正月休み、あれこれ

 


思うところあって

とりたてて正月を寿ぐことをやめちまった長男だが

家族イベントには正々堂々、参加している。

今回は弟が北海道から帰って来ないのでナオサラだ。

 

北海道からは、空の便で帰ってくる必要があるが

切符が取れないことよりも、三重県に空港が無いことが大きい。

中部空港は今一歩よくわからない空港立地だが

三重県人にとっては大進歩があるだろう。

 

さて

正月と言えば餅つきである。

我が家の餅は、揉むタイプの歯ごたえ重視型である。

揉まない餅は焼くときにすぐデレデレになるし

雑煮にしてもダラシナクすぐ溶けてしまうのが我が家の家風に

合っていないからだろう。

 

つまり、餅はコゲメがついていてこそ、香ばしく美味いのだ。

焦げる前にデレッとたれてしまい、網から落ちるような餅は

100歩譲ってゼンザイの具には許せるが

雑煮、磯辺焼、キナコ餅、お茶漬け等には

とても許されないのだ。

あくまでも「焼くことが基本」であるのが家風だ。

 

秘密にしてきたが

長男は、もの心ついた頃から、次世代を担う餅揉みとして

育ってきた経緯がある。

熱い熱い餅を素早く揉んでコネて弾力を持たせるのだ。

 

ついた餅は確かにネバリが出ているが、腰がない。

ついている時は性質上ブニョンとチカラが拡散されるためだろう。

しかし、程よい大きさにした後、板の上でしっかり揉まれると

ネバリ成分がより強烈に結びつくのだと思われる。

 

餅揉みのエキスパートは

左右で同時に二個の餅を揉めなくてはならない。

適度に体重をかけて揉まれた餅は

体重をかけているにもかかわらず、揉んでいる掌を外すと

弾力でグイッと甲高に丸く盛り上がるのが良いのだ。

てれっとしたままだったり、ノベターっと広がるのは

揉んだのではなくノシタだけであり、大変ヘタッピとされる。

 

もとより、両手でコロコロ丸めるのは団子であって餅じゃない。

 

オヤジ殿ですら、左手での揉みは甘い。

しかし長男は左手で箸が持てるせいか、左右で免許皆伝の

餅揉みができるのであった。

餅揉み三十年の年季はダテじゃない。

 

ただ、今回

鮮やかに揉むのとは別に、ちょっとした事件があった。

餅つき機から、揉みこみフィールドである

テーブル上へ餅を移す際

なんと、落っこちちゃったのであった。

こんなことは過去一度も無かったのだが

一度くらい起きても良さそうな事件であった。

我が家の歴史に残る事件と言えよう。

 

その貴重な事件は、長男により

こうしてしっかりと記録された。

 

それにしても、僕の餅揉み免許皆伝の腕前を

後世に伝えるためにも、子孫が欲しいモノであるなあ・・・

と思いもヒトシオである。

 


 

正月といえば、当然

初詣である。

 

中部圏には、人気を三分する熱田神宮、豊川稲荷

そして我が伊勢神宮がある。

 

今年は珍しく外宮(げくう)から参った。

家から車で五分くらいで外宮だ。

残念ながら、ここの写真は複数枚撮ったのだが

どれもピンぼけであった。

 

そして、内宮(ないくう)へ

こちらは、空もズイブン明るくなり

体もあたたまってきて、快適である。

毎年恒例の干支の木彫りをオヤジ様が授かった。

しかしまあ、結婚してない長男と違い、仲の良い夫婦である。

油断していると、いつもくっついている。

何を祈ったかはヒミツだが

今年は外宮と内宮で願い事を変えてある。

今年はイロイロとあるだろうから

アレコレと分業していただく必要があるのだ。

 

ぬかりなく、つつがなく、正月は過ぎていった。

五十鈴川は今年も静か。

 

しかし

よくよくヘッポコよばわりするファインピクス40iだが

つくづく簡単に良く撮れるカメラである。

ココまでの撮影は全て40iなのだ。

 


 

もちろん

言うまでもなく

安くて品揃えの良い、地元の釣具店もアマネク回り

掘り出し物をシッカリと購入してあり、

シーズン真っ只中のヒラスズキフィッシングに欠かせない

装備を充実してあるのであった。

シリーズがいよいよ終わるのか・・・
最近安売りされているブルーオーシャン
ヒラスズキに最高のルアーだ

人生に欠かせなくなった魚

ヒラスズキとヒラアジ、今年も釣るぞ!という気概は強くなり

人生の片棒を担ぐ、大切な原動力となっているから

今年はいよいよこの路線に順じて歩むことになるだろう。

 

まってろよ太平洋

まってろよ黒潮

 


↓ きわめて蛇足編


 

帰ってくるときは、これまで最悪の10時間半を要してしまった。

当社も荷担するETCだが、ちっとも意味なしである。

 

ただ、ひとつだけ発見があった。

東名阪道をあきらめ、国道23号線から

記憶の彼方にあった、伊勢湾岸道路の開通を小耳に挟んでいたので

使ってみたのだが、終点までは行けないものの

伊勢湾どころか、名古屋市街を大きく外回りしてしまう

東名阪と名古屋都市高速を利用した時より

ものすごい距離を稼げるのだった。

伊勢湾の沖へのびた埋立地をつないでショートカットするコースは

想像以上に快適で、前も後ろも貸し切りの上に、短距離という

スンバラシいルートであった。

どうせ足柄付近で40キロの渋滞なので、そのまま一号線を利用して

豊橋までいってみたのだが、バイパスなどが随所にあり

ずいぶん速く走れたものだ。

その後も東名に乗ったり一号線を走ったりしながら帰ったが

結局、440キロ走って60リッターの燃料の半分に全然届かないくらい

距離と燃費を稼いでしまった。

 

とはいっても、今度は絶対に巻き込まれないぞっ!

 

けどけど、燃費が捨て難い・・・

貸し切りで走る湾岸道路もスガスガシイ・・・

 


ではまた