うーじの畑をぬけて海へ行く

太平洋は流れも速く波も荒い

島の人はこの海を「大海」とよぶ

 

ほんのひととき

まったく穏やかな表情をみせる大海

そんなときだけこっそりと海へ入る

足元からいきなり数メートルあっても

全然恐くはない

すぐ届きそうな岩や海底まで

何もないような

空に浮いているようだ

 

  

ゆらゆらと光がゆれ

少しもお花畑のような珊瑚はなく

近くにいるようにみえる魚も

実は遠いようで小さいのはなお

なかなか目に付かない

久しぶりに潜った・・・というか・・・漂った海は熱い

ちっとも冷たくないので準備運動も必要ない

 

ヒトキワ青い大東ブルーは

珊瑚の砂が海底に広がったところ

 

なみうった砂に波の光がゆれて

   写真ではうまく写らない・・・

 

岩の間に小岩がつもっている

沖へ行くとやっぱり恐い

だから岸辺で泳いでいるのに

この岩の間はもう10メートルは深いのだから

高所恐怖症だと泳げないかもな

 

ぬるい海は流れもゆるい

不思議と透明度も鈍って見える

いっても

40メートルくらいは見えてしまう

深くても遠くても

ただあおい

 

大東ブルーの大海に出て暮らすひとたち

海人(うみんちゅ)

 

でも

たいていの島はリーフに守られて穏やかで豊かな海がある

 

やにわにすっぴんの太平洋

大海に出るんだったら

やぱっぱり

大海人だ

 

 つぎはもう少しうまく撮ろう

 

  


まれに、眠ったような大海になります。

けれども、島の人は入ろうとはしません。

大海と暮らす人たちの大海への畏怖の念は

我々やまとんちゅにはけっしてわかりません。

マグロとオキサワラだけをとる海人

港からマンタやクジラの見られる海

台風が来たら高さ何十メートルも大波が駆け上ってくる海

島の人たちはこの海を恐れ親しみ一緒に暮らしています。

 

シュノーケルがないのでそうとう苦しかったわけですが

初めてリバーサルフィルムで撮ってみました。

なぜかピンぼけが多くて不思議

また壊れたかな?カメラ。

36枚どりなのに、27枚で自ら撮影をきりあげて

さっさと巻き戻すという

勝手なカメラでした。

困るなあ、精密機械が南国系になっちゃあ。

 

そうそう

黄金週間には赤ん坊だったミクが

もう立ってました。

人間の成長もヒラアジに負けないくらいスゴイなあ。

ここでは4世代同居なんて普通だから

子育ての悩み・・・なんてありませんね。

 着々と成長し、着々と増えます・・・。

あったかい家族にどんどん子供が加わっていく。

 

いいなあ家族って。

 やっぱりいいよなあ家族ってやつは・・・

  

   それにしても、釣りたいなあ、魚・・・・

今度はサメにも負けない仕掛けしかないな

 新鮮なフカヒレってウマイんでしょうかね? 

 

ではまた