夏到来!暑い夏こそ長男の夏!ロマンの夏、味覚の夏!


暑いなあ、梅雨も来ないままに、一足飛びに夏が来ちまった

そんな夏を迎えている方も少なからずいらっしゃることだろう。(東日本)

(雲なんて今や空に珍しい・・・)

梅雨が過ぎた頃、梅雨の雨水をタップリ飲んだ穴子を釣ってシロ焼きにし

ビール片手にポン酢でハフハフ・・・なんてことを夢見ていたものの

ロクに雨が降らなくて、この暑さ・・・スズキすらこのあたりの枯れた川じゃ

釣りにくいだろう。

ココまで暑いのなら・・・我が家で手軽にできる娯楽と言えば・・・

そだっ!そーじゃった!柔良く剛を制す!心頭を滅却すれば火もまた涼し!

いやよいやよもイイのうち!そうじゃないかっ!

と、ココ一番ちからを入れて思いついたのが、サウナごっこであった。

唯一の冷房、扇風機を止め、玄関のドアも、窓も閉めると部屋はムンムン。

ただ、暑いだけだとバカみたいだったので、せっかく親のくれたメールに

イラスト付きで返事を書くことに。

額からも、あごからも、肩の後ろからも、あろうことか膝の下(前)からも・・・

冷静になるんだ、平常心だ・・・とタオルを肩にかけて、全身から噴出す汗に

耐えに耐える・・・。

キーを何度か打つたびに、体のどこからか汗が滴る・・・タオルでぬぐう・・・

ペン入力タブレットをセットする・・・汗がパソコンに滴りかける・・・

イラストを書く・・・腕に汗がにじむ・・・頭には冷えた一番絞り・・・窓をあけたときに

スガスガしい風・・・いかん、身を切る思いで書いてくれた親のメールだ!

何がビールだ!なにが風だ!返事、返事を書くのだ、おっとその前に

この心境をイラストにして送ろう!ということで、なんとかその場を乗り切ったのだった。

書き終わると、タオルは既に吸収力はゼロ、絞れる状態。

内心、このタオルの汗の中に、何パーセントか脂肪が出てないかなあ・・・

なんて考えたが、円心分離機もないし、検証しようにもドウシヨウモないのであった。

まあ、脂肪分がどれだけ出たって、さっきサウナごっこ前に買ってきた

夏バテ対策用の安ウナギの脂分には到底及ばないはずだが・・・。

分離した脂を見て満足する姿もまた珍妙な光景でもあろう・・・。

 

さて、そんなこととは別に

今年も勢い、夏休みは大東へ行くこととなってしまった。

迷っていたら、突如電話が鳴り、大東のトンボ男Oよりの入電だったが

つい行く事にしてしまったのだ。

夏の沖縄は台風も多く、コレが行き来には大変な事態を招くのだが

夏全開の沖縄の魚を釣り、汗をかいたときこそ真の美味さを発揮する

オリオンビールを口にするのが最高の楽しみでもあるのだ。

小笠原以来、使いつづけてきた仕掛け、これこそがこれまで様々な味わいを

楽しませてくれた仕掛けであった。

改造や、強力化をやめ、開き直って安売り三昧で揃えた仕掛けが功を奏し

あれこれと珍魚や名魚(マダイね)を釣らせてくれたのである。

割引セール品でありながら、僕の腕の延長となって、オッカナビックリの長男に

救いの手を差し伸べたのが、このスミス社製、ブローショット130Hである。

(130Hとは13フィート3.9mで60g以上のヘビーなルアーを投げられるの意)

糸を交換するだけでイロンナ魚が釣れるものである。

カンパチ、ヒラアジ、マダイ、アオチビキ、バラハタなどなど・・・。

ん?2年も使っているのに思ったほど釣れていないなぁ。

というのも、長男であるがユエに、厳密に道具を使い分けるわけで

とりあえず、本能的に2キロ以上になる相手に向けて使っているようである。

この竿は60グラム以上(実際は90グラム程度)を投げるのに耐え

20キロのカンパチに耐えている。(釣れてないけど30キロ以上の魚にも耐えてきた)

糸は、主に6号、25ポンド(引っ張り強度12キロ程度)や8号30ポンド(14キロ程度)

のを使い、魚の体や岩にあたる可能性のある先の部分は18号(0.7ミリ)を使っている。

大物を狙うのだと、ハイテクの糸を使ったりするけれど、磯で魚に引きずられた

経験から、僕はどうも、ナイロンの普通の糸をつかうのであった。

 

