ヒラアジング はじまる

 


天城町総合運動公園の北西の角地、トリトリデッキのすぐ下は、満潮時に海となる。

 

そこを泳ぐ魚たちを眺めるにつけ・・ 見えている魚は、本当に釣れないのだろうか?

と思い始め、まずチヌ/ミナミクロダイを釣ることに成功した。

ただ・・ イノーを泳ぐ最大の種は、3キロをゆうに上回るオニヒラアジだった。

 

幸い、徳之島町の浜で、オニヒラアジの釣り方は覚えたが・・ それではサッパリ釣れぬ。

あれこれルアーを替えたり、ハリス/リーダーの太さを落として試しても、全て見切られた。

浜の波打ち際で食ってくるのは、ほどよく砂が舞って釣り糸が見え難いから、と想像する。

 

2014年9月に、浜で3キロ越えのを水揚げしてから6年半、ようやくイノーで水揚げ。

そこそこサイズの58センチ、2.1キロ。 2021年4月14日は記念すべき日になった。

見てのとおり、すっかり日が昇った8時過ぎのこと。

 

道糸はPE0.8号、ハリスはフロロカーボン3号なので、まずまずの細仕掛けである。

 

しっかしま゛〜

この一尾だけは、後にも先にも・・ 尋常な引きではなかった。

これまで味わったことのない、フルスピード?で狂ったように突っ走りまくった!!!

 

ドラグ設定はかなりユルめにもかかわらず、竿は軽々とのされてしまい、

96バイオマスター XT4000のドラグは限界を超えスプールが震え、まともに糸が出ぬ。

震えが止まると糸が出て、そのせいでまた震える・・ の繰り返しに当惑したものだ。

浜の4キロオーバーでも、まったく起こらなかった現象だったし。

 

この現象には、さすがに肝が冷え、リールのドラグ性能を見直すしかなかったから

次回から、速巻きでイノーには向かぬが、11ツインパワーXG 4000を投入することに。

わが家で最新モデルのハズが・・ もう10年も前のモデルなんだなぁ。

 

大切なのは、本当にこの釣りが確立できたとするには、3尾くらい釣ってから、だと思う。

いつからか・・ 島の子らに釣ってもらいたいと念じてきたこともあって、結論は慎重に。

 

意気込みとは別に、この時節のオニヒラアジには、とても脂が乗っていることを知る。

胃もたれレベル・・ と謂っても、まったく過言ではない。 ホンマに胃もたれしたし。

 


 

4月26日、7時過ぎ

二尾目は、二投目に食ってきたが、果たして妙なことになった。

ジグヘッドリグのカーリーテイルがピラピラ泳ぐよう、遅くズルズル引いていたときだ。

 

浜の波打ち際の猛烈なダッシュ対策として求めた、ボーダレスBB 磯4.2mの細竿に、

ドラグが滑らか過ぎる?ツインパワーと謂う未知の組み合わせだったから、

竿の曲がりと、糸のテンションの関係を、どう活かしていいかサッパリ判らない。

走られるだけ走られ、100メートルあまり先に沈んだ流木にからんだらしく・・ 万事休す。

イノーで根がかりは無いハズだったが、オニヒラアジはイロイロとやってくれる。 

 

ドラグをゆるめて放置するしかない。 最悪、引潮に回収に行く覚悟をして竿を置いた。

いやはや、とてもルアー釣りの風景ではないね。

 

近くの岩で休むクロツラヘラサギなどを撮影していたら、イノーの出入り口を目指したか

遠ざかる方向へ泳ぎ始めたようで、糸がスルスル出ている!?

あわてて取って返し、竿できいてみると・・ からみから解かれているような。

ここぞとばかりグイグイ寄せにかかる。

タックルのしなやかさは、少々の無理くらいなら吸収してくれると覚ったのと、

さしたる大きさでもないのに、完全に主導権を奪われたことに、ブチキレタのもある。

 

んだが・・ 実のところ、不意のダッシュが怖いので、ある程度ドラグをしめたところで、

スプールをたなごころで押さえて止め、竿の柔らかさをアテにして、意外と慎重に。(笑)

 

このときばかりは、さすがに49分間が長く長く感じられたものだった。

計量してみて、やはりガックシ・・ 56センチ、1.7キロしかない。

 

沖縄のユーチューバーには、60センチで巨大魚らしいから、もしかして大物か?

