともあれ、夏休み後半はどうなりますことやら。

 


 

かくして

台風は、ダテではなかった。

遠くをユックリすり抜けただけだが、風も波も雨も

出かけるにはオックウになる中途半端な状態がつづく。

島一番の磯、犬田布岬へ行ってみると

シケのさなか、ヒラスズキ釣り風に頑張っている同業者を発見。

しかしこの波ではなあ・・・

ライフジャケットもなしで、しかも濡れたら動けないジーパンではないか。

落水したら、まず助からない。

バカチンもいい加減にせにゃいかんよ。

オマケにルアーもすぐ浮いてしまうヘッポコ品だから余計危険だぞ。

シケ自体はそれほどでもないが、台風からのウネリは要注意だ。

しかも、手を出すほどの釣果は期待できぬ。

別の穏やかな場所を探さねばなるまい。

 

釣り場を探してアチコチ走ってみていたところ、Oちゃんから入電。

どうせ暇だろうから、伊仙町の役場まで来てみたら?

役場の人に、例のクロウサギ写真の撮影者ということで紹介したい

という。

来てみたら?と言っているが、これは明らかに来て欲しいサインだ。

実は、言葉は軽いお誘い程度だが

絶対行かねばならない、に近い要請なのである。

Oちゃんのサインは付き合ってはじめて分かりだす。

 

さて、伊仙町役場までは結構遠い。

ヘッポコ四駆のパジェロミニは最高速度が60キロしか出ない。

坂道が多いから、40キロしか出ない。

この松山石油レンタカーのパジェロミニだけは

今後一切、誰も借りない方が幸せな車だ。

で、そんな車だから宿から一時間近くかかる。

 

ついでだから、離島都市の亀津に行って

台風でまたしても90パーセントを超えた湿度で故障した

カメラを治療すべく、シリカゲルを求めることに。

はやり、島一番のデパート、大丸にシリカゲルはあった。

だが、いつのものか、賞味期限?はないのかなど

気にかかることが多かったが、かなりの年代物らしい。

店員さんがガラスケースから出す時

左手でホコリをさりげなくぬぐって出すところを見ると

かなり、かな〜りの年代物だろう。

そしてジップロックのでかいやつも購入。

 

おちおちしていたら、到着が4時を回りそうだ。

役場は5時までと相場が決まっているので急がねばならぬ。

Oちゃんは絶対に来て欲しいに違いないのだ。

 

4時過ぎに役場について、Oちゃんに案内してもらう。

二階がOちゃんの職場、地籍調査室だ。

(役場の二階から見た伊仙町)

しかし紹介されたのは総務課長さんである。

Oちゃんが写真を見せたところ、カラーコピーをして、とって置くようにと

指示を出したほどの理解者であるという。

役場では倹約が励行されているようで

カラーコピーはなかなか利用できないというから

伊仙はしっかりした役場であると感じた。

 

クロウサギの写真を撮っただけの長男に

わざわざ総務課長さんがいろいろと話をしてくれたあと

周囲の方々にも紹介されたが、なにやら写真一枚のことだから

テレ恥ずかしい事至極である。

(一番下の写真、黒いから見えんぞ・・・)

カラーコピーは別の写真と共に掲示されていた。

僕の写真が役場に掲示されるなど

この上なくアリガタく、正に文字通り、ありがたい事である。

 

更に行くところがあるという。

同じ役場なのに、別の場所にある社会教育課へだ。

最近は主として、カムィヤキ古窯跡群発掘を推進しているらしい。

ここでもまた、課長さんに紹介された。

こっちの課長さんは、斜に構え、結構コダワリそうな人である。

 

けれども、Oちゃんは、5時までは仕事だから戻るといい残し

微妙にややこしそうな課長さんのところに置き去りだ。

 

やはり、クロウサギを見に行くと場が荒れるから

よそ者はあまり入らない方が良いのだ、と鋭い指摘もする。

長男と同じくハッキリした人でもあるから、話しているうちに意気投合。

なにやら、珍しい魚があるから見せたいのだという。

こっそり二人で奥の部屋の冷蔵庫を見に行ったが

残念ながら誰かに捨てられたらしい。

釣り人が、ミナミイスズミの黄変種を持ち込んだのだそうだ。

小笠原で結構見かけていたので、それを話すと尚盛り上がっていった。

お互い、珍しい生物には目が無いのだ。

置き去りなどどこ吹く風、終業後、Oちゃんが戻ってきたが

割り込む隙も無いくらい話し込んでいたのであった。

 

伊仙町役場の人達・・・なかなかの方々である、気に入った!

 

その後、暇を見てOちゃんのパソコンのセットアップと

最終日の前夜は本格的なクロウサギ観察をすることを約束し

帰路についたのであった。

 

宿に帰ったら、さっそくシリカゲル作戦を実行してみる。

明くる朝チェックしてみたら、カメラはスッカリ回復していた。

キヤノンのデジカメは85パーセントまでの湿度には保証されているが

それを超えているから、ノイズが出てしまうのだろう。

でもなあ、湿度の高い日本では辛い。

 

しかし、このシリカゲルは年代物だ。

昔ながらの方法で再生できるシリカゲルだ。

電子レンジでは駄目かのう・・・?

 

天気が時折回復するので、林道の入り口にある神社へ

鳥を観察しに行ってみる。

が・・・

土砂降りになってしまった。

 

とりあえず、宿へ帰って出直しだ。

昼頃まで降った雨は午後にはやんでしまった。

 

こりずにまた出発、どうせ他にやる事はないからなぁ。

一段とムシッとしてきた林道。

湿度の上昇が気になる。

 

やにわにアオバトが飛んだ。

都合よく、近くの木にとまったようだ。

こっそり車を降りて様子を見に行くと・・・

居た。

ゆうに20メートルは離れているのだが

シャッターを切ると、音に気づいてこちらをうかがっている。

見た目はただの青いハトだが、そのへんのハトと違って神経質。

警戒しすぎて、くちばしが青ざめているぞ・・・(生まれつきだってば)

 

少しでも大きく撮影しようと、一歩進んだ瞬間

飛び去っていった。

ちょ、長男よりずっと神経質なやつだな・・・

写真にとられてもタマシイは抜かれんぞ、ハトよ。

枕が変わったら絶対眠れないんだろうな、お前も。

 

そろそろ、カメラが限界みたいだ。

青いノイズが入り始めた。

昼でも薄暗い茂みの鳥を撮影するのにはISO感度を上げねばならぬ。

感度を上げると青いノイズも増えてしまうから、影響も分かりやすい。

ふと、珍しくはないのだがイソヒヨドリの幼鳥を発見。

この、カワセミより短い尻尾がチンチクリンでたまらなくカワユイ。

それでも胸張って生きているぞ!てな感じが好きである。

露出補正を失敗したので暗く写り過ぎたが

彼もしっかりシャッターに気づいてイッチョマエに警戒する。

幼鳥は一羽ではないはずだが、声だけで他のが見つからない。

 

まあ、カメラも限界だし鳥もチョコッと撮影できた。

明るいうちに風呂に入って、ユックリすることにした。

開き直ってしまえば、台風リゾートもユックリできて悪くないなあ。

 

次週

台風でビーチギャルもいないまま

紹介し切れなかった生き物観察日記風レポートへとつづく


ではまた