ただ、問題は魚を掛けることではない、普通は船釣りなどだと

誰かが救いの手ならぬスクイのタモ(網)を差し伸べてくれるけれど

僕は独りぼっちで釣りをするので、そうはいかない。

真の力を出してくれたのはこの玉の柄(磯中物用)であった。

本来は6mもの柄で、先にはタモ網が装着されるが、僕が使うのは悪役海賊風に

フック(ギャフ)である。

小笠原では、製品そのままで使ったので20キロのカンパチの重さで

ネジがだめになり、今は写真のように市販の金属製のネジを強引に付け替えてあるのだ。

ただ、市販の物そのままでは、一つ上の継ぎ手の中を通らないので

メッキを削り取って、わずかに厚みを減らし、調整して通るようにしている。

それと、ひとつ上の写真の下のもののように、場所によって、柄の中身だけを使い

現場で長さを短めに調整してから使うのが常である。

あれこれタメして、大自然の力にホンロウされた証しでもあった。

なにしろ、伊豆大島用の6メートルの柄なので、そのままでは長すぎることも多いのだ。

(大島では届かないこともあるにはあるのだが・・・)

  

ルアーの世界では珍しいと思うのだが

彼らこそ、生き証人???である。

ルアーはあまり長持ちしないのだが、こういう風に長生きするものがあって

数々の魚の歯の猛威に遭いながら、死線をくぐり抜けた物もあるのだ。

大切に、傷跡へ瞬間接着剤を流し込んで、次の釣りへ備えるのだ。

 

ふつう、今となっては南国で13フィートといった長い竿は使われない。

(僕は南大東のような荒磯では今一歩短いと思うのだが・・・)

男性釣師のほとんどがサラリーマンで、日陰暮らしのナエた筋力では

長い竿が扱えないこともあるし、流行りのボート釣りでは必要ないこともある。

ただ、鍛えずして南国に赴くのは、本来死にに行くようなものだ・・・・

と思うところであるが、時代は変わったようだ。

釣り如きで、何をバカな・・・と思われる向きもあろうが

それは釣りの相手(魚)を知らず・・・である。

相手は30センチのカスミアジから8メートルのホオジロザメ(ジョーズね)など

別段おどろくべきことでもない。あってしかるべきな世界なのだ。

今は、知らず知らずに分不相応でも、手軽に釣具はハイテク化し

相手かまわず釣り上げられるだけの「道具の強さ」はあるのだ。

サメに引きずり込まれて死んだ・・・なんて話しを聞かないのは

本土に住んでいるからで、実際は日常のすぐそばで起きている

ただそれだけである。

自分がそんなこと知らない!なんてことを常識としているのは非常識そのもので危険だ。

死んで気付くのは勝手だが、この長男のHPを読んで死んだら

親戚一同の集う祭壇に向かって、思いきり笑ってやるぞ。

 

ポレポレ・・・などと言ってはいるものの、本来は何が食うかわからない

メチャクチャな釣り・・・それが本土の釣りバカ人間の言うロマンであり

ムタイな夢なのであった。慎重になるにこしたことはないのである。

人間を超えた力を持つ魚など普通である。(釣れる数が少ないだけだ)

だから、結局、長男としては細い糸を選び、腰抜けだが自分の命を守りつつ

バカでかいマズイ魚をよそに、美味い白身の魚を狙うことにしたのだ。

長男の狩猟本能は、やっぱり味覚に起因するので

腰抜けと思われようが、ヘッポコと思われようが、中物!!!

これに尽きるのである。

うーむ、ひょっとすると、ロマンと言うよりは、実益といったほうが

本当だろう。

 

ちなみに、竿に付けているリールは

当初高額なシマノ・ステラ(実売価格56000円程度)だったが

今はダイワ・エンブレム(実売13000円以下の場合もある)である。

大きいが安いという、とってもお買い得な商品だが、問題もある。

スプール(糸巻き)がアルミ製で磯に置いた時に傷つきやすく、それによって

太くもない糸が傷ついてしまうのだ。

他にも、歯車が丈夫でないなども問題で、いざというとき取っ手が空転・・・

なんてことにもなりかねないのだ。

まあしかし、年に何回かしない釣りなので、コレで良かろうというのが

「長男の判断」であった。

それ以上に大切なのが、糸の出であって、上の写真の瞬間接着剤のすぐ下の

サバ色ルアーなど、すごい飛ばないルアーなのだが

糸の出の良い、この安リールなら、少しでも遠くへ飛ぶし

その下にある、普通でも遠くへ飛ぶルアーだって、さらに遠くへ飛ぶのだ。

ステラは糸巻き幅が短く、エンブレムは長い、ただそれだけである。

こんな格好のステラがあれば言う事なしだが、世の中、そう上手くはいかない。

こういうリールを作れば売れる!のだが、釣具メーカーはオタンチンだから

まだ作れないらしい・・・。

まったく、物の良し悪しを分からないメーカーぞろいと言っても過言ではない。

ん?ひょっとすると、こういうリールを必要としない人が増えているのかもしれず

僕の、長男の好みが、人並みではないかもしれない危険にさらされ

異端になっているのかもしれない・・・と言っても過言でもないのかもしれないぞ!