ゼータクは敵なのか???(笑)

 

そもそも、ルアーに相応しからぬ磯竿を用いるのは、足場が高く、糸を寝かせられるから。

ジグヘッドの直前から立ち上がるハリスがあると、見切られやすいのである。

 

糸の太さもさることながら、主な濁り成分である、泥の表面に生息する微細な藻類が、

満ち潮で泥もろともはがされ、ハリスや結び目に付着してしまって、見えやすくなるのだ。

 

さておき、長く、しなやかな竿でのやりとりは、視覚的にも楽しいではないか!(笑)

欲を謂えば、持ち重りがするから、カウンターウエイトを竿尻に装着したいところ。

 

それに、始末の悪いシマッチュが残した、意味不明の鉄枠をかわしやすくなる。

毎度のように、この向こう側をすり抜け、切られそうになって愉しい、M専用施設?

 

とりあえず

川崎にあるフィッシング中原で求めた、もはや幻の? エコギアを食らうのは判った。

まさか、こんな色のを好んで食ってくるとは・・・ 色より、濁りとの明暗の差か?

どうも、ボディの細さに比べ幅広のテールなのが、アピール度を高めるらしい。

 


 

記念すべき3尾目は、6月12日午前のことだが・・

さらにサイズダウンするハメになりそうな気が、せぬでもない。

 

その朝は、雨も上がり穏やかに凪いだ。

寝姿山が、どっぷり雲に隠れているから、半端でなく湿度は高いんだが・・・

 

今回は、前週からテストを始めている、ヘビキャロで狙ってみた。

グラブは、おそらく前世紀に求めた、スライダーワーム。 上州屋川崎北加瀬店だったか・・

ナチュラルカラーという名目で、不良在庫を活用できゃしないか、下心マンマンだった。

 

いつものようにトリトリデッキの角地から竿を出し、四投目に食ってきた。

あれ゛?

柔らかいボーダレスなのに曲がりもせず、ギラリ光ったヒラアジが走りゃしない・・・

 

適確に、例の不始末な鉄枠に向かいパツンをもらうにつけ、肝が冷える。

上から眺めている以上に水中は濁っているから、なぜ離れた鉄枠を認識できのやら。

 

もしかして、地形を記憶し、地磁気などから、どこを泳いでいるか分かっているとか?

回遊魚は、ナニかを知覚して、回遊ルートをたどるハズだろうし。

 

磯のように、水中深くのシモリにからんで糸を切ろうとするのとは違って、

見えている障害物を気にしながら釣るぶんには・・ いかにも安っぽいゲーム風。

そうなのだ、イノーはほぼ二次元の釣りになるのだ。

 

独特のサイトフィッシング感覚と、長いやりとりを前提に掛けた際のプレ・スリル?は

クセになってしまう。

 

これまでとは明らかに異なって、引きは弱いし、やたらに首を振って外そうとする。

ものの・・ わずか4分?ほどで水揚げとなり、プレ・スリルが早々にムダになった。

ともあれ、ヘビキャロと謂うか・・ ブッコミまがいの仕掛けを用い、ハリスを寝かせたのが

バッチリ効いたようだ。 また一歩、進んだ気がする。

 

ならば当然

短竿でも十分なんだが、やはり長竿のしなりはロマンだから、ヤメラレン!!!(笑)

現代の、チンチクリンな竿が好まれるルアー釣りでは得られぬ、至高の愉しみである。

 

手応えの違いどおり、同じヒラアジながら魚種は違っていた。

背びれだけが長いから、イトヒラアジだろうか? よく判らない。

ヌメリが強くて驚いた!

