小さな、小さな、小さすぎる旅

 


一週間遅れで、我が家にスポーツカーがやってきた。

だが、いろいろあって、自分の時間が取れず極、小旅行とあいなった。

 

カルディナの荷物を空にするなんてのは、最後以外のなにものでもなく

新たなセリカも、荷物のほとんどを背負うことになろうとは

背負わせる長男としても、結構気がかりであった。

 

何もかも準備バンタンだ!という電話が、遅刻気味の僕にかかってき

あせって出かけなきゃならないほど荷物は多かった・・・。

荷物を降ろすのに手間取りすぎたのだ。

 

ディーラーというのは、時間に厳しいのだと初めて知った。

(納車は一週間遅れたが・・・)

 

暑いので、荷物をおろすのに手間取り、ヘロヘロになったのを見通し

ディーラーのS氏は飲み物をすすめてくれたのは、とてもありがたい。

すかさず、夏の定番、麦茶を所望した長男であった。

 

新旧長男のフィッシングを支えてくれる車両を見るのも

実に感慨深いものがある。

 

さあ、S氏より車の説明を受けたら、いきなり路上だ!

 

バックが一速の向こうにあろうと

アメリカ仕様だから異常にクラッチが深かろうと

そんなことはディーラーのS氏には分からぬことだ。

 

S氏はかいがいしく、丁寧に、いよいよ日吉の公道へいざなってくれた。

 

変速しても、なかなか速度が上がらない?

と思ったら速度は上がっていても感じない・・・

でも、速度は上がっているけれど、エンジンもうなってる・・・

6速ミッションの正体見たり!とは、運転して20分くらい経ったころである。

クロスレシオ・・・という微妙に分かったような、難しい用語をが脳裏をよぎる。

つまり、これまでの5速を、6速で割りました・・・に近い感じであった。

 

交差点を曲がると、2速にあげ、すぐに3速にあげ、じきに4速にあげないと

港北ニュータウンのゆったりペースですら、ついていけない有様である。

 

ありゃ?これまで3速までで足りていた変速が4速必要なの???

長男6速ロマンは、実は大変な事態を含んでいたようだ。

釣りに行くのに楽になるどころか、インターを目指すのに

あれこれ変速が多発する、運転ミョウリに尽きる車だったのだ。

 

久々に、エンストは何度となく繰り返される・・・・。

 

だが、次第に慣れてくると、現象は分かってきた。

クラッチに足が届いてない・・・

アメリカ向けデザインのセリカには、長男の足は短すぎだった。

しかも新しいクラッチは異常に深いところでしかつながらなかった。

しかしながら、慣れてくればなんということもない。

 

一番近い、インターから、思わず高速へ乗ってしまった・・・

勢い、ならばと、ベイブリッジを通ってみた・・・

なれない車なので、一番左側をのんびり走るのだが

第三京浜と首都高速は合流が多くていつの間にか

違うレーンになってたりして、ちょっとハラハラさせられる。

生真面目なナビが、目的地をセットしていなくても

危険なポイントはかいがいしく教えてくれる。

「300メートル先、右から合流があります」なんて具合だ。

わりと頻繁なインターの合流もイチイチ教えてくれてしまう。

 

帰りは、どこのインターで下りたか忘れすぎてしまったけれど

最新のナビが助けてくれると分かっていたので

突然に川崎沖の人工島で下りて帰ってみたのだった。

 

快適だ・・・

 

ボイスコマンドははじめての僕には全く無愛想だが・・・

今度のナビには音声入力がついていて

こまった瞬間、やにわに使ってしまったのだが

「ちがう」と高らかに宣言され

一蹴されてしまうのには閉口した。

 

何が違うのか分からないまま、何か言うと「ちがう」なのだ。

何が違うのか述べて欲しいが、カーナビは非情で

とにかくそんな時言える言葉は「違う」だけらしかった。

でも画面の女性キャラクターが「ピッという音の後言って下さい」

といっているのだから、せめて「ちがいます」にして欲しかった。

(あとで分厚いマニュアルを見たら、使える言葉は決まっていた)

 

あれこれ試しながら、ようやく自分の駐車場への帰路を見つけ

カーナビの実力を目に見えて知ることのできた長男であった。

 

川崎から日吉、意外に遠い道行きであったが

探索されたルートは、無理やり太い道ばかり導くようなのと違い

地元の人間が普段使うルートと同じであって

思ったよりずっと優れたものであった。

 

この次は、夏休みもタケナワにならないと乗れない・・・

忙しくてすまん、セリカよ。

カーナビが電気食って、エンジンがかからなかったらどうしよう・・・

ハイオク満タン、会社から早く帰れたらチョクチョク乗ってみようかな。

 

もう少し、ゆったり乗ってみたいなあ。

スポーティカーのステアリングってキビキビすぎるし

低回転のエンジンのパワーのなさと

回転数が上がったときのパワー感も体にシックリきてないし・・・

夏休みの帰省は、いきなり500キロもの走行だから

もう少しエンジンも慣らしたいし、腕も慣らしたい長男であった。


なお

遠征直前ながら、長男に救いの手が延べられたことがある。

このページを読んでくれているというK氏から

とあるルアーを持っていけとすすめられた。

実は、大きさが茄子ほどもあるルアーだから南国用に違いない。

手詰まり気味で、釣りに命すら懸けようとする長男に

可能性を広げる道具を授けてくれる新たな友の仕業である。

こいつは確かに使えそうだ。

ルアーも命も大切に使うぞ、と心を引き締める。

どんなにスゴイかは、釣れてからのお楽しみ。

だが、台風が接近中である。

台風男だから、沖縄へは飛べるだろうとは思うのだが・・・。

 

8月6日夜現在

とってもとっても微妙なところに台風10号が居るのである。


ではまた