(今は陸から釣れないので、船から深海の魚をルアーで釣るのも流行りだ)

 

しかし、ルアー釣りというものは、本来、足元に魚が居る!と分かっていても

どうしても遠くへ投げたい衝動にかられるもので、

かつ、前述の、狙わないような凶悪な魚類にも対抗するわけで

安物で済ませられない、衝動サラリーマンのロマン世界も存在しているのであった。

遠くへ飛ぶことこそ、サラリーマンにとっての、第一の挑戦、第一のストレス解消で

本当はリールには大切なことなんだけどなあ、と思う、今日この頃的長男なのだ。

だって、ワザワザ餌を使わずに釣りをするのだ!と思い立つこと自体

タダ単に釣りたい・・・といったものとは本質的に違う欲望があるのだから。

せめて、仕事にはないダイナミックな活動を、釣りを通じてやり遂げたい!!!

などというカワイイが切実な野望にミチミチている・・・そういうモノに違いないのだ。

 

ちょっと面白いのは、以前も書いたが

この長男選定リールがヤワな歯車で安いのに世界で3番目に速巻きのリールで

この上位の1、2位のリールは全部、幅の狭い糸巻きなのがケッサクである。

(清水の舞台が必要な高級高速ステラ、誕生日に購入)

(上のステラと比べて糸巻きが巨大で浅く長いのがミソ)

つまり、いわば、安いのに幅広糸巻き世界一の速巻きリールなのだった・・・。

この分析が長男といっても過言ではない。

 

大事なのは値段ではない、長男マインドである・・・てなものでもないが

「自分の判断で選んだのだ!」ということが、命がけともなりかねない

意味不明な釣り浪漫に大切なことであろう、と考えているのだ。

まあ、最初は金を払った方が勝ちだ!と思うのが近道である。

自分の価値観が生まれるまではボーナスで買える範囲の高級品、

ココらが選びどころの納得&安心ポイントのオサマリどころだろう。


今回の仕掛け(磯の中物、あるいは図らずも大物用)

●竿 : スミス製 ブローショット130H (めずらしく、無改造)

●リール : シマノ製 ステラ8000H〜10000H もしくは ダイワ製 エンブレム5500

●糸 : ナイロン6号〜8号(ミノー、ポッパー使用) もしくは PE-2.5〜3号(ジグ使用) 

●リーダー(ハリス) : ナイロン18号(同上) もしくは 8〜12号(同上)

●ルアー : ペンシルポッパー、ミノー、ジグなど下の写真のものを利用することが多い

(ビールは魚用ではない、僕が飲む。念のため・・・)

●利用場所 : 伊豆大島(東京都)、南大東島(沖縄県)、小笠原/母島(東京都)

●釣れた魚(単なる自慢じゃねえか!!いや、事実でもあるのだ・・・だが自慢だ・・・)

美しい、カスミアジ(58〜85cm)

白身の、アオチビキ(50〜62cm)

人気の毒魚、バラハタ(40cm以上)

珍魚、マルクチヒメジ(40cm以上)

王道、ロウニンアジ(77cm)

例外的な夢の王道、ご存知マダイ(58cm)

なぜ釣れたのか疑問的王道、ヒレナガカンパチ(123cm)

近くの釣具店で買ったりした特価品コンビネーションながら、大した釣果であった。

これぞ、長男ココにあり!と言える目利きと運と勘に酔いしれたい気分であるが

2年間で、こんなモンである・・・決して自慢できるようなモノではない。

だが、そんなであっても、ナントカなる!この仕掛けならナントカなるさ!

つまり本州で食べられない美味しい魚を求める旅に出るとき

ナンクルないさ!(沖縄語)と安心できる最高のタックル

だから、なんくるタックルなのである。

こういう事は何かの参考にはなっても鵜呑みは禁物!

マグレ連発な長男の仕掛けなので、良い子は真似しないように。

(自分の知識の至らない夢の釣りフィールドへ挑む勇気ある釣り人へささぐ)


ではまた