 

計量すると、52センチ、1.7キロないくらい。

先のオニヒラより4センチ小さいが、重さはほぼ同じで、小顔でフォルムがキレイだ。

 

ウンブキアナゴでお世話になった、生命の星・地球博物館の瀬能先生にたずねたところ

予想していたイトヒラアジでなく、テンジクアジと同定された。

長い背ビレの後ろに点々とある白黒のパターンを数えると、軟条/ヒレの骨の本数が判る。

テンジクアジは20〜22軟条、一方イトヒラアジは18〜19と少なめだそうだ。

いづれにしろ、同じ科・属で、ほとんど変わらないから、当然ぱっと見では判りづらい。

内地の魚で例えると、スズキとヒラスズキほど判りやすくなく、ブリとヒラマサ・・ いやいや

マダイとチダイ、養殖アユと天然アユあたりだろうか。

 

ぶっちゃけ

ラーメンと中華そば、鶏むね肉とささみ、スパークリングワインとシャンパンのレベルだ。(笑)

南国では、ツバメコノシロとナンヨウアゴナシと謂う、正しい? 例えがあるんだが。

ムナビレにあるヒラヒラした筋状の遊離軟条が5本か6本かの差、なのである。

 

ロウニンアジやカスミアジ、オニヒラアジなどはアジ亜科・ギンガメアジ属で、

イトヒラアジ、テンジクアジ、ナンヨウカイワリはヨロイアジ属だったりと、いわゆるヒラアジも

分類上はいくつかに別れている。

 

とちらにせよ、ネット情報ではシマアジ並みに美味いらしく、とっとと味わってみる。

自然にムフフがこみ上げるほど、上品に美味い。

オニヒラアジと比べ、うま味が段違いで、筋繊維のキメも細かい。

刺し身の表面のツヤから、繊維がザワついていないのが判っていただけるだろうか?

 

汁の味わいも、濃いめの味付けに十分応えるコクがある。

見てのとおり、脂の乗りも上々、さりとてクドイほどでもない。 ともかく上品なヒラアジだ。

これほどの上等なヒラアジがイノーに入ってくるのなら、確立はさておき、続けたくなる。

 

ナンヤカヤで3尾に至り、仕掛けはやや変わったりしたものの、釣り方は一応の確立だ。

人生において、感慨深い1尾となった。 しかも、美味すぎるくらい美味かったし。(笑)

 


 

ブッコミまがいのヘビキャロで水揚げできたから、さらに、島の子ら向けにアレンジ。

亀津にあるホームセンター「ニシムタ」で手に入る、エコギア・ロックマックス4インチと、

地元の釣具店「釣り健」で1コ売りしているナス型オモリで「ナスオモリグ」を組んでみた。

小ぶりなオモリで、1コ 15〜20円なのが嬉しい。 ムダに、数個入りを買わずに済むし。

 

しかしながら

イノーのヒラアジは、惜しいところで食いつかず、またしても見切られてしまっている。

ロックマックスが大きいのと、テールが厚めで動きが足りないのが原因・・ だろうな。

ロックフィッシュのレンジ、水圧がかかったところでのアクションを想定しているからか?

 

7月12日、天候海況が整ったので、島の反対側の浜で投げてみることにした。

ツバメコノシロらしきアタリはコンコンあるのに・・ いつものジグヘッドリグでないからか

波打ち際でもまれるソフトルアーへ食らいついくも、プルンと逃げられているらしい。

ルアーに逃げてもらっては困るんだが、硬めのソフトルアーだから弾くのだろう。

 

それでも、ナスオモリグこと、ブッコミ系ルアー仕掛けの効果を見定めるため、ねばる。

やがて・・ 波足のなか小魚を追う、3尾のオニヒラアジが殺到した直後、食った!?

数メートル離れていたんだが・・・ よほど食いが立ってしまうシチュエーションのよう。

 

そんなこんなで10時過ぎ、正しい炎天下での水揚げとなった。

穏やかだったから、乗せて水揚げする波がやってこず、慎重に5分ほど弱らせてから

浜へズリ揚げた51センチ、1.2キロ。

 

先のテンジクアジは、1センチだけ大きい52センチながら、500グラムも重かった。

 

一見、イノーの釣果とは関係ないものの、島で手に入るエコギアを食うのが確認でき

これはこれでタンパク源の調達とともに、一石二鳥なのである。(笑)

 

負け惜しみではないが、刺し身の味わいや舌ざわりは、このくらいのサイズがイイ。

むしろ、このくらいのサイズを狙いたくても・・ そうもならん。

 


 

7月14日の朝、とゆ〜ても10時過ぎで・・ 正しい炎天下に釣りはじめる。

釣れてきたグラブと同型ながら、色違いの不良在庫を、リサイクル投入することに。

またしても、ついつい悪いクセが発症したのである。

 

まったく釣れる気がしなく、30分あまり経って、トリトリデッキの角地から20mくらい東、

駐車場の前へ移動してみる。

 

反省しながらズルズル引いていたら・・ 手前の水中でギラリとヒラアジが光った!?

あわてて竿をしゃくって合わせると、乗ってる!!

たいがいなサイズなので、トリトリデッキの角に回ってブチ切られるワケにもいかず

駐車場から角地へもどり、フォアグリップへ持ち替え、強かな引きに対する。

 

掛かったのは、60センチオーバーのオニヒラアジのハズで、長丁場になりそうだ。

 

ラテオシリーズ中、最弱シーバスロッド 86LL-S・Q は、細短く食い込みは良いが、

タメは利かぬぶん、引きが腕にガンガン来るし、ほとんどドラグが仕事をする感じだ。

 

なすすべもなく・・

軽く100メートル以上沖へ走られ、やっと弱りかけた瞬間、パツっと手応え?!

のあと、フッと軽くなり・・ イキナリ糸を切られたか、ワケがわからなくなった。

 

できることは、ひたすらリールを巻いて、魚が付いているか確かめるだけだ。

はじめて、高速巻きが役に立つ時節が到来したようだ。(笑)

 

巻いても巻いても、モワッと重いだけで、どうにも破れたレジ袋のような感じであり

よくよく竿で聞いてみるも・・ 魚は付いているか微妙で、手前へ泳いでいるのか?

 

何べんか、もときた北へダッシュするも、わりとスンナリ穏やかに寄ってくる。

のだけれど、あの鉄枠の向こうへ、まんまと走っていくのである。

数十センチしか見通せぬ濁りの中、どないして鉄枠へ向かうことができるのだ???

 

幸い? よほど弱ったために手前へ寄ったようで、鉄枠の角へ糸が掛かったとき、

ヒラアジの口にグイッとテンションが加わったら、あろうことか嫌がって、Uターン!?

 

コンナコトモアロウカト・・ オモリの擦れるとこをフロロ5号に強化してあったから、

ソコが鉄棒にジャストミートしてくれた。 いやはや、まさかの計算通りだ・・ (笑)

 

その様子から察し、グイグイ寄せられた。

イノーで最大の釣果だけに、嬉しさはヒトシオである。

2号フロロが切れやしないか、心の片隅でヒヤヒヤしつつも。

 

足もとで、サッとタモ入れすると、ズッシリ!

この重さ・・ どこかで?

懐かしい、伊豆大島のヒラスズキ以来の手応えだった。

 

それもそのハズ、17年前のヒラスズキは60センチ、3.1キロ、今回のオニヒラアジは

66センチ、2.8キロだから、すっかり鈍った私にとっては、同じと感じても仕方ない重み

だったのではなかろうか。

 

実は、ギャフで大型の魚を捕ってきて、タモでは65センチのヒラスズキが最大だったから

タモ入れ人生で最長となる・・ 地味な新記録釣果でもあった。(笑)

 

さておき

この一尾は満足いく。 去年くらいから、5キロを超えそうなのを見かけていたとしても。

 

ようやく、イノーのヒラアジを、自分で考えた仕掛けや引き方で、筋道がつけられたのだ。

見切られないよう、ハリスは2号に落としていたから・・ しっかり達成感がある。

 

グラブの尾っぽを効果的に動かすには、やはりジグヘッドリグが相応しいんだが

濁りに汚れ、見えやすくなるハリスが立たないようにするには、ヘビキャロ系が

好さそうに思い、判断した仕掛けである。

このごろ流行の、ヘナチョコ短竿との相性も悪くない。

ただし、リールのドラグ性能によるところが大きいと思う。

 

ルアーの引き方は至ってシンプルで怠惰な、ただの遅いズル引きである。

要はカーリーテイルの動きが、ゴカイがフヨフヨ泳ぐくらいのイメージで引くだけで

特別なアクションは一切加えないし、その必要もないと思う。

 

そもそも

イノーのヒラアジングは、繁殖前にメスの食いが立つシーズンのみ有効らしく、

8月になると、めっきり食いが悪くなってしまった。

実釣できるのは、長くても3〜7月の間、5カ月弱の大潮〜小潮の初日くらいしかない。

浜では、わりと秋でも関係なく釣れるが、イノーは止水に近く、警戒心が強くなるらしい。

 

 

かててくわえて・・ なんだが

オニヒラアジは、こつこつ小ぶりなエサを食らう、ロマンが通じない慎重派だ。

ボラをよう壁に追い込み、ガバガバ食らうようなシーンを見かけるのに・・ である。

 

砂浜の波打ち際なら、波の動きや濁りの変化で、今だ!と瞬発的に食らいつくが

イノーではそのようなタイミングは起こらぬから、オニヒラアジは慎重なまま。

 

それを踏まえつつ・・ フツーに明るい時分に釣ろうとするワケだから

私の神経もたいがいだ、とは思うが。(笑)

 

明るい昼日なかに釣るのには、明確な理由がある。

内地の大潮とは、緯度経度が違うからか、島の大潮は内地の中潮のタイミングだ。

冬至の前後でもない限り、ずいぶん明るくなってから大潮の満潮が来るのである。

 

イノーは、干潮になると干潟になってしまうからか、満潮の潮どまりとは関係なく

ひたすら、泳いでいるヒラアジの前でルアーを泳がせるだけだから、日差しがあれば

狙いやすくなるのは自明の理。 無論、ヒラアジは食事のためイノーに入るんだから

エサらしきを見かければ、必然的に食いつきに来るワケである。 慎重に・・・

 

そしてやはり、昼の釣りはロマンだ!(笑)

 

 

一方で

島の子らにヒラアジを釣ってもらいたい計画については、行き詰まっている。

エギング・タックルと兼用できれば・・ と考えていたものの、竿もリールも向いてない。

竿は極端に硬く、魚を釣るのは難しいし、リールは0.8号を200m以上巻けない。

 

島の子らに、実際どのようなタックルで釣りしているか、たずねてみるしかないが、

思うに、リールはダイワのレガリス4000番が、コスパが高すぎて極まっていると思う。

4000番なのは、巻き糸量よりも、やや重めのドラグだから、スプール直径からである。

竿については、なんとも、どうにも悩ましい。

シーバス用の、5グラムからキャストできる9フィート前後の竿で、大丈夫だろうか?

イノーにしろ浜にしろ、存外食いつき慎重だから、硬い穂先が心配である。

 


 

私の釣りは、最初っから食らうのが目的である。

無論、苦労して釣った方が、美味いにきまっている。(笑)

オニヒラアジの美味い食べ方は、焼きもあるが、漬け丼に極まると思う。

 

小ぶりに刻んだのを、島唐辛子も加えて2〜3日どっぷり漬けておく。

季節の野菜や薬味とともにぬるめの飯へ乗せ、漬けダレにレモン果汁をたっぷり・・

爽やかな酢飯のようになり、漬けのうま味が際立つ。

たいがいレモンが買ってなく、ポッカレモンでゴマカスが・・ それでもイケル!

 

ルアー釣りには、釣れそうにないのを狙うロマンと、美味しい魚のセットがお得だ、

ロマンを究め、美味い魚に舌鼓、さらに自慢話、これこそ中二病ルアー釣りの醍醐味。

 

まだ道なかばで、イノーでテンジクアジなど美味い魚が、どのくらい釣れるのか・・

いささかロマンが残っているし、デカいマツダイを、見かけたこともあるし

今もって見知らぬ魚が入っていくる可能性は十分にあるから、楽しみはこれからだ。

 

いかんせん

オトコマエなヒラアジを狙うための、細身でテイル広めの3インチ・グラブが

ほとんど売ってなく、そこが悩みの種となっているんだが・・・


ではまた